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Yamareco

記録ID: 3667952
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ハイキング
甲信越

未丈ヶ岳(泣沢登山口)

2021年10月24日(日) [日帰り]
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GPS
08:27
距離
11.2km
登り
1,191m
下り
1,199m

コースタイム

06:18 泣沢登山口
06:23 第一徒渉点
06:29 第二徒渉点
06:50 第三徒渉点
07:00 手摺の無いへの字鉄橋
08:15 974P 08:18
08:24 松の木ダオ
10:10 未丈ヶ岳 10:27
12:35 松の木ダオ
12:46 974P
14:00 手摺の無いへの字鉄橋
14:45 泣沢登山口
天候 24日は日本海の高気圧に覆われるため上信越地方は登山日和の予報であったが、寒気が入り込み中下越地方は未明まで雨。次第に回復して午後は晴れそうな予報であったが、上空のガスは取れずに終日曇り。肌寒い一日でした。
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内(11:34)−首都高速−外環自動車道−<大泉JCT>−関越自動車道−<小出IC>−R291−<小出IC干溝入口>−県道70号−<吉田>−R352−<シルバーライン入口(417 743 178*41)>−県道50号−<泣沢避難口 >−泣沢登山口駐車スペース(04:20/284km)

■復路:泣沢登山口駐車スペース(15:00/284km)−シルバーライン−R352−<吉田>−県道70号−<小出IC干溝入口>−R291−<小出IC>−関越自動車道−<高崎JCT>−北関東自動車道−<岩舟JCT>−東北自動車道−<川口JCT>−首都高速−都内(20:40/579km).....関越自動車道事故渋滞(藤岡−練馬4時間以上)

■駐車場(駐車スペース)
シルバーラインの泣沢避難口のシャッターを開けてトンネルの外に出ると、登山口(登山ポスト)までの間に幾つかに分散して駐車スペースがあります。ひとつのスペースに3〜5台ほど駐車できそうです。山と高原地図では20台と書かれていますが、もう少し駐められそうです。
マップコード:785 331 208*53(泣沢避難口)
コース状況/
危険箇所等
■泣沢登山口−974P
登山口を入ると、すぐに第一、第二徒渉点があります。この二つの徒渉点は水量もそれほど多くなく、この時期の難易度は高くないので容易に飛び石で渡れます。
第二徒渉点から第三徒渉点までは、泣沢(オソノ沢)の左岸に付けられた山腹を巻く細い登山道で、道が消滅しているような箇所もあり、危険な場所には山側からトラロープが下がっています。雨が降った後で滑りやすく、濡れた落ち葉も乗っているので谷側に滑り落ちないように注意が必要です。
第三徒渉点は水量により難易度は変わってきます。水量が少ないと飛び石は露出するでしょうが、今回は多くの石が水をかぶっていました。深くはありませんので、ドボンしたくなければ靴を脱いだ方がいいでしょう。靴を脱ぐ脱がないに拘わらず、ストックは伸ばした方が安全です。
手摺が無い鉄橋を渡って974Pへの登りになります。ヤセ尾根や急登、ザレなどが少しありますが、概ね快適な尾根歩きです。

