ピラトコミ山（七ノ沢〜北西尾根）

2021年09月26日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 21.6km
• 登り: 1,744m
• 下り: 1,742m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:52
• 休憩: 0:50
• 合計: 7:42

5:15 札内川ヒュッテ
5:50 0:00 七ノ沢出合
9:05 9:55 ピラトコミ山
12:28 0:00 七ノ沢出合
12:57 札内川ヒュッテ

ルートの軌跡は手動入力です。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

コース状況／危険箇所等

尾根上は鹿道や踏み跡がそこそこついており、藪漕ぎは少なく歩きやすい。
七ノ沢出合〜頂上までピンテが多数付けられている。
沢の渡渉は全て飛び石で行けるので沢靴は不要。

写真

幌尻ゲート前は狭かったので、札内川ヒュッテから出発。
七ノ沢出合までは自転車で

七ノ沢橋の下をくぐって七ノ沢右岸を進む。

七ノ沢橋の奥にも日高横断道の橋梁や護岸がしばらく続いていた。

立派なトラス橋も出てきた。路面は敷かれていないようだ。

ここは橋台の左側に道がついている。

ピラトコミ山の北西面沢が出合う。飛び石で渡渉してこの沢沿いに進む。

・668付近でピンテが数か所付いており、この辺から尾根に取り付く。

取り付きは笹の急斜面だけど、密度は濃くないので難なく登れる。

尾根に上がると薄っすら鹿道のようなものが付いていて、ほとんど藪を漕ぐことなく前に進める。

さらに進むと登山道並みに明瞭なところもあり、とても快適でペースが上がる。

1180mの分岐を過ぎると背の低い草地も増えてきた。

朝日に照らされる紅葉に癒される。

背後には1823峰が間近に聳えるが、木々に遮られてすっきりと見える場所はあまりない。

ピーク直下も藪は薄い。

ピラトコミ山（1588m）到着。
三等三角点があるのみ、笹に囲まれた狭いスペース。

少し木に登ると眺望が開けた。秋色のカムエクが美しい。

1807m峰、ピラミッド峰、その奥にカムエク。
七ノ沢から1807m峰に突き上げる沢にはまだ雪渓が見える。

1823峰。壁のような斜面に急峻な沢筋がよく目立つ。

十勝側の眺望。自転車で走ってきた札内二股橋が小さく見えた。

先日歩いたヤオロマップ〜1599峰。

コイカクは木々に遮られてこれくらいが限界・・・。

札内岳〜十勝幌尻岳。

帰路は北側の尾根を冒険しようかとも思ったが、無難に同じルートで下ることに。
秋の藪尾根はとても気持ちよかった。

紅葉の隙間から1807m峰とピラミッド峰が見え隠れする

七ノ沢出合まで戻ってきた。

ついでに七ノ沢橋の奥の様子を見てみた。
ピラトミ川とは？？

感想

se11482

カムエクやコイカク周辺の山からよく見えるので気になっていたピラトコミ山。
この山の記録は東面沢からのものがほとんど。この沢は「！！」で結構難しいらしく、技術の無い自分には無理なルートと思われる。2020年8月には沢登り中に滑落する事故もニュースになっていた。他には東尾根から登られている記録がわずかにあるが、結構な藪漕ぎがあるようだ。

自分にとっては難しい山というイメージがついてしまっていたが、最近になって「エバ夫婦の山紀行ログ」のエバ夫婦さんが反対側の北西尾根からの記録を公開されていた。この記録を参考にさせていただき、日帰りで登ってみた。

七ノ沢からの北西尾根にはかなり明瞭な鹿道がついていて、藪漕ぎとなるところはごく僅かしかない。少し笹刈りを入れたら登山道になりそうなレベルで、藪尾根としては非常に快適なルートだった。結果的に札内川ヒュッテから4時間かからずに登頂でき、呆気ないほど簡単に登れてしまった。この素晴らしいルートを見つけた先人の方達、そしてブログで紹介して下さったエバ夫婦さんには感謝である。

コメント

minaminmin2306

はじめまして
同じ日にピラトコミ山を登ってました。
七の沢橋の左岸下で休憩していた時、右岸を歩くお姿を眺めていて、速い方だなあ〜と。
スライドしなかったので、別の尾根を降りられたかと思いましたが、同じでしたね。

実はペンケヌーシ岳の記録を拝見し、南峰から本峰にかなり時間がかかることを覚悟しました(笑)
ペンケヌーシの情報ありがとうございました。

se11482

minaminminさん、初めまして。
まさかこの山に登る人がいるとは思わず、七ノ沢で見かけた際は釣り人かと思ってスルーしてしまいました。すみません。
頂上の南側を探索した後、トラバースして踏み跡に戻ったので、ちょうどすれ違いだったようです。

ペンケヌーシ南峰〜本峰のハイマツはしんどいですよね。こちらこそご覧いただきありがとうございました。