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記録ID: 3666267
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ハイキング
京都・北摂

比叡山(千日回峰コース)

2021年10月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
23.6km
登り
1,758m
下り
1,748m

コースタイム

日帰り
山行
7:52
休憩
0:00
合計
7:52
7:25
0
スタート地点
7:25
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28
7:53
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23
8:16
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19
8:49
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21
9:10
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30
9:40
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26
10:06
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23
10:29
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11:21
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112
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14
13:27
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13:52
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6
13:58
13:58
79
15:17
15:17
0
梅谷登り口
15:17
ゴール地点
天候 晴れのちくもり
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
無動寺道の鎖場は谷が深く、夜間に歩くと危ない。
修学院の赤山禅院。神仏混交の不思議な雰囲気の寺。今日の千日回峰はここからスタート。
2021年10月24日 07:18撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 7:18
修学院の赤山禅院。神仏混交の不思議な雰囲気の寺。今日の千日回峰はここからスタート。
赤山禅院で、まずは道中安全祈願。
2021年10月24日 07:20撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 7:20
赤山禅院で、まずは道中安全祈願。
比叡山への途中にある、千種忠顕卿戦死碑に寄り道。むかし大河ドラマ『太平記』ではモックンこと本木雅弘氏が演じていた。その頃の本木氏はまだアイドル枠の出演で、ドラマでもほとんどセリフがなかったと記憶している。史実の千種卿は、建武の新政でにわかに出世した武闘派公家であった。
2021年10月24日 08:16撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 8:16
比叡山への途中にある、千種忠顕卿戦死碑に寄り道。むかし大河ドラマ『太平記』ではモックンこと本木雅弘氏が演じていた。その頃の本木氏はまだアイドル枠の出演で、ドラマでもほとんどセリフがなかったと記憶している。史実の千種卿は、建武の新政でにわかに出世した武闘派公家であった。
比叡山頂のスキー場跡地。黄色い草が晴天によく映える。
2021年10月24日 08:35撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 8:35
比叡山頂のスキー場跡地。黄色い草が晴天によく映える。
山頂前ベンチから見る横高山。これから山の手前の峰辻に向かう。
2021年10月24日 08:41撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 8:41
山頂前ベンチから見る横高山。これから山の手前の峰辻に向かう。
鎮護国家碑。左に行くと松尾坂で、八瀬比叡山口に降りる。こちらもときどき鹿などに出くわす、なかなか風情ある道だ。
2021年10月24日 08:49撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 8:49
鎮護国家碑。左に行くと松尾坂で、八瀬比叡山口に降りる。こちらもときどき鹿などに出くわす、なかなか風情ある道だ。
西塔への橋。千日回峰は、東塔・西塔・横川中堂・日吉大社・無動寺の五つの寺社を千夜千回巡回して歩き続ける、比叡山伝統の荒行である。本物の修行は、わらじ履きで夜間に提灯の明かり一つ。雨の日も寒さの日も、歩き続けなければいけない。
2021年10月24日 08:52撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 8:52
西塔への橋。千日回峰は、東塔・西塔・横川中堂・日吉大社・無動寺の五つの寺社を千夜千回巡回して歩き続ける、比叡山伝統の荒行である。本物の修行は、わらじ履きで夜間に提灯の明かり一つ。雨の日も寒さの日も、歩き続けなければいけない。
境内の階段道。こういうところを走って降りると、長い距離の歩きでは後でこたえる。なので歩幅を小さくして進む。
2021年10月24日 08:56撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 8:56
境内の階段道。こういうところを走って降りると、長い距離の歩きでは後でこたえる。なので歩幅を小さくして進む。
西塔。正面から入ると拝観料を払わなければいけないので、ハイキングのみで通過するときは下のバイパスを通る。
2021年10月24日 09:10撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
