安達太良山
- GPS
- 05:00
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 337m
- 下り
- 739m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありませんでした。 山頂のところに鎖場があります。 反対側から登るルートには壊れかけのはしごがありました。 |
写真
感想
アルプスは冠雪してもういけないシーズンになり、週末の天気も関東は崩れるとの事。
ではどこに行こう?となり、前から福島の山には登ってみたいと思っていたので候補に「磐梯山」と「安達太良山」があがった。
今回は日帰りで短い時間でも楽しめそうな「安達太良山」に決定。
久々の東北自動車道で早朝4時半に出発。
やはり、福島なかなか遠い。到着は9時頃となった。
ロープウェイ駅に着いてびっくりしたのが人の多さ。
正直東北の山のイメージから空いてるものだと勝手に思ったのだがとんでもなかった。登山道の混み具合は、先週の涸沢よりもすごい。
到着時間が遅かったのもあるし、誰でも登れる難易度の低い山という事もあるんだろう。軽装の人も多かった。
山頂までの道は樹林帯の一本道をひたすら登っていく。傾斜はゆるやかだ。
1時間ちょっとで「乳首」と地図に書いてある山頂の岩の塊に着いた。
なるほど、遠くからみるとそんな形に見える。
山頂もものすごく混んでいて、乳首の上に登るのに人が行列を作っていた。
一瞬山頂に行くのもどうしようかと思ったが、逆側を注意してみると少人数の人たちがやや心もとないハシゴを登って上にいっているようだった。
自分達もそれに習って行ってみる。特に危険もなく山頂にたどり着いた。
曇っていたので絶景とはいかなかったが、ある程度視界が開けていたので気持ちが良い。
牛の背方面に進む道が見える。ここからの尾根沿い、楽しそうだ。
牛の背をすすむと遠くに冠雪した高山が見えた。美しい。
何の山だろう?
景色が良いのでここらの岩の陰で昼食。持ってきた弁当を食べた。
森林限界を越えた稜線なのでさすがに寒い。
フリース、レインウェアだけでは寒いのでダウンも着込み、なんとか落ち着いた。
ただパンツの下にヒートテックを着込んでこなかったので下半身が冷えてきた。
昼食を済ませた直後くらいからお腹のゴロゴロと戦うことになる。。
お腹はゴロゴロしながらも、牛の背をくだるとケルンが連続してある荒涼とした岩場に出た。
沼の平という火口に近い場所なので、登ってきた樹林帯とは雰囲気がガラリと違う。面白い山だなぁと思う。
少し小高い丘があり、登ってみる。そこから見える光景に絶句した。
沼の平火口の、人を生き物を一切拒絶するかのような景色。
恐ろしくも美しくもあり、別の星に来たかのようだった。
沼の平の景色にしばし呆然とした後、岩の道をくだっていく。
硫黄の臭いがする。温泉のような水が湧き出ていて、岩の色も黄色く変色している。
15分程で峰の辻という分岐に出た。
ここからくろがね小屋を目指す。
ここからくろがね小屋までの道はまた景色が一変。
今度は一面に広がる紅葉の大絶景だった。
晴れていないとはいえ、眼前に広がる色色色。
圧倒されるくらい美しい。
安達太良山はこんなに容易に登れるのに、なぜこんなにも人の小ささを実感させる景色を見せてくれるんだろう。不思議な山だ。大好きになった。
30分程ガレ道をくだってくろがね小屋についた。
ゴロゴロお腹も大絶景の連続のおかげで何とか忘れることができていたらしい(笑)。
小屋に着いた瞬間「トイレ!」となり、事なきを得た。
山バッチを購入し、コーヒーを入れた後、のんびり下山。
紅葉シーズンで人が多すぎるというのはあったが、
素晴らしい景色を見せてくれて本当に美しい山だと思った。
また安達太良山の違う顔を見に行きたい。
■トイレコ
くろがね小屋
和式ボットン。紙は一緒に捨てれるみたいです。
★★
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