浄土平から一切経山と東大顛周回
- GPS
- 24:46
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,332m
- 下り
- 1,317m
コースタイム
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 9:55
天候 | 快晴 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
20kmを超えるロングルートのため、早出は必須。全般的にアップダウンは少ない。浄土平から一切経山までと、鎌沼から浄土平までは登山者多く歩き易いが、それ以外は水たまりが多く、ドロドロの道。登山靴よりも長靴のほうが歩き易いと思われた。 |
写真
感想
9月19日(日)
浄土平の駐車場には5時前に到着。まだ暗く、外気温は7℃。今シーズン初めて1桁の気温を見た。準備の後5時ちょうどに行動開始。暗いがヘッドライトなしで歩き始める。ビジターセンターの脇をとおり、木道を歩く。しばらく進むと木道がなくなり本格的な登山道が始まる。この頃日の出の時間を迎え、あたりが明るくなる。天気快晴で、今日は登山日和になりそう。鎌沼との分岐のところに避難小屋があった。中はきれいで泊まれそう。ここから一切経山への登りが始まる。ざれていて少し登りづらいが距離は短いし標高差も大したことはなかった。6:15に一切経山に到着。風が少しあるが、展望はよい。山頂付近をうろうろ歩いて周囲を見渡す。北の方へ向かうと五色沼が見えるが、最初下るところがよく分からなくて少し時間をロス。無事見つけて五色沼へ下降開始。降りきったところで今日初めての小休止。座って麦茶を飲みパンを食べる。紅葉はこの五色沼のあたりはけっこうきれいで、沼の水の色と合わせてなかなか良かった。少し進んでは写真を撮るので、ペースが落ちた。高湯温泉方面との分岐を見送って家形山に登る。ピークがどこか分からず通り過ぎる。
家形山付近までは、登山道は歩き易く明るく、天気もいいので楽しいハイキングだった。しかしこの先は、昨日までの台風の影響か、登山道のそこかしこに水たまりができていて、それを除けながらの歩きとなった。ペースは遅くなるし、シューズは泥まみれになるし、全く大変なところへ来てしまったと実感。しかも樹林帯歩きのため展望は全くなく、せっかくの快晴の天気なのに全然楽しめない。特にZさんはおでこを樹木に強打して、たんこぶを作っていた。ドロドロの道でたんこぶとは、可哀想としか言い様がない。口数少なく進むしかなかった。泥濘の道を歩みは遅く、歩いても歩いても距離が稼げなかった。途中、烏帽子山の付近だけは樹林の外に出られ、岩場からこれから目指す東大顛も見られたが、それは例外で、烏帽子岳を下ると再び泥濘の樹林帯歩きとなった。この道は二度と歩きたくない。
大倉新道との分岐まで来ると、東大顛の山頂付近まで木道になっていた。樹林も切れ明るい太陽のもとでの歩行を楽しむ。10:20に東大顛到着。ここに至るルートは明るく開放的で、紅葉も見られたが、東大顛のピーク自体は樹木に囲まれていて展望もなく地味だった。だいぶ時間が押していたので、山頂標の写真を撮っただけで下山にかかる。分岐まで戻り大倉新道を下る。もう泥道はないかと思ったが甘かった。この先も谷地平付近までは相も変わらず水たまりと泥の道。こんなひどい道を選んでしまい、あらゆるものを呪いたくなる気分だった。でもとにかく進むしかない。谷地平の避難小屋付近では数カ所渡渉があり、ハイカットブーツのZさんは問題なく渡れたが、自分はローカットのシューズのため、結局浸水してしまった。というよりここまでで既に泥道のため、シューズのなかはだいぶ湿っぽくなっていたのだが、数度の渡渉で完全に水に浸かってしまった。もう泣きたい気分。ずぶ濡れのシューズでチャプチャプ音を立てながら進む。谷地平にはきれいな湿地もあり、木道歩きは楽しめたが、それが終わると姥ヶ原へ向けて泥道の登りとなった。大した登りではないが、ここまで泥道に散々苦しんだ後となっては、登りは決して楽ではなかった。無事分岐に到着し、最短ルートで駐車場へ戻ることにする。鎌沼は以前一度訪問しているのでパス。木道歩きと、それが終わると再び泥濘ロードを歩いてビジターセンター横に到着。駐車場は満車状態。凄い数のクルマだった。出発から約10時間後の14:56に行動終了。とにかく泥に苦しめられた10時間だった。
駐車場にて最低限の後片付けをし、クルマで浄土平のキャンプ場へ移動。駐車場はこれから入ろうとするクルマで渋滞ができていたほどだった。吾妻小屋にて受付後、クルマからキャンプ道具一式を取り出しテントを設営。これでようやく寛げる。着替えたり顔を洗ったりした後に夕食。今回は重量のくびきがなかったため、色々食材を持ち込めた。食後ストレッチやマッサージで疲れをした後19時頃に就寝。中秋の名月が近かったせいか、月が明るい夜だった。
9月20日(月)
4時起床。自分としては珍しくテントで熟睡。初めてと言ってもいいかもしれない。着替えだけ済ませた後クルマで浄土平へ向かう。5時少し前に歩き出して吾妻小富士を目指す。既に多くのハイカー観光客がご来光目当てで登っていた。自分達も東の方向が開けたあたりで止まり、しばし日の出を鑑賞。風が少しあって寒かったが、ジャケットは着ずに済ませた。Zさんは防寒装備ばっちり。日の出後は吾妻小富士の火口を一周してクルマに帰り、更にキャンプ場へ戻る。朝食後テントを撤収し、兎平の駐車場へ移動。天気良く日照もあったため、ここで濡れ物を乾燥させる。ここでテントの乾燥ができ、帰宅後の仕事が減ったので大変助かった。後片付けを終えた後、次の山行地である安達太良山方面へ移動。
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