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10/24 9:10
西塔。正面から入ると拝観料を払わなければいけないので、ハイキングのみで通過するときは下のバイパスを通る。
法然上人ゆかりの寺、青龍寺に降りる道。この道も風情がある。冬の雪の日に歩くと、じつによい。今日は通過して進む。
2021年10月24日 09:25撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 9:25
法然上人ゆかりの寺、青龍寺に降りる道。この道も風情がある。冬の雪の日に歩くと、じつによい。今日は通過して進む。
玉体杉。5月に来たときに比べて、心なしか元気がないように見えた・・
2021年10月24日 09:40撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
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10/24 9:40
玉体杉。5月に来たときに比べて、心なしか元気がないように見えた・・
玉体杉から、京都市街を見る。千日回峰は夜の行なので、修行者はここで国家安泰を京都市街の夜景に向けて祈るのだ。
2021年10月24日 09:43撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
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10/24 9:43
玉体杉から、京都市街を見る。千日回峰は夜の行なので、修行者はここで国家安泰を京都市街の夜景に向けて祈るのだ。
峰辻。まっすぐ登ると横高山、水井山、仰木峠。右に降りると横川中堂。左に降りると大原登山口に着く。
2021年10月24日 09:48撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 9:48
峰辻。まっすぐ登ると横高山、水井山、仰木峠。右に降りると横川中堂。左に降りると大原登山口に着く。
横川中堂は、ハイキングで通過すると告げたら無料で通してくれた。まだ紅葉には早い。
2021年10月24日 10:10撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 10:10
横川中堂は、ハイキングで通過すると告げたら無料で通してくれた。まだ紅葉には早い。
2021年10月24日 10:12撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 10:12
日本生命慰霊宝塔。一足先に、紅葉であった。
2021年10月24日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
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10/24 10:25
日本生命慰霊宝塔。一足先に、紅葉であった。
慰霊宝塔から見るびわ湖。島が沖島だとすれば、方角から言ってその向こうの山影は伊吹山ということになるか。
2021年10月24日 10:26撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 10:26
慰霊宝塔から見るびわ湖。島が沖島だとすれば、方角から言ってその向こうの山影は伊吹山ということになるか。
慰霊宝塔の横から、坂本に降りる中尾坂が開いている。いかにも昭和チックな案内。
2021年10月24日 10:29撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 10:29
慰霊宝塔の横から、坂本に降りる中尾坂が開いている。いかにも昭和チックな案内。
坂を降りたところ。
2021年10月24日 11:02撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 11:02
坂を降りたところ。
山道を降りて、飯室不動堂を横切る。
2021年10月24日 11:07撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 11:07
山道を降りて、飯室不動堂を横切る。
ここから山を越えるのが近道。舗装された県道を進むのは、遠回り。
2021年10月24日 11:09撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 11:09
ここから山を越えるのが近道。舗装された県道を進むのは、遠回り。
近道を抜けて、県道に合流。
2021年10月24日 11:21撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 11:21
近道を抜けて、県道に合流。
西教寺。明智光秀ゆかりの寺。光秀の居城坂本城は安土城に次ぐ巨城であったが、今は跡形もない。
2021年10月24日 11:29撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
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10/24 11:29
西教寺。明智光秀ゆかりの寺。光秀の居城坂本城は安土城に次ぐ巨城であったが、今は跡形もない。
日吉大社。神社であるが、比叡山の入口でもある。信長にも寺と神社とまとめて焼き討ちされた。
2021年10月24日 11:42撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
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10/24 11:42
日吉大社。神社であるが、比叡山の入口でもある。信長にも寺と神社とまとめて焼き討ちされた。
鳥居の横に、本坂入口。延暦寺には、ここから登るのが一番早い。しかし今日は、千日回峰コースを行く。
2021年10月24日 11:44撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 11:44
鳥居の横に、本坂入口。延暦寺には、ここから登るのが一番早い。しかし今日は、千日回峰コースを行く。
