太郎兵衛平〜薬師岳〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣蓮華岳
- GPS
- 104:00
- 距離
- 45.7km
- 登り
- 3,494m
- 下り
- 3,760m
コースタイム
天候 | 8/16 晴れ 8/17 快晴 8/18 風雨 8/19 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
8/15
約40年前に折立から太郎平〜黒部五郎岳〜三俣蓮華岳〜雲ノ平〜双六〜鏡平〜新穂高のコースをテント泊で
又その翌年雲ノ平が忘れられずに友人を誘って太郎小屋〜薬師沢〜雲ノ平小屋〜双六小屋〜新穂高を歩きました。
だから今回の山行は山がどんなに変わっているか興味が有りました。
コースタイム 折立 発 12:50
P1870 発 14:40
五光岩ベンチ 発 16:00
太郎平 着 16:40
さすがに健脚揃いのパーテイです 5時間の標準時間をなんと3時間50分で歩きました。 付いて行くのがシンドイわ!
8/16
太郎平〜薬師岳(ピストン)太郎平小屋(宿泊)
太郎平から薬師岳を登頂! 素晴しい天気、山頂からも稜線からも360度の展望! 山頂では畠山ガイドの説明を受ける、空気が澄んでいて、見える範囲の山は全て見える。 山頂では30分近く充分眺望を楽しみ太郎平に下山した。
薬師岳から帰り小屋に着いたら生ビールがお待ちかね! 昼飯前にまず一杯頂く、ビールが体の隅々までに浸透してゆく
12時から昼食、今日はお握りの代わりにカレーだと聞いていたので期待していた。 余りに美味しいので御代わりをした。
メンバーの殆どが御代わりをしたので山小屋の従業員が目をシロクロさせていた。
天気も良いし時間も一杯あるので近くの太郎山に散歩に出た。
愈々明日から黒部五郎岳に向かいます。
8/17
太郎平〜北の俣岳〜赤木岳〜黒部五郎岳〜黒部五郎小屋(宿泊)
4時起床 5時朝食 6時出発 幸い雨は降ってないが、辺り一面ガスの中、昨日と打って変わった天候に皆さん愕然!
台風15号の影響で天気が一日早く崩れた、天気予報は曇りでも山では楽観は禁物だ。
ダラダラした太郎山から北の俣岳へ向かう一回目の休憩から暫くして上の俣岳の上りにかかる頃に雨が降って来た。
稜線に出ると凄い風10m〜15mはあるだろう、まさに暴風雨、風に飛ばされないように一歩一歩、バランスを取りながら、
風上に体を預けながら、確実に歩を進める、カッパの横から容赦なく雨が頬を打つ、冬山の経験された方は解ると思いますが
まさに冬山の風そのもの、今まで冗談を言いながら歩いていた我々は、ただ黙々と歩くのみ、
夢に描いていた、槍の穂先が段々と大きくなる光景は吹っ飛んだ。
特に黒部五郎の登りでは、強風で飛ばされそうになる。
黒部五郎岳の登りは特にしんどかった!少々の事では弱音を言わない私ですが、風と雨に参りました。 達者なメンバーの中で
一人(私では無い)だけ30分遅れて来ました。 風の強い山頂では写真を撮ると直ぐ下山、天気の良い日なら最高なカールの中で昼食タイム、現実は豪雨が降っている最中、傘を差しているが、突風が吹いて飛ばされそうになったり、うずくまって冷たいお握りを食べている光景を!全員濡れ鼠になって黒部五郎小屋に到着午後2時過ぎだった。
黒部五郎の山小屋は現在増築中で来年には多くの人が泊まれる予定です。 ここの食事は美味しかった。
8/18
黒部五郎小屋〜三俣蓮華岳〜三俣山荘〜鷲羽岳〜水晶岳〜野口五郎岳〜烏帽子小屋(中止)
〜 双六小屋(宿泊)
朝3時30分起床、4時30分朝食、5時15分に出発 今日が私のこの山行の本番水晶岳に登れる日、
憧れていた山を雨の中登るなんて思いもしなかった。今日の予定は15kmで10時間の長丁場だ、幸い風雨は
大した事は無い、小屋から直ぐに三俣蓮華の登り、ガイドは先を急いでいるのか、急登を早いピッチで行く
メンバーは我遅れじと黙々とついて行くのみ小屋からP2661のピークまで1時間15分をいっきに歩いた。
矢張り稜線に出ると風が容赦無く吹き付ける。 ただ追い風なので楽な時もある。 稜線に入ってピッチがガタンと
落ちた畠山ガイドは水晶は諦めたなと直感した。 7時過ぎに三俣蓮華岳に到着、 何も見えない! 道標のみ
記録の為に撮った。
今日も雨が降っている、予定通りに出発する、ガイドのピッチが自棄に早い
必死に前のメンバーに遅れない様にと歩く。 三俣蓮華岳から三俣山荘に着く、大休止、ガイドは水晶岳は諦めて撤退します。ガイドが駄目と言うなら仕方が無い!
双六小屋に向かう
山頂で暫らく休憩の後三俣山荘に向かった。 這松の中に入ると風当たりも少なく快調に飛ばせる、降りは楽です
8時前に山荘に到着山小屋で昔登った鷲羽岳のバッチを購入、ついでに山小屋の管理人と話をしていたらこれから鷲羽岳〜水晶岳!とんでもない。 こんな天気に歩いていたら何が遭ってもおかしくない!まして水晶岳の登りは岩稜で風に吹かれるとヤバイ所と聞いている。 約20分休憩したがガイドが全員を集めて宣言したこの先の登山を
中止する!これから双六小屋に撤退をする! この雨と風の状況を判断されたと思う 我々は仕方なく今快調に下りてきた道を双六の分岐まで引き返した。 昨年は新穂高のわさび平手前で豪雨のために引き返した!今年も水晶岳は駄目だった。 来年こそは必ず登頂を果たすぞ! 双六小屋に10時前に到着今日は此処まで。
夕方ガスがとれて山並みが観えて来た。
8/19
双六小屋〜鏡平〜わさび平〜新穂高温泉=平湯=松本=津田
朝4時30分起床 5時30分朝食 6時出発
今日は幸い雨は上がった、少し肌寒い感じ、皆さん雨具を着けて完全装備の格好、僕はスパッツだけにした。
余日は雨も上がって天候も快復傾向です、新穂高温泉へ下山します。
ガスが晴れていたら槍や穂高が直ぐ其処に見える筈だが稜線は見えない、残念ですね! 昔に見ているから良いか。
鏡平の池が真下に見える、弓折岳の分岐に着くが休憩しないで鏡平に向かう
天気が良くなるにつれ、又高度を下げるにつれて暑くなってくる。 秩父沢の出会からやっと槍ヶ岳が見えた、我々はハイピッチで
下りる。 わさび平から新穂高のバス停までなんと40分で歩いた。 予定が大きく変更になったので、添乗員は大変。 新穂高から平湯まで路線バスで温泉まで、そこで入浴と食事を済ませ、迎えのバスでJR松本駅へ無事予定の信濃20号に乗り名古屋へ
名古屋から新幹線で京都駅 津田に着いたら、また大雨濡れ鼠になって家に到着。
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