立山・剱岳(断念)、立山登山道(材木坂)で初クマ遭遇
- GPS
- 14:02
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,436m
- 下り
- 1,907m
天候 | 12日:強め風雨、霰。13日快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
前日24時、立山駅到着。翌日の天候の影響か、7割程度の駐車率。
1日目:予定=立山縦走〜剣沢野営場
6時20分の立山ケーブルに乗り、美女平からバスで室堂へ。
室堂に着くと雲が山に掛かっていて、予報通り天候はよくなさそうな雰囲気です。
当初予定通り、浄土山へ向かいますが、分岐の辺りから風雨が強くなります。雄山の休憩所の軒下で少し休憩し、別山方向に向かい縦走を始めますが、途中から雨に霰が混じり、強い風と相まって、顔が非常に痛かったです。たまに体制を少し崩されるような強い風も吹き、歩くのに必死でひたすら剣沢に向かいます。別山も寄らず、最短コースで剱御前小舎に到着、軒下で小休止し、剣沢へ降りて行きました。テント場もやはり風が強く、テントを立てるのに手間取りました。テントの中に入り、荷物整理をしますが、雨で寝袋を少し濡らしていました。その日はとにかく疲れたので、夕食を取り、出来るだけ着込んで寝袋に入りました。濡らしてしまった寝袋ですが、中綿が化繊だったのが幸いして、濡れていても保温性はあまり問題が無い感じでした。ちなみにモンベルの#2(普段は、自宅での冬用布団)。
2日目:予定=劔岳登頂(別山尾根一般ルート)
前日から雪がチラホラ舞っていたので、若干予想していましたが、朝起きてテントから顔を出すと当たり一面は、薄っすら雪化粧です。真正面に見えている剱岳も薄っすら白くなっています。一般ルートと言えども自分の技量では危険だと判断し、早々に剱岳登頂は断念することに。快晴の剱岳を眺めながら、ゆっくりと多めに朝ごはんを食べました。これはこれですごく贅沢な時間で、来て良かったと実感。後は、ゆっくりと撤収作業を行い、室堂へ向け出発。剱御前小舎から剱御前へ上がり、剱岳を十分目に焼付け、雷鳥沢を下りました。
室堂周辺は、快晴+連休+紅葉で観光客がたくさん。バスも長い列ができ、美女平に到着すると今度は、立山ケーブルが1時間30分待ち...。歩いて下りれないか係員に聴くも、下に続く舗装道路は、原則緊急車両のみということで歩行禁止とのこと。”ただし、登山道ならある”とのこと。近くに確かに看板もあり、そこには「材木坂:距離1.6キロ、時間1時間30分」と書かれています。劔岳に登らなかったので余力は十分、これも何かの縁かと思い、登山道を下ることに。
※道標によると、名称は、「材木坂、又は、立山登山道」と言うらしいです。
看板の直ぐ裏からスタート。両サイドは少しヤブ気味の山林という感じです。登山道は、踏み跡がしっかりとあって、普通の状態であれば迷うことはないと思います。
下り始めて40分も過ぎると、立山駅が眼下に見えてきて、あと5分も掛からないなとホッとした次の瞬間、10mほど前方でガサガサと物音がし、顔を上げたクマと目が合ってしまいました。瞬間的にクマは反転、大きなお尻を一瞬だけ見せて右の谷へ一気に降りて行きました。自分はというと、ただ呆然と突っ立っていました。「クマと会ったら○○○してはいけない」なんて本によく書いてありますが、頭の中は、真っ白でした。その後、手をバチバチ叩きながら恐る恐る進み、とにかく無事に下山完了。
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