雁坂峠〜雁坂嶺〜破風山〜木賊山(奥秩父主脈部分縦走)
- GPS
- 06:28
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,834m
- 下り
- 1,810m
コースタイム
10:13 沓切沢橋(林道終点)
11:29 雁坂峠
11:55 雁坂嶺
12:32 東破風山
12:47 破風山(西破風山)
13:12 笹平(破風山避難小屋)
13:35 サイノ河原
13:56 戸渡尾根分岐
14:00 木賊山 〜 戸渡尾根
14:50 近丸新道・徳ちゃん新道分岐 〜 近丸新道
15:47 近丸新道入口
16:00 西沢渓谷入口バス停
天候 | はれ (主脈上ではガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:西沢渓谷入口 〜 バス 花かげの湯 〜 タクシー 塩山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:近丸新道入口に有り 道の状況: ・沓切沢橋〜雁坂峠:渡渉個所四か所は、飛び石で濡れずに渡れました。しかし増水時は注意が必要だと思いました。 ・雁坂峠〜破風山:特に危険な個所はありませんでした。ただし岩稜帯は、濡れると滑ると思いますので注意が必要かと思います。 ・破風山〜笹平:破風山山頂からすぐに岩稜帯の急な下りなので注意して進む必要があります。濡れていた場合は細心の注意が必要です。 ・笹平〜木賊山:時々登山道が大きくえぐれている箇所があり、段差が大きくなるので、足の踏み外しに注意が必要です。 ・戸渡尾根:急坂なので一歩一歩確実に ・近丸新道:ヌク沢の三か所の渡渉の中ではじめの二か所は、金属製の板が渡されていたようですが、どちらも壊れておりました。私は幸い渡ることができましたが、増水時は厳しいでしょう。三か所目は細い流れなのでよほどの増水でない限り問題ないかと思います。 また、ヌク沢を過ぎた後、ところどころ道が崩落しておりましたので十分注意して進む必要があります。 |
写真
感想
天気予報で晴れ間を求めた結果、今日は奥秩父へ訪れることにしました。
以前から温めていた今回のルートですが、バスの時間との勝負になることから、時計回りか、反時計回りか悩みましたが、少しでも時間を短くするためにコースタイムで時間の短い反時計回りを選択しました。
塩山駅からのバスは、混雑を予想していた私をあざわらうかのようにかつてこの路線で経験したことのないわずか乗客5人での出発となりました。しかも他の4人の乗客はすべて乾徳登山口で下車されたので、そこからは私の貸切バス状態で運転手さんからいろいろお話を聞かせていただいて楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
道の駅みとみの入り口で下車させてもらいいよいよスタートです。舗装された道を歩いていると前から人が歩いてきました。挨拶を交わしすれ違った後に気付いたのですが、TVで見覚えがあるお顔で甲武信小屋の小屋番の方でした(帰りの山梨市営バスの運転手さんの朝の便の乗客だったとお話されていたので私の記憶は間違いなかったようです)。その後も林道終点で小休止したものの順調に高度を稼いで、予定以上に早く雁坂峠に到着しました。今日は残念ながらガスっていましたが、となりの雁峠とならんで私のお気に入りの峠の一つです。
ここからいよいよ主脈に入ります。昨年雁坂峠を訪れた時はとても天気が良く、まじかに見える雁坂嶺がとても急峻なところを登るイメージがありましたが、今日はガスって見えないせいか、それほどあえがずに頂上に立つことができました。雁坂嶺あら東破風まではさほど苦労もせずに到達しました。東破風から破風までは岩稜帯を進みますが、ここもアップダウンはあまりなく順調に進みました。破風からは一旦急坂を下ります。おそらく天気が良いとするどく傾斜した斜面と正面に見える木賊方面の対比で絶景かつスリリングなのだと想像しますが、今日はその片鱗を見させていただいたに留まりました。慎重に下っていくと間もなく笹平の避難小屋に着きました。笹平というくらいなので当たり前なのですが、何で急峻かつ岩稜帯の地域にこのような幻想的ともいえるような場所があるのだろうかと感心させられるような素晴らしいロケーションでした。後ろ髪を引かれる思いで笹平を後にして、いよいよ本日最後の登りに挑みます。ここまで来ると疲労も蓄積されていたようでpペースが落ちてきました。ようやくのことでサイノ河原に到着して景色にも励まされて、何とか木賊山までたどり着きました。スタート前は、あわよくば甲武信までとの思いも正直ありましたが、木賊山に至ったときは躊躇なく「今日はここで引き返そう」と思い、すぐに下りの途につきました。それからは、戸渡尾根、近丸新道と急坂をひたすら降り続け、なんとか最終バスに間に合うことができました。途中天気もさらに良くなり、思いもしなかった富士山頂も見ることができて有終の美を飾ることが出来ました。
最後に今日のコースですが、歩いてみた結果として、時計回りが正解だったのではと思いました。理由は、戸渡尾根、近丸新道ともに急峻な坂道であり、登りで疲労した足にはかなり応えました。また精神的にも疲労したところに約1時間半の連続した気を抜けない急坂を進むのは結構こたえました。高度マップを見ていただけるとわかりますが、約1000m一気に下り通すのは結構しんどいです。他方、雁坂峠からみとみまでは、比較論ではありますが、同じく高度マップで見るとまだなだらかです。さらには途中からは舗装道になるので足のクッションはなくなるものの歩きやすさから言うと精神的な疲労も含めて、こちらの方がよろしかったかなと思った次第です。
本日の温泉:山梨市営 花かげの湯
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する