甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根
- GPS
- 10:09
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 2,626m
- 下り
- 2,667m
コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 10:05
竹宇駒ヶ岳神社5:43→横手・6:47笹の平分岐→7:49刃渡り→8:34五合目小屋跡→9:15七丈小屋9:27→10:07八合目御来迎場→11:04甲斐駒ヶ岳
(登りはdokuboのコースタイム)
○下り
甲斐駒ヶ岳11:25→12:33七丈小屋→14:35笹の平分岐→15:39竹宇駒ヶ岳神社
天候 | 雲ひとつない快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝4:30にマイカーにて登山口へ向う |
コース状況/ 危険箇所等 |
このコースは古の修験者道なのであちこちに信仰遺物が置かれています。急な段を上がる際ちょうど良い手がかりになるような石碑もありますが、固定されている訳ではないので容易に動いてしまいます。貴重な文化遺産でもあるので十分注意を。 刃渡りより先は鎖、ロープ、ハシゴが続きますが、しっかり整備されており慣れた人なら問題ありません。ストックはここでしまって進んでください。 ガスって視界がない時に山頂手前の神社のあるピークを頂上と勘違いする人がいるそうです(笑 七丈小屋に水場、トイレあり。水100円、トイレ200円。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
高校時代の同級生dokuboさんとの山行。誘われるままに日帰りで頂上往復する。
実は甲斐駒ヶ岳黒戸尾根は思い出のある場所である。85年夏に8合目あたりまで登ったが、頂上に登らずに降りて来ていた。今回、ようやく頂上に立つ事が出来た。28年ぶりである。
天気は最高、雲一つない快晴のなか、黒戸尾根をたどる。
85年夏は山岳部後輩Y君と二人で、七丈小屋のテン場でテントを張り、赤石沢に降りてAフランケを登攀、翌日はBフランケ〜奥壁と登るつもりが、間抜けなアクシデントに襲われ、翌日の継続登攀を諦めAフランケ登攀のみでそのまま下山した。しかし、黒戸尾根の記憶は、鎖場があった事とところどころに石の祠があった事くらいで、断片的である。
歩いていてもほとんど覚えがなく、初めて登る尾根のようだ。しかも、長い尾根である。学生時代はたくさんの食料と登攀具を入れた重いザックを担いで登った。若かったのだなあと思いつつ登っていく。
9合めあたり岩に突き刺さった2本の剣がある。8合目の岩小屋あたりがAフランケ登攀終了後に尾根に出るところだったようで、85年にはそれより上には登らずであったから、甲斐駒というと有名なこの剣を見るのも初めてである。
28年かかって登った頂上は思ったより穏やかな頂上であった。
甲斐駒ヶ岳赤石沢Aフランケ登攀中の写真は立派な額に入って仕事場の自室に飾られている。垂直の岩壁でアブミにのってザイルをのばしている写真。うちの山岳部の伝統で、卒業前の追い出しコンパで、後輩が卒業生に、本人が写っているもっとも良い写真を引き伸ばして額に入れて贈る事になっていたが、私に贈られたのがこの写真であった。撮影したのはザイルを組んでいたY君である。彼はその後、ヒマラヤのピークに多くの足跡を残すクライマーに成長する。しかし、多くの登攀を一緒にやったが彼は体を壊して山を辞めてしまった。もう一緒に登りたくても登れない。
彼との思い出は沢山あるが、ここでは記さない。このY君と登った85年夏から今日までの28年を思いながら、ゆっくり下山した。
本年7月に続く2回目の南アルプス遠征。
今回は甲斐駒ヶ岳を黒戸尾根から登ってきた。
当初は七丈小屋にてテント泊の計画だったが、その予行を兼ねて2週間前に剱岳早月尾根の日帰りを実行。なぜか?サクっと日帰りできてしまい、黒戸尾根も日帰りしたくなってきた。
今回の山行きは高校時代の同級生pamir88氏の企画。早速相談したところ彼も日帰りの方が好都合ということで、1週間前に日帰り企画へと変更した。
自分は石川県、pamir88氏は青森県在住で登山口のある山梨県北杜市はとても遠い。
そのため甲府駅前のビジネスホテルに前泊し、当日早朝マイカーにて登山口に向かう。国道20号を西に進むと闇の中に甲斐駒ヶ岳のシルエットが大きく見えてくる。最高の天気間違いなしだ。
私は前日時間があったので登山口を下見済。売店のある駐車場は満車なのですぐ下の砂利の広い駐車場に入れる。仕度準備中に東の空が茜色に染まりヘッドランプのいらない明るさとなってきた。
神社で給水後 5:43 尾白川を渡って登山開始。pamir88氏の速いペースにしばらくはついていくが、フルマラソンやトレランをやっている彼とはレベルが違いすぎる。ほどなくちぎられてしまい、自分のペースで登ることに。途中途中で彼にはずいぶん待たせてしまったようで申し訳なかった。
(以後は写真にて)
快晴と絶景、素晴らしい記録ですね。
dokuboさんの劔の記録も拝見させていただきましたが、そちらもすごいお天気でしたね。
足の揃ったお二人の記録にうなりました。お疲れ様でした。
パミルさんの後輩との思い出の山でもあったのですね。
>もう一緒に登りたくても登れない
なんとも言えない気持ちになります。
kiyoshiさんコメントありがとうございます。
劔と甲斐駒、どちらも最高の天気で幸運でした。
pamir88さんのお誘いがなければ早月尾根の日帰りも行かなかったと思います。短期間に両方登れて本当に良かったです。
おかげさまで天候に恵まれ、良い山でした。ただ、人が多いのには閉口しました。
黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳頂上へトレースできて満足です。岩壁を登った後にはキチンと頂上を踏む事にこだわっていましたが、28年前にはそれが出来なかったので、今回借りを返せました。
お付き合いいただいた dokuboさんには感謝しております。
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