中越の秋山(3)”上越のマッターホルン” 紅葉の大源太山
- GPS
- 05:10
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 881m
- 下り
- 881m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:10
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・登山口は付近は小さな広場状で、車は15台ほど停められるが、行ったときにはすでに満車だった。林道を戻ると、所どころに路肩が広くなっている箇所があり、橋のあるところまで移動、この辺り10台ほどは停められる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1)危険なポイントは、2か所ある沢の渡渉箇所。いずれもトラロープが張ってあり、飛び石伝いに渡るが、流れが強いので足を取られないよう要注意。大雨の後など水量が多いときは渡渉は難しいのでは、と思われる。 2)尾根までの急登は、トラロープが張ってあるが、赤土の道なので滑りやすい。道自体ははっきりしており、赤テープも所々にある。 3)山頂部への急登の箇所は、少し岩場もあるが、大して問題はない。鎖は一か所のみ。 |
写真
感想
【山行NO 431(3)】
[前日の山行]
中越の秋山(2)初雪がまぶしい奥只見の名峰 荒沢岳
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-360495.html
※ 越後湯沢のホテルで朝起きて外を見ると、あいにくと曇っている。
しかも、昨日の荒沢岳登山の疲れもあり、ちょっと山登りの意欲は高まらない。
もともとの計画では3日目は巻機山の予定だったが、この天気と体調では、あまり行く気がしないので、第二候補として考えていた、谷川連峰の ”上越のマッターホルン”の異名を取る、大源太山(だいげんたやま)に行くことにした。
・少し遅めにホテルを出発。大源太山の登山口は、岩原スキー場の先、途中から林道に入り、少しガタガタした道を3kmほど行くと登山口に着いた。
8:50-9:00 大源太山登山口(旭原) (標高=約710m)
・登山口は小さい広場となっているが、今日は土曜日のせいか、朝早くから登山者が来ているようで、すでに車は満車状態。路肩に止まっている車を合わせると、すでに20台ほどのクルマだ。・・仕方がないので、林道を500mほど戻り、道路脇に車を停める。
・登山口で登山届を出してから出発。道は割とよく整備されている。
9:20 第一渡渉点(標高=800m)
・ガイドブックにあるとおり、さっそく沢を渡る渡渉点に出た。 幅は10m弱。トラロープが張ってあるが、流れは急で、半分水に浸った岩の上を、飛び石伝いに行く感じ。・・ なんとか無事渡れたが、増水しているときは難しいだろうと思う。
・渡渉点のすぐ先に分岐あり。山側へ向かう道は七つ小屋山経由で、蓬峠へ向かう道のようだ。自分は沢沿いに登ってゆく。
9:40 第二渡渉点(標高=870m)
・再び、沢の対岸に渡りかえす。ここも幅は10m弱。トラロープを頼りに何とか渡りきる。
・渡渉した先から、急な山道となった。赤土の一本道で、滑りやすくて急な道だ。・・ トラロープがかなり連続して垂らしてあり、時々それを頼りに登ってゆく。
10:30-40 弥助尾根合流点(標高=約1220m、気温=10℃)
・地図上でははっきりした尾根に出会う感じだったが、実際はそうでもなく、 いつの間にか傾斜が緩やかとなり、山頂部が見えてきたので、尾根に出たな、と思い、小休止する。標識類はない。
・目指す大源太山の山頂がどっしりとそびえており、途中の山肌は紅葉しかかっているが、なにぶん、今日は曇天なので、紅葉も鮮やかさを欠いている。また、尾根に出たせいで、南風が強く、周りの木々もゴウゴウと音を立てている。
・ここから尾根沿いに山頂を目指す。道は良好で、両側の視界も良い。
・標高が低い場所の割には紅葉した木々も多く、割といい感じの尾根だ。
・このあたりから、下山者にかなりで会う。たぶんかなり早朝に登山開始した人たちだろう。
・標高=1400m付近から、傾斜は急になってきて、岩場も出てきた。
しかし、”マッターホルン”の異名を取る割には岩場は大したことはなく、階段状の登りやすい岩場で、鎖がかかっている場所も一か所だけだった。
11:40-12:00 大源太山山頂(標高=1598m、気温=10℃)
・少し急ぎ気味で登ったせいで、予定より早く山頂に着けた。
下山者が多かったので山頂には人影はないか、と思っていたが、まだ3名ほど残っていた。
・山頂部はまだ雲に覆われてはいないが、なんせ南風が強い。風速10m/s程度だろうか? 周りの木々が怖いほどゴウゴウと音を鳴らしていて落ち着かないし、寒いのでセーターとゴアの上着を着る。
・そのかわりに、展望はまずまずあり、谷川連峰の主脈、一ノ倉岳から、鋭い三角錐の万太郎山、その向こうに今年の春に登った仙ノ倉山、平標山あたりが見える。
・西には苗場山、はるかに妙高山あたりまで見えた。
・北東には、当初登る予定だった、巻機山がまじかに見える。
・ が、今日は太平洋側から天気が崩れ始めているので、群馬側から雲が押し寄せてきており、・・ 県境の山稜を乗り越えて滝雲になっている。見ているとちょっと不気味な雰囲気の山の眺めだ。
・昨日、一昨日の山では、山頂はうららかで、のんびりできたが、今日は空模様がそういう感じなので、のんびりとする気分ではないので、軽く昼食を取った後、そそくさと下山にかかった。
・下りも岩場は特に危険を感じることはなく、どんどんと下ってゆく。
・今日は自分が最後の登山者かと思っていたが、途中まだ3名ほど登ってくる人に出会った。
12:50 尾根分岐
・ここから再び急な下りとなる。トラロープに所どころ頼りながら、慎重に下ってゆくが、滑りやすい赤土に足をとられ、2、3回尻もちをついた。
13:40-50 第二渡渉点
・慎重に行く。行きよりもむしろ難しく感じた。
14:00 第一渡渉点
・最後の灘場、慎重に渡ったつもりだったが、足が少し滑って、左足が流れに浸かってしまい、靴の中まで少し濡れてしまった。・・ まあ、滑落したわけではないので、問題なかったが、最後が一番難しい山だった。
14:10 大源太山登山口着
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※ 今日は天気がイマイチだったので、急ぎ足で登頂し、なんとか雨に降られずに降りてこられた。
・大満足の山というほどではなかったが、以前より気になっていた山に登れ、宿題を一つ片づけたような気分で、ホテルに戻った。
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※ 翌、日曜日は、朝からザアザアと雨模様。
午前中くらい天気が持つようなら、近場の山にもう一個、とも思っていたが、とても山に行くような天気ではなかったので、早めに四国への帰路についた。
※ 今回の新潟遠征は、以前よりあこがれていた荒沢岳を含め、4日で計3個の山に登れ、まずまず充実した山旅だった。
コメント
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下山時にすれ違った3名の内の最初の者です。
この日は意外と遠望が効いてくれましたが、とにかく風が強かったですね。
四国からの遠征お疲れさまでした。
maruiさん、コメントありがとうございます。
maruiさんの山行レポのコメントにも書きましたが、
この日、天気はイマイチながら、展望は良かったですね。
風が強いことが登山口で予想されたので、普通持ってゆくコンロセットとカップラーメンは、今回は持っていきませんでした。
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