■974P−未丈ヶ岳山頂
974Pから急坂を下って松の木ダオから未丈ヶ岳山頂への登りになります。974Pまでの尾根と異なり、急登が多くなります。それでも尾根筋は道幅があるので危険度は低いですが、山腹のトラバースは道があるのか無いのか、足の置き場所を探しながら登る箇所が幾つかありました。
この日は濡れた岩場に落ち葉が乗っかり、おまけに雪まで乗っかった三重苦でした。雪があったからかもしれませんが、一般登山道としてはお助け類があったほうがいいと思われる箇所が幾つかありました。
その他周辺情報 ■コンビニ:関越自動車道小出ICを出たすぐの国道291号線にセブンイレブンがあり、少し先の県道70号線深雪の里交差点にローソンがあります。この先、樹海ライン(R352)、奥只見シルバーラインにはコンビニはありません。
奥只見シルバーラインの泣沢避難口です。左に見えるシャッターを開けてトンネル外に出ます。
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奥只見シルバーラインの泣沢避難口です。左に見えるシャッターを開けてトンネル外に出ます。
SUVのルーフキャリヤにボックスを乗せているので開閉口の高さが心配でしたが、全く問題ありません。大型トラックが出入りできる高さがあります。手でここまで開けるのは困難なので、外にあった木材をお借りしました。
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SUVのルーフキャリヤにボックスを乗せているので開閉口の高さが心配でしたが、全く問題ありません。大型トラックが出入りできる高さがあります。手でここまで開けるのは困難なので、外にあった木材をお借りしました。
登山口の駐車スペースです。到着時には先行車は1台だけでしたが、明るくなると2台増えていました。
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登山口の駐車スペースです。到着時には先行車は1台だけでしたが、明るくなると2台増えていました。
6時出発予定で準備をしましたが雨が止みません。ネットが圏外なのでNHKの天気概況を聞きながら車中で待機です。20分ほどで雨が上がったので登山口に入ります。
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6時出発予定で準備をしましたが雨が止みません。ネットが圏外なのでNHKの天気概況を聞きながら車中で待機です。20分ほどで雨が上がったので登山口に入ります。
第一徒渉点、水量は多くなく石は露出しているので飛び石で渡れます。
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第一徒渉点、水量は多くなく石は露出しているので飛び石で渡れます。
第二徒渉点、未明までの雨のせいか水の流れはありますが、何とか濡れずに渡れました。
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第二徒渉点、未明までの雨のせいか水の流れはありますが、何とか濡れずに渡れました。
第三徒渉点へは川底まで鎖で降ります。
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第三徒渉点へは川底まで鎖で降ります。
第三渡渉点、雨のためか飛び石で渡れそうな石に水が被っています。ハイカットの靴なのでストックを伸ばして突っ込みます。スパッツまで水没しましたが浸水はしませんでした。
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第三渡渉点、雨のためか飛び石で渡れそうな石に水が被っています。ハイカットの靴なのでストックを伸ばして突っ込みます。スパッツまで水没しましたが浸水はしませんでした。
手摺りのない橋です。ある程度幅があるのでそれほど緊張なく渡れますが、強風とかザックが大きいと緊張するでしょう。
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手摺りのない橋です。ある程度幅があるのでそれほど緊張なく渡れますが、強風とかザックが大きいと緊張するでしょう。
黒又沢の奥に冠雪した山が見えてきました。
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黒又沢の奥に冠雪した山が見えてきました。
拡大してみると荒沢岳のようですが、稜線は雲に覆われイマイチ同定ができません。
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拡大してみると荒沢岳のようですが、稜線は雲に覆われイマイチ同定ができません。
コンデジではこれが精一杯、でも白い山容にチョット興奮です。天候も回復基調です。
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コンデジではこれが精一杯、でも白い山容にチョット興奮です。天候も回復基調です。
ガスが少しずつ取れて来ました。974Pへの稜線はクッキリと見えて来ました。この奥にある未丈ヶ岳の山頂はまだガスの中です。
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ガスが少しずつ取れて来ました。974Pへの稜線はクッキリと見えて来ました。この奥にある未丈ヶ岳の山頂はまだガスの中です。
974Pが近くなると、南西の方角の山も見えてきます。雲が多く同定は難しいのですがエチコマのような気がします。
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974Pが近くなると、南西の方角の山も見えてきます。雲が多く同定は難しいのですがエチコマのような気がします。
974Pの山頂です。山頂標識のようなものはありませんでした。
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974Pの山頂です。山頂標識のようなものはありませんでした。
974Pから松の木ダオへ下り始めると青空も見えてきました。
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974Pから松の木ダオへ下り始めると青空も見えてきました。
ガスが取れ始めた山を拡大してみると、これはエチコマに間違いないでしょう。
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ガスが取れ始めた山を拡大してみると、これはエチコマに間違いないでしょう。
松の木ダオから未丈ヶ岳へ登り始めると雪が出始めました。
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松の木ダオから未丈ヶ岳へ登り始めると雪が出始めました。
未丈ヶ岳のガスも取れ山頂が見えました。登山道の雪は山頂まで繋がっているようです。
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未丈ヶ岳のガスも取れ山頂が見えました。登山道の雪は山頂まで繋がっているようです。
山頂直下、もう少しです。
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山頂直下、もう少しです。
未丈ヶ岳の山頂です。

