紅葉の塩見岳と富士
- GPS
- 21:07
- 距離
- 39.0km
- 登り
- 3,080m
- 下り
- 3,093m
コースタイム
駐車場△ら登口の(登山届所2)までゆっくり55分
林道・登口8:20-豊口山の尾根・鞍部10:10-豊口山まで往復(10:10~10:50)-三伏峠テン場(12:25~13:10)
-烏帽子岳14:00-前河内岳14:45-烏帽子岳15:30-テン場着16:10
13日(日)
三伏峠テン場04:10-本谷山05:15-塩見新道分岐06:25-塩見小屋06:45-塩見岳(07:45~08:55)-塩見小屋09:30
-塩見新道分岐09:40-権右衛門山まで往復(09:40~10:55)-本谷山12:00-テン場(着・撤収12:50~13:50)-
林道・登口(15:55~16:35)-駐車場着(17:25~17:35)=車=松川IC近くの温泉「清流宛」18:40~20:30=帰路
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥倉林道の入り口は下市場・郵便局を過ぎ左手に小さな看板が有り見失わないようにユックリ走行する事、この道が夏の登山バス路線。 登山道はよく整備された道である、小さな脇道にはロープで閉じられて登山者は烏帽子岳・塩見岳方面に行くようにガイドしている。 |
写真
感想
前々から、塩見岳から富士山を見るのが念願であった。台風も通り過ぎ、山天気が好天に恵まれるのを予想し3連休は何とか行けそうと判断、急遽不足分の装備を確保する為、ネット注文で取寄せる。
今回は単独行で、装備の軽量・ボリュームのコンパクト化を目掛けた、いざ詰めて見るとリュックではハチキレテしまう程でガックリ、外にくくり付けての荷揚に成ってしまった。水2.5Lを含め16kg弱であるがコンパクト化に失敗、今後の課題だ。情報によると、鳥倉林道の奥の駐車場は、連休時は満杯状態であると聞いていたので、夜発ちをと思っていたが、昨夜の暑苦しさで寝付けず寝不足気味で断念、朝発ちに急遽変更する。
12日(土)晴れ
4:30出発、高速に乗り松川ICで降り、市内コンビニ7:10で朝飯と昼飯を調達、鳥倉林道めがける。
久振りの大鹿村、相変わらず道路はくねくねで怖い所だ、鳥倉林道の終点・駐車場に到着したのは8:20で約4時間の所要であった。
やはり、終点駐車場での駐車に期待を込めて見に行くのだが満車で引き返す、まあ予想してた事だから悔やまない、悔やまない。
荷を点検、8:25出発、標高1700m地帯なのだが紅葉の気配が薄い、上に登れば紅葉も期待できる想いで登る、9:20に林道登山口に到着し登山者カードを提出し登り始める、9時過ぎからの登山者は少ない、マイペースで登る
10時過ぎに豊口山の尾根鞍部に着く、計画通り豊口山の三角点を踏みに立寄る事にする、地図で確認しながら行く、踏み跡も目印もあるがクネクネしているのでガスった日は注意だ。25分程で豊口山三角点にたどり着けるが周囲の見通しは無い。
尾根鞍部に戻り再び三伏峠小屋に向かう、標高2400m付近だが いまだに紅葉の気配が薄くダケカンバの茶褐色の落葉が根っ子道の隙間に埋もれている、まだかなぁー。
時おり見える尾根のシラビソの木の隙間から見える景色、足を止めさせて一時を楽しませてくれる、癒される時間だった。三伏峠小屋にやっと着いた13:10である、塩見小屋でテント泊の手続きを済まし、即ツェルト設営し烏帽子岳を目指 出発。
南アルプスの縦走路道標分岐は確りしている、烏帽子岳からも富士山が見える事を聞いていたので期待だ、烏帽子山頂でようやく富士山を拝ませてもらった、感動した。小河内岳にまで行きたいが時間が足りない、手前の前小河内岳までなら、何とか行けそうな時間で足を運ぶ事にする、前小河内岳まで来ると富士も塩見岳と烏帽子岳も絵になる、ナナカマドの紅葉と塩見岳は素晴らしいー、青空に映えるナナカマドノ実にも感動した、また前小河内岳からの富士山も烏帽子岳からの富士とちょっと違うなぁー、おだやかな富士に感じるいい眺めだ。もう15時前でテン場に引き返す時間だ。テン場着16:10。
夕暮れも迫り、食事の用意に取掛かる今日は「パスタ・カルボナーラ・玉子スープ」である。17時過ぎには夕暮れで山も赤く染まる、18時に就寝。
13日(日)晴れ
寒くて目覚める、何か室内がキラキラ光っている、照らして見ると室内の湿気が結露して凍っているではないか、それから足先が冷えて眠れない、2時過ぎに起床。
室内の霜を除去しコンロで暖を取る、外に汲み置きしてた食器の水がぶ厚く氷っている。ツェルトは外温がもろに来るから辛い、SOL・Bivvyを使い対応に努めたが寝具が問題だった事に反省する。トロ火で暖を取りながら朝飯の用意をする。
4:10テン場を出発、ヘッドLAPでのしばしの歩行である。5時過ぎには夜が明け始めナカナカの幻想の世界を楽しませて貰った。
今度、塩見岳にくる時は、塩見新道から登りたいので下見を兼ねて権右衛門山に寄る事を決めていたので権右衛門山の分岐点を確かめ、下山時に寄る事にする。
ここからは塩見小屋へは見通しの良い尾根道で塩見を見上げながら攻略を考えて歩いていると小屋へ着いてしまった。塩見小屋に朝日が差しナナカマドの実が輝かり紅葉も映えて美しい。
6:40塩見小屋を通過、いよいよ念願の塩見岳の最後の詰めである。最初は小さな小ピークを登り一気に岩稜帯を登るルートだ、他の登山者も見えない状況なので浮石の落下には十分な注意が要する所である。
尾根では所により強い横風に悩ませられが、山頂まで約一時間を要した、登山者の度合いで様々と思われる。山頂は東西峰があり東峰が3053mでチョット高い、ここから降ると縦走路である、またここから見る蝙蝠岳と富士も よく似合う。
山頂で一時間じーっと時間を過ごした、お茶を飲み塩見岳を十分に堪能してから記念の1コマを撮り合掌して下山する。
出かける前から気になっていた、大曲から入山する塩見新道ルートの確認を済ませて居たので、権右衛門山2682mに立寄る。権右衛門山の山頂部に行ってもハイマツ帯で表示は見つからない、それらしい所で塩見岳をバックに撮影して引返す。
テン場に戻ったのは13:50分、周りのテントも撤収し始めている、私も撤収するお隣の単独者とお話していると、ほぼ同じ頃に下山される様なので同行させてもらう。私は遅いよと言いながら歩いていると俺と変わらない、いろんな雑談しながらの下山で、お互い時間も忘れノーストップで、林道・登山道まで降ってしまった。ここで大休止と決めコーヒーで一服する事に、後は車までだ、Mさん付合いありがとうございました、いろんな情報も有難うございました。
車の所で別れ、私は松川IC近くの温泉「清流宛」に浸かりに走る、遅くなり土産なしの帰路となった。
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