別山谷 箱谷左俣
- GPS
- 13:40
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,110m
- 下り
- 2,080m
コースタイム
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 9:31
天候 | 初日:晴、二日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2021年09月25日(土)
出発が遅かったので8時過ぎに白水湖畔に到着。シーズンということで駐車場は車で埋まっている。白水湖畔ロッジで行き先を伝えた後、白水湖の左岸を進む。林道沿いに進んでいたら少し地獄谷の方に行き過ぎてしまった。バックウォーターまでは基本的に水につからずに進めるが、斜面がざれているので少々歩きづらい。湯谷は奥利根を思い出させる雰囲気で、山抜けの跡を横目に奥へと進み、曲り谷を見送ったところで別山谷に入る。
基本的に箱谷までは河原歩き。箱谷に入ると少し滝はでてくるが、特に難所もなく爽やかな渓相。左にカーブしながら沢を進むと、前方上部に激しい岩峰が見えて来る。どうやらここが核心の様だ。
徐々に箱谷左俣の出合に近づくものの、明確に分かるポイントがなく、本流沿いの直登できない小滝を右壁から草付きを交えて登った後、ようやくそれと気付く。左俣の出合は水が流れておらず、ただの壁になっている様だ。気を取り直して、左にトラバースして左俣に入る。振り返ると右俣が強烈な山肌を露出して聳えており、圧巻の風景。
左俣は河原状かと思いきや、すぐに洞窟状の25m滝が行く手を阻む。ここは右岸のルンゼを登って大高巻き。懸垂で沢底に戻ると一気に傾斜も落ちて、核心を抜けた様な雰囲気。実際、ここから先は少してこずる小滝が2〜3つ出てくる程度だった。
5m滝は左手から巻くが、草付きが少し悪かったので油断大敵。徐々に荒々しさを増す斜面に囲まれながら楽しく進む。次の5m滝は左岸から巻くが、降り口がやや高度感があったので、念のため上部の立ち木から斜め懸垂。
沢はさらに荒々しさを増し、狭まった沢型に予想していなかった雪渓が姿を現す。一瞬緊張したが、安定した雪渓で特に問題もなく進むことができて一安心。最後は二回の別山谷遡行の際、下山時に眺めた爽やかな草原の中を詰め上がる。
小振りなハイ松を漕いで、16時過ぎに別山到着。前回の登頂から僅か五日ぶり。夕暮れ時の雰囲気の中、秋を感じさせる冷たい風がなんとも心地よい。しかしまだ南竜ヶ馬場まで2時間歩く必要があるので、ゆっくりしていられない。草紅葉と曲が谷源頭の大屏風の眺めを楽しみながら、18時過ぎに幕場着。
2021年09月26日(日)
翌日は5時起き、雨が結構降っているので、ゆっくりと出発。本日は登山道を下るだけのまったり行程だが、秋の冷たい雨で身体が冷える。大倉山避難小屋でゆっくりお茶を飲んだりして、幕場から約4時間で下山。
まだまだ時間が早いので、MIBOROダムサイドパークに立ち寄り観光。このエリアは何度も訪れているが、御母衣ダム建設にまつわる経緯や荘川桜のエピソードなどを今更ながらに知り感慨に浸った。思い出にダムカードを頂いて帰洛。
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