無動寺道の入口。ここから登り直す。
2021年10月24日 11:51撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 11:51
無動寺道の入口。ここから登り直す。
現在のところ、無道寺道で一番の難所。谷が崩落して鎖が打ち込まれている。5月に通ったときよりも崩れ方が厳しくなっているように思われた。昼間に進むときは気を付ければ問題ないが、夜に登山などして通るのはすこぶる危ない。
2021年10月24日 12:20撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 12:20
現在のところ、無道寺道で一番の難所。谷が崩落して鎖が打ち込まれている。5月に通ったときよりも崩れ方が厳しくなっているように思われた。昼間に進むときは気を付ければ問題ないが、夜に登山などして通るのはすこぶる危ない。
2021年10月24日 12:20撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 12:20
紀貫之の墓所に続く道。今日は寄らないでおく。
2021年10月24日 12:26撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 12:26
紀貫之の墓所に続く道。今日は寄らないでおく。
眼下にびわ湖。これで最も狭い地点なのだから、この湖は大きい。
2021年10月24日 12:38撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
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10/24 12:38
眼下にびわ湖。これで最も狭い地点なのだから、この湖は大きい。
無動寺道の谷もまた、夏の豪雨でひどく荒らされてしまい、登山道がわかりにくくなってしまっていた。谷の地蔵も砂だらけで、哀切である。
2021年10月24日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
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10/24 12:50
無動寺道の谷もまた、夏の豪雨でひどく荒らされてしまい、登山道がわかりにくくなってしまっていた。谷の地蔵も砂だらけで、哀切である。
無動寺明王堂。千日回峰の行者はここで寝起きし、深夜から歩き始めて朝に戻って来る。これを千回繰り返すのだ。
2021年10月24日 13:13撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 13:13
無動寺明王堂。千日回峰の行者はここで寝起きし、深夜から歩き始めて朝に戻って来る。これを千回繰り返すのだ。
ケーブル延暦寺駅から。今日はびわ湖も比良山も、よく見える。
2021年10月24日 13:27撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 13:27
ケーブル延暦寺駅から。今日はびわ湖も比良山も、よく見える。
ケーブル駅を過ぎて、最後の登り道。東塔はどうやっても拝観料を取られるので、境内に入らずに進む。
2021年10月24日 13:34撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 13:34
ケーブル駅を過ぎて、最後の登り道。東塔はどうやっても拝観料を取られるので、境内に入らずに進む。
大比叡山頂に戻ってきた。
2021年10月24日 13:53撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 13:53
大比叡山頂に戻ってきた。
山頂から大阪方面を見る。梅田の市街、あべのハルカス、その向こうに大阪湾のきらめきが見える。
2021年10月24日 13:57撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 13:57
山頂から大阪方面を見る。梅田の市街、あべのハルカス、その向こうに大阪湾のきらめきが見える。
山頂から比良山方面を見る。びわ湖の東対岸と伊吹山系が見える。
2021年10月24日 14:02撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
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10/24 14:02
山頂から比良山方面を見る。びわ湖の東対岸と伊吹山系が見える。
梅谷登山口に帰還。総所要時間は、8時間であった。
2021年10月24日 15:17撮影 by  Canon PowerShot SX420 IS, Canon
10/24 15:17
梅谷登山口に帰還。総所要時間は、8時間であった。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 飲料 地図(地形図) コンパス 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル ストック カメラ ヘッドライト

感想

山を登り始めてから、この10月末で1周年。去年の10月25日に最初に登ったのは、一番近くにある比叡山だった。1周年を記念して、今日は今年5月に行った千日回峰コース周遊を再び試みた。京都側の赤山禅院から始めて比叡山頂に行き、西塔・横川中堂・日吉大社を巡って再び無動寺道から入山、無動寺明王堂を通って再び比叡山頂に向かって下山する。5月のときには、ほぼ9時間を要した。今日は朝7時から始めて、8時間で赤山禅院に戻ってきた。本物の行者は今日の比叡山二度登りの道もまた100日行うというのであるが、それは確かに人間の限界を試す荒行だ。

ちょっと心配になったのは、無動寺道の崩落地点だ。鎖が打ち込まれているので、昼間であれば十分に気を付ければ通ることは問題ない。しかし千日回峰は夜の行であり、あの地点を夜に行くのはきわめて危険なことだ。千日回峰に憧れて夜道を歩いたりしないように、自重してもらいたいと願うばかりだ。

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体力レベル
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