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Yamareco

記録ID: 3678365
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北穂高岳 小屋泊まり

2021年10月28日(木) ~ 2021年10月29日(金)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
16:28
距離
38.7km
登り
2,274m
下り
2,285m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:04
休憩
0:51
合計
8:55
距離 18.2km 登り 1,965m 下り 379m
5:50
6
スタート地点
5:56
37
6:33
6:35
5
6:40
6:41
39
7:20
7:25
2
7:27
7:37
16
7:53
43
8:36
8:48
18
9:06
35
9:41
9:42
51
10:33
16
10:49
33
11:22
11:23
5
11:28
11:47
177
14:44
1
2日目
山行
5:52
休憩
1:41
合計
7:33
距離 20.4km 登り 323m 下り 1,916m
8:28
0
8:28
8:36
27
9:03
9:06
92
10:38
3
10:41
8
10:49
11:12
18
11:30
11
11:41
30
12:11
12:18
28
12:46
14
13:00
13:22
35
13:57
10
14:07
34
14:41
4
14:45
29
15:14
15:52
5
15:57
4
16:01
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
バスタ新宿からさわやか信州号。
帰りも同じ。
往復とも平日はすいてますね。
コース状況/
危険箇所等
北穂高岳登りは2700m手前で、積雪ルートへ。
下りも積雪ルートが良いとと思うが、私は展望の良い南陵を降る。
南陵ルートもトレースは有る。
その他周辺情報 この日北穂高小屋は一人貸し切り状態でした。
温泉ではないが、小梨の湯。
本谷橋を渡って暫く続く日陰が、今回のコースで一番滑る。下りはアイゼン着用。
2021年10月28日 09:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/28 9:58
本谷橋を渡って暫く続く日陰が、今回のコースで一番滑る。下りはアイゼン着用。
しばらく登り、日向はこの通リアイゼン不要。
2021年10月28日 10:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/28 10:33
しばらく登り、日向はこの通リアイゼン不要。
お猿が現れる。
2021年10月28日 10:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/28 10:44
お猿が現れる。
小屋下から、積雪が多くなる。
2021年10月28日 10:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/28 10:59
小屋下から、積雪が多くなる。
好転続きでだいぶ溶けたようだが、ここ数年では一番多いかな。
2021年10月28日 11:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/28 11:32
好転続きでだいぶ溶けたようだが、ここ数年では一番多いかな。
北穂に向けて登り始める。標高差700で、雪道なので大変だ。
2021年10月28日 11:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/28 11:33
北穂に向けて登り始める。標高差700で、雪道なので大変だ。
前穂高岳。登りだすと、展望が開ける。
2021年10月28日 12:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/28 12:47
前穂高岳。登りだすと、展望が開ける。
登りだして1時間。涸沢が眼下に小さくなる。
2021年10月28日 12:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/28 12:47
登りだして1時間。涸沢が眼下に小さくなる。
標高2700付近から積雪期ルートに入るが、トレースがあっても結構踏み抜きがある。
2021年10月28日 13:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/28 13:22
標高2700付近から積雪期ルートに入るが、トレースがあっても結構踏み抜きがある。
北穂高沢に入り50分。くたびれたが、まださきは長い。
2021年10月28日 13:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/28 13:50
北穂高沢に入り50分。くたびれたが、まださきは長い。
眼下を振り返るとだいぶ登って来た。
2021年10月28日 13:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/28 13:50
眼下を振り返るとだいぶ登って来た。
頂上直下はかなり急勾配。
2021年10月28日 14:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/28 14:19
頂上直下はかなり急勾配。
なかなか頂上に着かない。
2021年10月28日 14:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/28 14:19
なかなか頂上に着かない。
ようやく頂上到達。雪に遊ばれ疲労困憊。
2021年10月28日 14:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/28 14:37
ようやく頂上到達。雪に遊ばれ疲労困憊。
夕暮れの絶景を堪能。
北穂南峰、奥穂高岳。
2021年10月28日 16:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/28 16:51
