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記録ID: 362355
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

後立山八峰キレット縦走【忘備録】

2012年09月15日(土) ~ 2012年09月16日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
25.0km
登り
2,961m
下り
2,897m

コースタイム

■一日目
扇沢 5:00
種池山荘 7:15-7:20
爺ヶ岳南峰 7:50-8:10
鹿島槍南峰 11:20-12:00
キレット小屋 13:30
 
■二日目
キレット小屋 5:55
五竜山頂   9:00
五竜山荘   9:35-9:50
唐松山荘   11:50
八方池    13:40
天候 1日目晴れ後曇り後雨
2日目晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
扇沢に駐車。
帰りは白馬から電車で大町
大町から扇沢までバス。
コース状況/
危険箇所等
鹿島槍の吊尾根から五竜までは慎重に。
柏原新道から立山連峰
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柏原新道から立山連峰
種池山荘と剣岳が見えてきた
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種池山荘と剣岳が見えてきた
爺ヶ岳南峰
冷池山荘
ガスってきた
鹿島槍南峰まではハイキングコース
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ガスってきた
鹿島槍南峰まではハイキングコース
草紅葉が始まっている
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草紅葉が始まっている
鹿島槍南峰までは晴れていたが、吊尾根に入った途端ガスに突入。コースも一変。
いよいよ八峰キレットへ
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鹿島槍南峰までは晴れていたが、吊尾根に入った途端ガスに突入。コースも一変。
いよいよ八峰キレットへ
鉄梯子と鎖が張られたキレットの核心部。
鎖があるので、かえって鹿島槍北峰のザレた下りよりは安心できる。
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鉄梯子と鎖が張られたキレットの核心部。
鎖があるので、かえって鹿島槍北峰のザレた下りよりは安心できる。
ここがキレット最深部。
割れ目の間を抜けてゆく。
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ここがキレット最深部。
割れ目の間を抜けてゆく。
雨も降ってきておどろおどろしい雰囲気に
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雨も降ってきておどろおどろしい雰囲気に
キレットの立山側
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キレットの立山側
トラバース道の代わりに木の棒がボルトで固定されている。
ここまでくると結構笑えてくる。
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トラバース道の代わりに木の棒がボルトで固定されている。
ここまでくると結構笑えてくる。
勿論木の下はスッパリ下まで・・・
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勿論木の下はスッパリ下まで・・・
そして突如として現れるキレット小屋!
両サイドが絶壁のわずかなコルに建つ山小屋だ。
両サイド切り立っておりよくもまあ、こんな所に建てたものだ。
白馬館グループなので食事も充実で場所が場所だけに混んでいないので、居心地は抜群。
真昼間から早着きの人達とビール片手に談笑。
by  PC36100, HTC
そして突如として現れるキレット小屋!
両サイドが絶壁のわずかなコルに建つ山小屋だ。
両サイド切り立っておりよくもまあ、こんな所に建てたものだ。
白馬館グループなので食事も充実で場所が場所だけに混んでいないので、居心地は抜群。
真昼間から早着きの人達とビール片手に談笑。
G5方面へゆく人達。
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G5方面へゆく人達。
この小屋は予約した登山者には寝る場所など色々優遇してくれる。逆に予約してない人達には厳しい。危険な縦走路なので安全確保のためには仕方のないことだ。小屋の配慮で3人部屋をベテランのおじさんと2人で占有。
お気に入りの小屋になった。
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この小屋は予約した登山者には寝る場所など色々優遇してくれる。逆に予約してない人達には厳しい。危険な縦走路なので安全確保のためには仕方のないことだ。小屋の配慮で3人部屋をベテランのおじさんと2人で占有。
お気に入りの小屋になった。
今日はG5、G4を抜けて先ずは五竜を目指す
by  PC36100, HTC
今日はG5、G4を抜けて先ずは五竜を目指す
雲海から朝日が昇る
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雲海から朝日が昇る
直ぐにキレット小屋は見えなくなる
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直ぐにキレット小屋は見えなくなる
さあはじまりはじまり
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さあはじまりはじまり
黄色いペンキに従って先に進む。
ホールドとスタンスはしっかりしている
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黄色いペンキに従って先に進む。
ホールドとスタンスはしっかりしている
ペンキの矢印みたいな登り降りが続く。
やがて2段の鎖と呼ばれるポイントへ。
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ペンキの矢印みたいな登り降りが続く。
やがて2段の鎖と呼ばれるポイントへ。
こいつら、まだこちらが鎖にとりついているのに下降を開始して、拳大の落石を2発も見舞ってきた。1個は股の間を通り抜けて行った。当たっていれば谷底だ。落とした本人は恐縮していたが、リーダーは無言で追い抜いて行った。
これはメンバーの能力以上のペースで先行するリーダーの素養に大いに問題がある。
いつか死亡事故を起こすぞ!!怒!!!
by  PC36100, HTC
こいつら、まだこちらが鎖にとりついているのに下降を開始して、拳大の落石を2発も見舞ってきた。1個は股の間を通り抜けて行った。当たっていれば谷底だ。落とした本人は恐縮していたが、リーダーは無言で追い抜いて行った。
これはメンバーの能力以上のペースで先行するリーダーの素養に大いに問題がある。
いつか死亡事故を起こすぞ!!怒!!!
北方稜線が素晴らしい。
でかい方が三の窓雪渓で小さい方が小窓雪渓。
今回氷河と認定されたやつだ。
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北方稜線が素晴らしい。
でかい方が三の窓雪渓で小さい方が小窓雪渓。
今回氷河と認定されたやつだ。
五竜が少しづつ近付いてくる。
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五竜が少しづつ近付いてくる。
