甲斐駒ケ岳&仙丈ケ岳
- GPS
- 33:42
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 2,302m
- 下り
- 2,319m
コースタイム
10月14日 4:50長衛小屋ー5:50三合目(朝食)6:20−7:47小仙丈ケ岳ー8:41仙丈ケ岳8:58ー9:10仙丈小屋(昼食)9:45−10:15馬ノ背ヒュッテー10:32大滝の頭ー長衛小屋ー11:50北沢峠
天候 | 晴れのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バスは始発6時5分だが、繁忙期のためか、臨時便が5時前から走っていた。 復路北沢峠からもバス待ちの人数が集まれば臨時便を出していた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山バッジは長衛小屋で購入 長衛小屋にはコインシャワー1台あり(5分500円、追加1分につき100円 予約制) 甲斐駒ケ岳への道中、駒津峰を過ぎてしばらく行くと登山道が岩稜直登コースと巻き道に分かれる。直登コースは鎖・梯子等設置されていないので、心配な方は巻き道を選ばれたほうがいいかも。直登される場合、ストックは収納して両手が使えるようにしたい。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今シーズン天気に恵まれず、先月は台風で中止。先々月は大雨。今回は天気予報を毎日チェックし確実に晴天と確信しテンションが上がる。
0時駐車場に到着するも第一駐車場は満車。第二駐車場にギリ入れることができる。満天の星、流れ星を共有し感激する。
5時から切符を売り出すと前情報により4時半起床。5時バス停に到着するとすでに長蛇の列。次々にバスが運行している。予定より早く乗り込むことができ、6時に北沢峠着。長衛小屋でチェックインを済ませ、着替えなどの荷物を預かってもらい、甲斐駒ケ岳に向けて出発です。
高山病か気分が優れずやっと仙水峠に着く。遠くまで眺める天候に改めて感謝し徐々に身体を慣らしていく。駒津峰を過ぎ、直登コースと巻道コースに分かれる。迷わず直登を選択。ボルダリングの経験(?)を生かし、怖さも感じず、よじ登っていきます。前で苦労してなかなか登れない年配夫婦が渋滞を招き、後ろの中年男性が野次を飛ばしていた。必死に頑張っている時にあの野次はいかがなものか、却って焦らせ危険じゃないのか。
晴れていても風は強く頂上では寒くて冷えきってしまう。岩の陰で火をつけ暖かいお味噌汁が体に沁みる。眺望を楽しみ下山開始する。
下山は巻道を選択。砂道のため滑りやすい。気をつけながらノンストップで下りる。2か月ぶりの登山だったためか、膝が痛くなるが小走りに下りる。
時間に余裕があるとコーヒータイムなんかも楽しめる。きれいな長衛小屋でゆっくり過ごし、シャワー(5分500円、1分毎に100円追加)に入り快適な山荘でした。
二日目も晴天。暗いうちから出発。結構登りがきつく寝起きにはつらい、かなりのスローペース。三合目で朝食をとり休憩。小仙丈ヶ岳で富士山と北岳を眺める。今回の目的はまさにコレ!ワン・ツーを写真に収める。雷鳥にも出会うことができる。数時間かけて登頂しても、いつもすぐ下山してしまう私たち。仙丈ヶ岳頂上でお決まりの写真撮影をし粘るが20分と持たない。馬の背ヒュッテ経由でノンストップ下山。
28人揃い次第バスが順次出発する。12時に北沢峠出発し13時仙流荘到着。
計画通り無事終了。
今回は天候に恵まれ眺望が素晴らしかったこと、長衛小屋を基点とするため、荷物を預けることができたこと、雷鳥に会えたこと、バスがピストン運行し時間に余裕があったこと、など良いことがいっぱいでした。
先々月は雨の中、先月は台風で中止、三度目の正直でやっと晴天、いただきました。といっても、台風25号と26号に挟まれてヒヤヒヤものだったけど・・
仙流荘前駐車場で満天の星を見ながら仮眠、5時過ぎ、バス待ちの列に並んで臨時便に乗り込み、予定より1時間程早く北沢峠に着いた。南アルプス林道バス、ナイスです。ナイスと言えば、今回1泊した長衛小屋、ロケーション良く小綺麗で食事も美味しく、従業員さんも親切でいうことなし。北沢峠からまっすぐ長衛小屋へ、チェックイン後着替え等の荷物をあずかってもらい、甲斐駒ヶ岳を目指す。
いやはや2カ月のブランクの大きいこと、なまった体はなまりのようで、息があがりっぱなし。あんドーナツやウィダーインゼリーの力を借りてだましだまし高度を上げていった。それでも駒津峰に着く頃には心身共山に順応できた感じ。直登コースでは相方の魂に火がついたようで、鎖やロープなしの岩場をヒョイヒョイ登って、「剱に比べれば楽だね」と言うくらい元気になっていた。
甲斐駒ケ岳山頂では、富士山をはじめ、南、中央、北、八ヶ岳のオールスターが勢揃い、うれしくて楽しくて感謝感激雨アラレ状態。久しぶりの逢瀬を満喫した後、強風の中チャッチャと昼ごはんを済ませ、写真を摂ったらすぐ下山開始。頂上でゆっくり、という言葉は我々の辞書にはないのである。帰りは砂礫でザレザレの巻道をザッシュザッシュと降りていき、樹林帯をスイスイすり抜けてあっという間に下山完了。いつもながらせわしないかな、という自覚はあるのだが・・・まあいいか。せっかち山行のおかげで時間に余裕ができ、長衛小屋のテラスでまったりとコーヒーブレイクを楽しんだのだった。
翌朝は4時起床、5時前に仙丈ヶ岳を目指し出発した。朝食を食べていないからか、足に力が入らない。ふらつきながら辿り着いた三合目で満を持して朝食タイムとする。山の空気をおかずに食べたおにぎり弁当のおいしかったことおいしかったこと。「朝食を おいしく食べたきゃ 山で食え」ってか。
稜線に出てしばらく進むと、北岳と、その左側に薄っすらと存在感のある山肌が見えてきた。日本のナンバー1とナンバー2のツーショット、これが見たくてここまで来たんだよ。うれしいおまけも小仙丈ケ岳でいただいた。晴天の日中にもかかわらず雷鳥が姿を見せてくれたのだ。カメラを構える大勢の登山者に囲まれても動じずモデルを演じる彼女(メスだった)のサービス精神、あの檀蜜をしのぐのでは?
仙丈ケ岳頂上も気持ちよかったが、ちょっと狭いかな。ちょっと下ったところにある仙丈小屋の横で昼食としたのだが、デザートに相方が焼きマシュマロを用意してくれていた。プチサプライズ!聞いてないよ、生まれて初めて食べたよ。
眺望のない登山が2回続いたので、今回こそは、という期待と、今回もやばいかな、という不安で、出発前は心穏やかでない日が続いたが、すばらしい景色を堪能できてホッとした。昔からの格言もどうやら我々には通じなかったようだ。
「2度あることは3度なし」
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する