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未丈ヶ岳の山頂です。

基準点名:大鳥岳 等級:二等 標高:1552.76m
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基準点名:大鳥岳 等級:二等 標高:1552.76m
山頂は狭いので、大草原で休もうと下ってきましたが、一面雪で腰を下ろせる場所がありません。
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山頂は狭いので、大草原で休もうと下ってきましたが、一面雪で腰を下ろせる場所がありません。
仕方なく山頂に戻ってきました。下界のガスは取れたようですが、上空のガスが取れません。魚沼市街を俯瞰しています。
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仕方なく山頂に戻ってきました。下界のガスは取れたようですが、上空のガスが取れません。魚沼市街を俯瞰しています。
北の方向には、桧岳、百字ヶ岳、中岳、毛猛山です。
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北の方向には、桧岳、百字ヶ岳、中岳、毛猛山です。
桧岳のガスが取れたのでアップに...
20分ほど山頂にいましたが、上空のガスは取れる気配はありません。寒くなってきたので下山します。
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桧岳のガスが取れたのでアップに...
20分ほど山頂にいましたが、上空のガスは取れる気配はありません。寒くなってきたので下山します。
ナナカマドの葉は赤くなる前に落葉のようです。
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ナナカマドの葉は赤くなる前に落葉のようです。
山頂から急坂を下ってきて、1450m辺りになだらかになる場所があります。日当たりもいいのでここで早めの昼食を摂りました。北西の方角には上権現堂山と唐松山のようです。
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山頂から急坂を下ってきて、1450m辺りになだらかになる場所があります。日当たりもいいのでここで早めの昼食を摂りました。北西の方角には上権現堂山と唐松山のようです。
水頭沢を挟んで北側の四十峠への稜線です。曇っていて発色はイマイチですが、この稜線の紅葉が一番のように感じました。
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水頭沢を挟んで北側の四十峠への稜線です。曇っていて発色はイマイチですが、この稜線の紅葉が一番のように感じました。
974Pからの西側の山並みです。見えているのはたぶん、中ノ岳と越後駒ヶ岳を繋ぐ檜廊下だと思うのですが、中ノ岳もエチコマもガスで見えません。
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974Pからの西側の山並みです。見えているのはたぶん、中ノ岳と越後駒ヶ岳を繋ぐ檜廊下だと思うのですが、中ノ岳もエチコマもガスで見えません。
738P辺りです。辛うじてエチコマは見えましたが、右奥にあるであろう中ノ岳は姿を現しませんでした。
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738P辺りです。辛うじてエチコマは見えましたが、右奥にあるであろう中ノ岳は姿を現しませんでした。
今日はこれが限度、越後駒ヶ岳
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今日はこれが限度、越後駒ヶ岳
680m辺りまで下ってきて、荒沢岳の稜線が見えました。
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680m辺りまで下ってきて、荒沢岳の稜線が見えました。
最後に姿を表した荒沢岳です。
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最後に姿を表した荒沢岳です。
登山口に戻ってきました。朝より車は増えています。駐車スペースは20台ほどのようですが、10台は入っているようです。
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登山口に戻ってきました。朝より車は増えています。駐車スペースは20台ほどのようですが、10台は入っているようです。
15時近くになりました。関越道は事故渋滞が始まっているようです。藤岡から練馬まで4時間以上、高崎から東北自動車道に逃げて帰ります。お疲れ〜...
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15時近くになりました。関越道は事故渋滞が始まっているようです。藤岡から練馬まで4時間以上、高崎から東北自動車道に逃げて帰ります。お疲れ〜...

感想

未丈ヶ岳....いつだったか、荒沢岳に登った帰りだったと思う。温泉に入って地元の方と話しをしている中で、未丈ヶ岳の話題になった。地元の方は、夏は薮で登れない。薮が雪の下になる冬季限定だと...

荒沢岳だったかエチコマだったか、未丈岳が印象的だったので、「登りたい山リスト」に加えてあった。年月が経ち未踏の消化と追加を繰り返していくうちに、いつしか未丈ヶ岳は2ページ目に移動して、あまり目に付くことはなかった。

コロナ禍の中、ほとんど同じ顔ぶれの「話題の山行記録」ではなく、話題にはならなかったけどそこそこボリュームのある山行記録を選んで読んでいた。この中に未丈ヶ岳が幾つか出てきた。しかも、8月、9月、10月と...えっ、夏でも登れるの...薮はないの...
冬季限定だと思っていた未丈ヶ岳、シルバーラインも冬季通行止めなのでイマイチ乗り気にならなかったが、幾つかのレコを読んでみるとだいぶ前に登山道が整備されたようだ。
ならば行かねばなるまい...未丈ヶ岳。

幸い週末は日本海の高気圧が張り出し好天が期待される...っと、ヤマテンのメールでもそんなことが書いてあった。
関越道に入った頃から小雨が降ったりやんだり、谷川のトンネルを越えると天気は一変するはずだったが、新潟側も雨だった。
ネットが圏外なので、NHKラジオの天気概況を聞きながら時間を過ごした。東京をはじめ、各地が青空の晴天だとか、新潟の一部は寒気が入ったため雨が降っているとか(ここかよ)、それでも日中は晴れるとか...

6時出発予定が、雨が上がったのが6時20分頃、「日中は晴れる」を信じて登山口に入った。一時、青空も見えたが、上空の雲は最後まで取れずに残念だったが、「登りたい山リスト」の未踏が一つ消えた。
登山道には要所にトラロープやくさりが設置されていたが、山頂へは雪もあり、なかなかタフな登りだった。

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