浄土山から雄山、内蔵助谷から黒部ダムへの紅葉山行
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fyp8ee28b053b69ee5.jpg)
- GPS
- 21:08
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 2,294m
- 下り
- 3,273m
コースタイム
10月6日 浄土山南峰3:14-3:36一の越-4:34雄山4:47-5:11大汝山5:22-6:16内蔵助山荘6:44-10:32標高2000m地点11:14-12:44内蔵助平14:19-18:09内蔵助谷出合
10月7日 内蔵助谷出合5:01-6:18黒部川の橋6:37-7:32黒部ダム駅-7:54黒部ケーブル黒部湖駅
天候 | 5日:曇り、6日:晴れ、7日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
内蔵助山荘から内蔵助平までは急坂多く、マーキング、固定ロープによるコース整備はされているが、大きな段差を解消し階段をつけるなどの親切な整備は殆どなされていない。内蔵助平から内蔵助谷出合までは概ね右岸谷沿いの道で部分的に急斜面、ガレ場、崩壊地の通過が多く、整備状況は上記と同様。 |
写真
感想
紅葉を満喫するコースとして下り基調の楽しい山旅のつもりであったが、まさかの同行者不調大バテでビバーク泊追加のちょっぴり辛い山行に終わった。
10月5日 朝から曇りで午後に雨の予報もあったので宿泊目的地に早めにつく計画とした。紅葉見ごろの弥陀ヶ原はバスから眺め、室堂周辺もなかなかなので、一旦荷物を置いてみくりが池から室堂山荘前をとおる一回りの散策を行い、再び室堂を出発して室堂山コースで浄土山へ。ついでに龍王岳も往復してそれでも正午前だが本日行動終了とした。
10月6日 浄土山から黒部ダムまでの標準コースタイムは9時間、富山側に戻ってくる最終ケーブルは16時発である。同行Aさんは速く歩ける人でないとは分かっていたが、12時間位かければ十分行けるだろうと思い、3時出発とした。星空の下一の越に下り、雄山へ登る。室堂から登ってくる人たちのランプが見える。大汝峰あたりで白けて来て、真砂岳への稜線に下りる所で日の出を迎えた。内蔵助山荘で一服したところまでは標準タイム+休憩時間程度で来ていたので、これなら余裕だとこの時は思っていた。
内蔵助山荘からカールの中に斜めに下る踏み跡程度の道を行く。ちょっとしたガレ場、雪田渡りから次第に尾根筋の道へ、天気も景色もよく上機嫌であったが、標高2500mから下の急坂地帯を行く間にAさんの歩みがだんだん遅くなった。Aさん去年までは山歩きの実績があったが、今年の夏場は登ってなく、トレーニング不足と体調不良とで、そして段差の大きな急坂連続で、急速に足に疲れが出たようだ。標高2000mで大休止、内蔵助平まで辿りついて、大町行も含めて黒部ダムからの最終便に今日は無理と判断した。内蔵助平では仮眠も含めた1時間半の長大休止、その後もペースが上がらず、遂に日暮れを迎えてヘッドランプ使用で内蔵助谷出合に辿りついた。ここでビバークと決定。二人ともツェルトとシュラフがあり、食料もある。天気も良く暖かい点では幸運だったかもしれない。
内蔵助カールの中は独特の景観で綺麗だが、紅葉については穂高涸沢みたいのを期待すると全然違って大したことはなかった。しかしそれより下、標高2500m地点以後内蔵助平が見渡せてからの紅葉は素晴らしかった。2000m辺りが最も色づきが良く、最初はそれを上から眺め、次第にその中に入り込み、最後は見上げて歩くようになる。内蔵助カールからの沢には未だかなり大きな雪渓が残り、雪渓と紅葉の組み合わせは、豪雪低温の北アルプス北部ならではの景色で、それもアルペンルートのメインルートでは見られないここだけのものだ。例えばロープウェイで眺めるタンボ平の紅葉も素晴らしいが、雪は残っていない。
10月7日 黒部ダム発のケーブルの始発時間とAさんの歩調を考慮して、標準タイム90分の2倍を見込んで5時に出発した。前半は多少の登り下りがあるがもう急坂と危険個所はない。後半は黒部川沿いのゆるい散歩道になって、黒部ダムを見上げる橋に到達。月曜なのに大勢の登山者とすれ違う。皆この紅葉の時期に下の廊下を目指す人たちだ。ダム上までの登りを頑張って、途中でトンネルトロリーの駅に入り込めば登りは終了、休憩含め150分で着くことができた。ダムを渡って黒部ケーブル駅へ。もう扇沢から来た人が大勢並んでいて、定時の始発が8:30のところを8:10の臨時便が出て乗ることができた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する