雲海の向こうに富士山が見える。
富士山は既に初冠雪。
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雲海の向こうに富士山が見える。
富士山は既に初冠雪。
雲海が素晴らしい
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雲海が素晴らしい
飽きない眺めだ
口沢のコルへ下る
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口沢のコルへ下る
三段登りか?
どこが三段だかよくわからないが、三段上り
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どこが三段だかよくわからないが、三段上り
下りきったら口沢のコルに到着。
この平場はテントを張りたくなる感じ。
この区間で一番リラックスできる場所。
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下りきったら口沢のコルに到着。
この平場はテントを張りたくなる感じ。
この区間で一番リラックスできる場所。
いよいよこれからG5だ。
Gはドイツ語のグラート(Grat)の略らしい。Gratとは痩せ尾根の意味。たぶん4つくらいのとんがりが順番にG4,G5,G6,G7らしいが、G1,G2,G3はあるのかないのかわからない。
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いよいよこれからG5だ。
Gはドイツ語のグラート(Grat)の略らしい。Gratとは痩せ尾根の意味。たぶん4つくらいのとんがりが順番にG4,G5,G6,G7らしいが、G1,G2,G3はあるのかないのかわからない。
ゴジラの背中のGの方が説得力ありそう。
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ゴジラの背中のGの方が説得力ありそう。
急峻なので、どっちに落ちても下までまっしぐら。
でも楽しい。
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急峻なので、どっちに落ちても下までまっしぐら。
でも楽しい。
八峰キレットを振り返る。
鹿島槍の下大きな切れ込みがキレットだ。
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八峰キレットを振り返る。
鹿島槍の下大きな切れ込みがキレットだ。
鉄梯子を下る
高度感抜群
急峻な岩場が続く
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急峻な岩場が続く
ひたすら三点支持に徹する
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ひたすら三点支持に徹する
ダイナミックだ
ガレも綺麗
さあどこがルートかわかりますか?
いよいよ核心部のG5、G4.
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さあどこがルートかわかりますか?
いよいよ核心部のG5、G4.
振り返る
高度感があるG5の下り
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高度感があるG5の下り
続けてG4に突入
ここがこのコースのハイライトだ。
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ここがこのコースのハイライトだ。
真ん中の上と左上に人がいるのが見えるだろうか?
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真ん中の上と左上に人がいるのが見えるだろうか?
痩せ尾根の鞍部に降りたつ
やれやれ
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痩せ尾根の鞍部に降りたつ
やれやれ
越えてきたG5、G4
奥のジャンダルムみたいな尖がりがG5
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越えてきたG5、G4
奥のジャンダルムみたいな尖がりがG5
G4はG5の手前にあるのだが、わかりにくい。
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G4はG5の手前にあるのだが、わかりにくい。
やがて五竜山頂
素晴らしい天気と眺望に恵まれた。
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やがて五竜山頂
素晴らしい天気と眺望に恵まれた。
剣や立山が美しい
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剣や立山が美しい
最高ね!
槍から先日登った黒部五郎や薬師が見える。
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槍から先日登った黒部五郎や薬師が見える。
五竜山荘を見下ろす。
急に登山者が増えたが五竜の下りも鎖場がある。
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五竜山荘を見下ろす。
急に登山者が増えたが五竜の下りも鎖場がある。
ルンゼを見下ろす
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ルンゼを見下ろす
ダイナミックな岩壁
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ダイナミックな岩壁
鹿島槍が双子の姉妹なら五竜は武骨な男だ。
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鹿島槍が双子の姉妹なら五竜は武骨な男だ。
ここから先は再びハイキングモード
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ここから先は再びハイキングモード
五竜山荘
入口の武田菱が格好いい
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五竜山荘
入口の武田菱が格好いい
のんびり唐松岳への稜線をゆく。
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のんびり唐松岳への稜線をゆく。
唐松岳へのなだらかな稜線
親子連れの登山者もいる
今までのコースが嘘のよう。
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唐松岳へのなだらかな稜線
親子連れの登山者もいる
今までのコースが嘘のよう。
穏やか過ぎる稜線から変わり、大黒岳から牛首岳にかけては結構急峻な鎖場が続く。
さっき見た親子連れはここを通過してきたのか??
途中でおばさんが滑落しかけたのを目撃。
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穏やか過ぎる稜線から変わり、大黒岳から牛首岳にかけては結構急峻な鎖場が続く。
さっき見た親子連れはここを通過してきたのか??
途中でおばさんが滑落しかけたのを目撃。
30分で唐松山頂往復。
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30分で唐松山頂往復。
八方池へ降りる途中、早くも紅葉が始まっていた。
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八方池へ降りる途中、早くも紅葉が始まっていた。
撮影機器:

