地獄の火打山、妙高縦走。トレース一切なし…(笹ヶ峰登山口〜高谷池ヒュッテ涸沢岳〜火打山〜妙高山〜赤倉観光ホテル)
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- GPS
- 15:18
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,916m
- 下り
- 2,287m
コースタイム
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:11
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 9:58
天候 | 晴れと曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪40cm〜100cm |
写真
感想
地獄の火打山、妙高縦走。トレース一切なし…(笹ヶ峰登山口〜高谷池ヒュッテ涸沢岳〜火打山〜妙高山〜赤倉観光ホテル)
火打、妙高の縦走に行ってきました。雪が積もってるみたいだけど、まあ30センチくらいかなあと思って行ってみたたらえらい目にあいました…。
一日目、
東京から朝一で出発して笹ヶ峰登山口へ、この時点で時刻は10時半準備をするとすでに11時になっていました…。
ここから一気に高谷池ヒュッテまで。雪は高谷池ヒュッテ付近からでてくるかなあと思ったのですが、なんと登山口開始から少し歩いてもう既に雪が積もり始めていました。
少し歩くと、どんどん雪がつもりだし、これはびっくりと言うことで、早々とチェーンアイゼンを取り出して装着。ハードな登山になりそうです。
高谷池ヒュッテまでは三時間程度で到着。踏み跡もしっかりしているのでさほど問題なし。綺麗な山小屋ですねー。トイレの便座が暖かくてウォッシュレットなのにはビビりました。
道中、すれ違った人から妙高山へのルートは一切人が通った形跡がないという情報を得て、半分妙高山への縦走は諦めモード。
そのまま荷物を軽くして、火打山をピストン。火打山は、つるんとした斜面で雪が積もると本当に美しい。
こちらもたくさんの人が登っているのでルートがあって問題なし。チェーンアイゼンか軽アイゼンくらいはあった方が良いでしょう。
宿に戻ると、私と同じで妙高山へ縦走を考えていた方に遭遇。一緒にラッセルして挑戦しないかとのお誘い。迷いましたが受けてしまいました。これが地獄への始まりw
二日目、
朝食をとり7時前に高谷池ヒュッテに到着。ここから黒沢池ヒュッテまではぎりぎり足跡があり順調。
問題はその先…、まったく足跡がないし、雪が深い!とにかく深い!深いところは余裕で1メートルくらいあります。
もうここから先は、ひたすら修行で雪をラッセル、足が踏み込める足場を探しながら永遠とも思える距離を歩くことになります。
もし、雪がなければサクッと行けるコースなのですが、ペースも当然ガタ落ちです。
全身の筋肉が悲鳴を上げていますが、途中からあまりにしんどくて麻痺してわからなくなりましたw
道中、明確に危険箇所ありで大倉乗越から長助池分岐のあいだのトラバースは崖になっていて、雪で滑るとかなり下まで落とされる危険地帯になっています。要注意。
それ以外は、体力がめちゃくちゃあれば乗り越えられるとは思います。お勧めしませんがw
そんなこんなで、永遠とも思える7.5時間のラッセルを経て妙高山山頂へ!
これで妙高の先も足跡がなかったら絶望でしたが、その先はばっちりトレースが大量にあって道ができています。よし!これで遭難しない!(本気)
この、シビアなコースを通過して妙高山から見た日本海の景色は忘れることはないでしょう。もう二度とやりませんw
妙高山から先はトレースがあるので難なく下山。体力かなり削られていたのでしんどかったですが。
あと、妙高山からの下山の急坂は結構怖いですね。雪があると尚更なのでこちらも要注意。
一通り登山を終えて、下山口は赤倉観光のスキー場へ。そのまま赤倉観光ホテルにチェクイン。ここまでで行動時間10時間。
雪山から生還した後の温泉と、フルコースのイタリアンが、ありえないくらい最高だったのは言うまでもありません。
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