丹沢最高峰 蛭ヶ岳
- GPS
- 29:56
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,304m
- 下り
- 2,294m
コースタイム
2日:蛭ヶ岳6:25 - 7:55丹沢山 - 9:05塔ノ岳9:25 - 11:50大倉
天候 | 1日:晴れ のち 曇り 2日:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト: 大倉ビジターセンター前にあり ■道の状況: 特に問題個所なし |
写真
感想
ひと月ほど山を歩いてなくて鈍ってきた不安があるので、雪山の季節に備えてトレーニング山行。
数日天気の良い日が続いているので夜景と星空も期待して、丹沢の中でもまだ行ったことのなかった蛭ヶ岳に泊ることにする。
当日の朝起きて天気予報を確認すると悪い方に転んでいてがっかりするが、行ってみなくては分からないと車を大倉へ向ける。
夜が明けてきて大倉で山の方を見ると今のところ空は青く、稜線もはっきり見える。少し安心して歩き始める。
尾根に登る途中の杉林に朝日が当たってくる景色はいつも美しくて清々しい。ところが体調はパッとせず、歩くペースがいつにも増して上がらない。
花立下の階段では息が上がって、追い越して行く何人もの後姿がどんどん遠くなる。やっとのことで塔ノ岳に辿り着き、二度目の朝食を食べながら休憩。
晴れてはいるが薄霞のかかったはっきりしない天気。目指す蛭ヶ岳へ見えてはいるがあちこちに雲がながれていて気になる。
塔ノ岳から丹沢山までは沿道の紅葉を探しながら歩くが、既に盛りは過ぎた様子。今はユーシンの谷へ向かう斜面が色付いている。
丹沢山でもう一度休憩して、お腹が空いたのでさらにおにぎりを1個食べる。今日は水の消費もいつもより多い気がする。やはり体調が少し悪いのか。
丹沢山から先は初めての道。少し緊張して踏み出す。
一旦100mほど一気に下り、不動ノ峰に向かってじわじわと登って行く。この辺ではかなり足に来ていて途中で休みを繰り返す。
不動ノ峰を過ぎると比較的平坦な道になり、行く手にいよいよ蛭ヶ岳と山荘が見えるようになってくる。
鬼ヶ岩からの小規模な鎖場を下り、150mほど登り返すとやっと蛭ヶ岳山頂に着く。休憩を含んで大倉から7時間かかった。
この日の宿泊は10名。大半の人は翌日檜洞丸経由で西丹沢に下りる。
せっかくここまで来たので、西丹沢へ下りて電車で大倉まで車を回収に行く手もあると暫し考える。しかし途中に小屋のないルートで今回は行動食の余裕がないので、無理をせず大倉へ戻ることにする。
夕方が近づくとどんどん雲が上がって来て何も見えなくなってしまったので、この時間帯での撮影を諦めて早めの時間帯に一旦就寝。
9時半過ぎに起き出して外を覗くと星は見えているので準備をして外へ出てみる。ところが上空は晴れているものの稜線から下にはガスが溜まり、下界の夜景はほとんど見えない。昇って来たオリオンと薄ら見える街灯りを入れて数枚撮影しただけで再び床に入る。
明け方に起きてみると状況はさらに悪く、小屋の周りにはほとんど視界がない。
まあ仕方がないと昨日の残りのおにぎりを食べながら下山の準備。この日の夕方には蛭ヶ岳山頂からダイヤモンド富士が眺められるそうで、3連休の初日という条件も重なって小屋には100名を越える予約が入っているとのこと。
小屋を出て鬼ヶ岩まで戻って来て振り返ると、ちょうど雲が切れてきて蛭ヶ岳の頂上が見え始めたので数枚を撮影。その後に再び雲の中に消えていった。
時々晴れたり出てきたりする霧の中を1時間半ほどで丹沢山。ここにはかなり多めの人が休んでいる。
水を補給しただけで塔ノ岳へ向かう。ここからはだんだん高い頻度で登山者とすれ違うようになってきた。
塔ノ岳に着くがここもガスの中で視界はなし。寒さを避けて尊仏山荘の中に入ってコーヒーを貰い、残ったパンを齧る。
大倉尾根の下りは長い。花立まで来ると雲の中からは抜けるが下界も何となく煙っている。
そんな天気でも休日らしく沢山の人が切れ目なく登って来る。何十回と挨拶の言葉を投げかけながら痛む膝を庇って慎重に下り、蛭ヶ岳から5時間半ほどで大倉に下山した。
天気は生憎で目的は半分も達成できなかったが、蛭ヶ岳までの道の様子は分かったので別の機会に主稜縦走を考えよう。
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