夕暮れの絶景を堪能。
北穂南峰、奥穂高岳。
夕日に映える槍ヶ岳。
2021年10月28日 16:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/28 16:52
夕日に映える槍ヶ岳。
日没。
2021年10月28日 16:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/28 16:54
日没。
日没後の槍ヶ岳。
2021年10月28日 16:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/28 16:57
日没後の槍ヶ岳。
日没後、笠ヶ岳。
2021年10月28日 16:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/28 16:58
日没後、笠ヶ岳。
日の出前の北穂南峰と奥穂高岳。
2021年10月29日 05:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/29 5:51
日の出前の北穂南峰と奥穂高岳。
奥穂高岳、吊尾根、前穂高岳
2021年10月29日 05:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/29 5:51
奥穂高岳、吊尾根、前穂高岳
日の出前、前穂高岳と雲海。
2021年10月29日 05:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 5:51
日の出前、前穂高岳と雲海。
段々と赤みが増す地平線。
2021年10月29日 05:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 5:52
段々と赤みが増す地平線。
雲海が本当に奇麗だ。
2021年10月29日 05:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 5:53
雲海が本当に奇麗だ。
今日も快晴。
日の出前、すでに槍ヶ岳は明るい。
2021年10月29日 05:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 5:53
今日も快晴。
日の出前、すでに槍ヶ岳は明るい。
赤く染る空、そして雲海がとてもきれいでした。
2021年10月29日 05:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 5:59
赤く染る空、そして雲海がとてもきれいでした。
日の出時間だが、雲海が邪魔する。
2021年10月29日 06:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/29 6:11
日の出時間だが、雲海が邪魔する。
今日も快晴。
槍ヶ岳キレットはこの時期流石に人気を感じない。
2021年10月29日 07:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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10/29 7:17
今日も快晴。
槍ヶ岳キレットはこの時期流石に人気を感じない。
笠ヶ岳、黒部五郎岳。
2021年10月29日 07:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/29 7:17
笠ヶ岳、黒部五郎岳。
小屋前からの常念岳。
2021年10月29日 08:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 8:25
小屋前からの常念岳。
北穂高岳北峯から奥穂高岳、前穂高岳。
2021年10月29日 08:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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10/29 8:30
北穂高岳北峯から奥穂高岳、前穂高岳。
南峰を経由して下山。
2021年10月29日 08:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 8:53
南峰を経由して下山。
南陵から涸沢岳、奥穂高岳。
2021年10月29日 09:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/29 9:05
南陵から涸沢岳、奥穂高岳。
南陵を下山。トレース通りでもたまに踏み抜くので、要注意。
2021年10月29日 09:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 9:19
南陵を下山。トレース通りでもたまに踏み抜くので、要注意。
雪に埋もれた階段をかき分け、クライムダウン。
2021年10月29日 09:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 9:49
雪に埋もれた階段をかき分け、クライムダウン。
ここで、冬季ルートに合流。
2021年10月29日 10:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 10:00
ここで、冬季ルートに合流。
雪が多く、入山者も少なく、涸沢まで結構時間を要した。
2021年10月29日 10:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/29 10:39
雪が多く、入山者も少なく、涸沢まで結構時間を要した。
涸沢からの北穂高沢ど南陵。
2021年10月29日 10:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/29 10:45
涸沢からの北穂高沢ど南陵。
明神分岐を過ぎたあたりからの明神岳。
2021年10月29日 14:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/29 14:50
明神分岐を過ぎたあたりからの明神岳。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール シェラフ ヘルメット

