天人峡から化雲岳 表大雪登り納め
- GPS
- 07:40
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,505m
- 下り
- 1,496m
コースタイム
天候 | 晴れなのか曇りなのか |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
表大雪の現在開かれている登山道のなかでは、おそらく一番利用者の少ない天人峡ルート。その理由を勝手に考察してみた。
まずはゝ離が長いこと(最初のピーク化雲岳まで片道12km、トムラウシまでは片道17km)、登山口の標高が他の表大雪の登山口に比べて低いこと(標高600m程度、他は大体1000mを越えている)、F辰貌帰りではコースバリエーションが少ないこと(化雲岳まで分岐がなくひたすら一本道、多くはトムラウシ山テン泊か縦走での利用)、などが考えられる。
私も5年ぶり2度目の天人峡ルート、前回の記憶が薄れてきたため再訪(前回はトムラウシ日帰り💦)。やはり全体的に長いなぁというのと登山道もやや単調な印象、標高も結構上げなければならない。登山口から滝見台までいきなり標高差300mの急登。その後は緩やかだがまず樹林帯を抜けるまでがなにげに長い。そこを抜けると湿原・木道エリアとなり視界が開け一気に期待が膨らむが、すぐさま背丈の高い笹藪や灌木に視界を遮られその期待はかき消される。そこから変化に乏しい長い登りが標高1700m付近まで続く。そこまで我慢するとようやく360°視界が開けいわゆる大雪山らしい気持ちの良い稜線歩きとなり、ご褒美に広大なチングルマのお花畑も見ることができる。やはりこの日も3人の登山者とスライドしたのみ(うち1人は滝見台までの方)で紅葉時期の大雪山としても圧倒的に利用者は少なかった。
視界がよければ序盤から旭岳が間近に望め展望台的なルートであり、山頂周辺のお花畑も広大で素晴らしい(化雲岳ピークからトムラウシ方面や五色岳方面に少し歩いただけでもお花畑が広がっている)。ロングコースに耐えられて静かな山歩きが好きな人には良いルートかと思います。
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