感想

キレット小屋に泊まりたくて、一泊二日の縦走計画を立てた。
扇沢に車を停め、暗いうちにヘッデン点けて柏原新道を登る。
爺ヶ岳、鹿島槍南峰まではハイキング気分。
鹿島槍南峰を過ぎると天候もコースも一変。
ガレ場に雨が降ってくる。
滑りそうなザレた斜面を下り、八峰キレットへ。
鎖や梯子はあるが、危険は感じない。立山側から大町側へ割れ目を抜けて少しトラバースすると、突然ガスの中眼下にキレット小屋が現れる。
両サイド切り立った凄い場所に建てられた小屋だ。
キレット小屋は事前予約をしておいたので、就寝スペースを優遇してくれた。
予約なしの人達には叱責が飛ぶ。
油断が事故に直結する場所なので、仕方がない。
まだ真昼間ながら、早々にビールで同宿のおじさん達と祝杯を上げる。
冬季にキレットから飛び降りた話など、武勇伝が出てくる出てくる。
猛者が結構集まってきていて、聴いていて飽きない。
翌朝はいよいよ五竜へG5、G4越え。
最初から緊張する岩場が続く。
途中二段の鎖だろうか、下段の鎖に取りついている最中に3名のパーティーがこちらが降りるのを待たずに鎖に取りついてきた。
そのうちの一名が拳大の落石をこちらに落としてきて、一つは右側1mくらいを、もう一つはなんと股の間を抜けていった。
当たっていれば谷底だ。
勿論落とした本人は恐縮しきりだったが、問題はリーダーにあると思う。
リーダーは追い抜く際も無言。
メンバーの能力を超えたスピードが原因で落石に繋がっていると考えられる。
呼びとめて一言抗議しようと思ったが、折角の楽しい山行が不愉快になるので我慢した。
G5、G4の岩場はなかなか手応えがあって面白い。
慎重に進み、五竜へ近づいていった。
今回は素晴らしい晴天に恵まれ、剣をはじめとする山々の眺望が素晴らしい。
絶景の中、五竜山頂。
武田菱が格好いい五竜山荘から先は再びハイキングコース。
緩やかな縦走路には親子連れの姿も見える。
唐松山荘の手前牛首でまた鎖場。
前から来た年配の女性が滑落しかけてたいへん焦った。
唐松山荘前は凄い人だかり。
超絶に混んでいそうだったので、唐松山頂まで往復して直ぐに八方へ下ることにした。
最後はゴンドラで白馬に下り、バス、電車を乗り継いで大町に出て、再びバスで扇沢まで戻り車をピックアップして帰路に付いた。

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