感想

先行業務が手詰まり状態だったので、土日しゅっのつもりで先行代休をとり、天気も良さ是だったので平日山登りに行く。場所は毎年行っている槍穂高、以前はテント泊していたが、寒いし、一泊のためにテント担ぐのも嫌なので、上高地から北穂高岳までこの積雪期に上がるにはザックは軽くしたいので、そしてなによりこの時期南陵にテント泊などありえないので、必然的に北穂小屋泊まりとなる。この小屋3100mに立っており、景観を壊しているなど言う人もいるが、小綺麗で食事も良く、一度泊まるとリピーターとなってしまう。それもこの空いた時期しかこないから言えるのかもしれない。夏場の混みようはすごそうだ。
 いつものとおり、さわやか信州号で上高地に早朝到着。休日前日は座席の予約が難しいが平日は空いている。新宿から上高地まで通常のバス便であれば5時間弱であるが、このバスは7時間ほどかけるので睡眠時間は長く取れるので有り難い。それでも熟睡は難しく、この日もなかなか寝付けなかったが、いつの間にか寝入り気がつくと上高地手間まで来ていた。
 前日コンビニで購入した朝食をとり準備をしていると、次第に夜も明け明るくなった時点で上高地を後にする。途中徳沢園でのコーヒータイムを挟み、横尾までの長く変化のない平坦路を辛抱強く歩く。
 横尾から登山道にはいっても本沢橋まで雪は全くないが、そこを過ぎ日陰に入ると凍結路となりアイゼンがあった方が安全ではあるが、岩が露出しておりある憎い。おまけに日向にでると全く雪がなくなる。涸沢ヒュッテが見え出すと積雪が増えるがアイゼンは不要だ。
 涸沢小屋の手前でアイゼンを装着したが、標高2700mの積雪期ルート分岐地点までは積雪はほとんどなく、岩の上をアイゼンでガチャガチャと歩きにくい。
 北穂高沢へのルートはガレ場の手前の踏み後から入った方が良い。ガレ場まで行ってしまうと、雪が解けているので最初の登りがガレ場となり足元が不安定だ。途中から沢沿いにルートを取ったがトレースがないため、しばらく踏み抜きしまくりで、しまいに足が攣ってしまいどっと疲労感が増す。ちょうどタイミングよく降りてきた登山者を目指してどうにかトレースのあるルートにたどり着く。だが、ここ数日の融雪でトレース通りでも結構踏み抜きがあり嫌らしい。眼下の涸沢を振りむくと結構な高度感だが、斜度はそれほど感じない。しかし、とにかく脚に堪える登りでなかなかピークが近づかない。標高差700mだと2時間程度かと予想していたが、3時間悪戦苦闘しようやく北穂高頂上に到達する。頂上からの絶景ははそれまでの労に十二分に報いてくれる素晴らしだ。
 この日の宿泊客はなんど私一人。少し寂しい気もしたが、貸し切り状態の山小屋、そしてこの素晴らしい天気、景色、日の出、日の入りを独り占めできるなんて本当に幸運だった。
 翌日は、日の出を楽しみ、食事、そしてコーヒーを飲みながらまったりと山小屋で過ごす。名残惜しくはあるが、帰路の事を考えるとそう長居もできない。8:30には小屋を出発。途中北穂高岳南峰を経由し下りは展望の良い南陵ルートを下山する。この時期のルートとしてはリスクの低い北穂高沢ルートが一般的のようだが、南陵ルートにも一応トレースはあったのでこれをほぼ忠実にたどるが、やはり融雪が進んでいるためか踏み抜きがたびたびあり時間を要する。階段、鎖ともに積雪に隠れており、この部分の通過は慎重を期してクラムダウンする。ガレ場にて冬季ルートと合流しそこから下はアイゼンを外す。あるとかえって危険だ。
 一方、涸沢からの下りでは一部アイスバーンでは、面倒ではあったが念のためにアイゼンを装着する。体力も衰えだす60を過ぎてからは極力安全を心掛けているが、それでもヒヤリハットは結構あるので気を付けねばと思う。
 横尾にて帰りの新宿行のバスを予約。そこから3時間弱で上高地まで行き、小梨平で風呂に入る時間を考え、梓川沿いの遊歩道を急ぎ下る。
 

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