北穂高岳 小屋泊まり
- GPS
- 16:28
- 距離
- 38.7km
- 登り
- 2,274m
- 下り
- 2,285m
コースタイム
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:55
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 7:33
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰りも同じ。 往復とも平日はすいてますね。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北穂高岳登りは2700m手前で、積雪ルートへ。 下りも積雪ルートが良いとと思うが、私は展望の良い南陵を降る。 南陵ルートもトレースは有る。 |
その他周辺情報 | この日北穂高小屋は一人貸し切り状態でした。 温泉ではないが、小梨の湯。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
ヘルメット
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感想
先行業務が手詰まり状態だったので、土日しゅっのつもりで先行代休をとり、天気も良さ是だったので平日山登りに行く。場所は毎年行っている槍穂高、以前はテント泊していたが、寒いし、一泊のためにテント担ぐのも嫌なので、上高地から北穂高岳までこの積雪期に上がるにはザックは軽くしたいので、そしてなによりこの時期南陵にテント泊などありえないので、必然的に北穂小屋泊まりとなる。この小屋3100mに立っており、景観を壊しているなど言う人もいるが、小綺麗で食事も良く、一度泊まるとリピーターとなってしまう。それもこの空いた時期しかこないから言えるのかもしれない。夏場の混みようはすごそうだ。
いつものとおり、さわやか信州号で上高地に早朝到着。休日前日は座席の予約が難しいが平日は空いている。新宿から上高地まで通常のバス便であれば5時間弱であるが、このバスは7時間ほどかけるので睡眠時間は長く取れるので有り難い。それでも熟睡は難しく、この日もなかなか寝付けなかったが、いつの間にか寝入り気がつくと上高地手間まで来ていた。
前日コンビニで購入した朝食をとり準備をしていると、次第に夜も明け明るくなった時点で上高地を後にする。途中徳沢園でのコーヒータイムを挟み、横尾までの長く変化のない平坦路を辛抱強く歩く。
横尾から登山道にはいっても本沢橋まで雪は全くないが、そこを過ぎ日陰に入ると凍結路となりアイゼンがあった方が安全ではあるが、岩が露出しておりある憎い。おまけに日向にでると全く雪がなくなる。涸沢ヒュッテが見え出すと積雪が増えるがアイゼンは不要だ。
涸沢小屋の手前でアイゼンを装着したが、標高2700mの積雪期ルート分岐地点までは積雪はほとんどなく、岩の上をアイゼンでガチャガチャと歩きにくい。
北穂高沢へのルートはガレ場の手前の踏み後から入った方が良い。ガレ場まで行ってしまうと、雪が解けているので最初の登りがガレ場となり足元が不安定だ。途中から沢沿いにルートを取ったがトレースがないため、しばらく踏み抜きしまくりで、しまいに足が攣ってしまいどっと疲労感が増す。ちょうどタイミングよく降りてきた登山者を目指してどうにかトレースのあるルートにたどり着く。だが、ここ数日の融雪でトレース通りでも結構踏み抜きがあり嫌らしい。眼下の涸沢を振りむくと結構な高度感だが、斜度はそれほど感じない。しかし、とにかく脚に堪える登りでなかなかピークが近づかない。標高差700mだと2時間程度かと予想していたが、3時間悪戦苦闘しようやく北穂高頂上に到達する。頂上からの絶景ははそれまでの労に十二分に報いてくれる素晴らしだ。
この日の宿泊客はなんど私一人。少し寂しい気もしたが、貸し切り状態の山小屋、そしてこの素晴らしい天気、景色、日の出、日の入りを独り占めできるなんて本当に幸運だった。
翌日は、日の出を楽しみ、食事、そしてコーヒーを飲みながらまったりと山小屋で過ごす。名残惜しくはあるが、帰路の事を考えるとそう長居もできない。8:30には小屋を出発。途中北穂高岳南峰を経由し下りは展望の良い南陵ルートを下山する。この時期のルートとしてはリスクの低い北穂高沢ルートが一般的のようだが、南陵ルートにも一応トレースはあったのでこれをほぼ忠実にたどるが、やはり融雪が進んでいるためか踏み抜きがたびたびあり時間を要する。階段、鎖ともに積雪に隠れており、この部分の通過は慎重を期してクラムダウンする。ガレ場にて冬季ルートと合流しそこから下はアイゼンを外す。あるとかえって危険だ。
一方、涸沢からの下りでは一部アイスバーンでは、面倒ではあったが念のためにアイゼンを装着する。体力も衰えだす60を過ぎてからは極力安全を心掛けているが、それでもヒヤリハットは結構あるので気を付けねばと思う。
横尾にて帰りの新宿行のバスを予約。そこから3時間弱で上高地まで行き、小梨平で風呂に入る時間を考え、梓川沿いの遊歩道を急ぎ下る。
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