笹尾根縦走（数馬〜槇寄山〜浅間峠〜生藤山〜井戸）

2021年11月03日(水) [日帰り]

• GPS: 06:41
• 距離: 18.5km
• 登り: 1,207m
• 下り: 1,432m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:03
• 休憩: 0:37
• 合計: 6:40

8:10 仲の平バス停
9:18 9:18 西原峠
9:24 9:27 槇寄山
9:30 9:30 西原峠
9:45 9:45 田和峠
10:01 10:01 数馬峠
10:05 10:05 笹ヶタワノ峰
10:12 10:13 藤尾分岐
10:25 10:25 笛吹峠
10:38 10:39 丸山
10:51 10:51 入沢山
10:55 10:55 小棡峠
11:18 11:18 土俵岳
11:29 11:30 日原峠
12:02 12:27 浅間峠
12:34 12:34 栗坂峠
12:53 12:53 坊主山
13:11 13:11 熊倉山
13:19 13:19 軍荼利山
13:23 13:23 軍刀利神社元社
13:35 13:35 三国山
13:40 13:46 生藤山
13:49 13:49 三国山
14:30 14:30 軍刀利神社
14:50 井戸バス停

天候

晴れ
気温が上がり日中はなんと20℃
寒暖の差が激しく服装選択に困った。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き
武蔵五日市駅　6:58着
数馬行き始発バス　7:10→8:08仲の平着（登山口）

帰り
井戸バス停　上野原行き最終バス15:29発→15:50着
上野原駅より電車を利用

コース状況／危険箇所等

・仲の平バス停より槇寄山
笹尾根に上がる道は複数あり、仲の平からも西原峠への道と仲の平分岐に直接上がる道があるので間違え易い。槇寄山へ寄るなら西原峠へ（石段を降りず右へ進む）
初見では分かり難いが、集落を進み舗装路終点の人家の軒先から右に折れる細い道が登山口となる。
登山口から西原峠までの道は特に難所は無い。

・西原峠から生藤山（笹尾根）
とにかく分岐が多く、尾根が折れ曲がる箇所の分岐では笹尾根から外れ他のルートに進路を確認した方が良い。
無数の峠と名無し&名ありのピークを超えるので後半になる程脚にダメージがくる。
道自体は難所などは無い。
樹林下の道が殆どで眺めは良くない。
途中浅間峠にベンチと四阿があり休憩に適す。
進行度によってはここから上川乗バス停へとエスケープも出来る。

・三国山から軍荼利神社（登山口）
三国山手前で軍荼利神社へと降る分岐がある。
女坂と表記のあるトラバース道は細く急で慎重に歩く必要がある。
九十九折を降れば男坂の入口を経て軍荼利神社へ。
そこから更に車道を進み程なく井戸バス停へ至る。

その他周辺情報

どこにも寄らず

写真

11/3 7:03

少しでもトラブると接続が上手くいかない綱渡りな乗り換えを幾度か経て武蔵五日市に7時前に到着。
7:10の数馬行き始発バスに間に合った。
時間が無い中トイレも済まし列に並ぶ。
結構登山の服装の人も多い。
始発バスは都民の森まで行かない＝皆笹尾根に行くに違いない。
笹尾根大人気だな！（とこの時点では本気で思ってた）

11/3 8:12

武蔵五日市駅から約1時間かけ仲の平バス停に到着。
寒さを警戒し厚めの服装で来たのだが、思った以上に気温が高い。
最初左の石段を降りかけたが、其方は数馬峠へダイレクトに繋がる道だった為引き返し正面の西原峠への道へ進み直した

11/3 8:23

集落の長閑な景色の中を進む

11/3 8:25

舗装路が行き止まりになり困惑。
よく見ると道のどん詰まりに建っている民家の脇に道が！？
こんなの分からないって！

11/3 8:28

民家の脇を少し進むとやっと槇寄山への登山口が。
ここからが登山だな。

11/3 8:29

全く紅葉の気配の無い登山道。
本日最高峰の槇寄山でも標高1,000mちょいのためあまり色づいてないと思われる。
今日はもっと標高高い場所に行けば良かったかな？

11/3 8:35

登山道を登り始めてすぐ、暑過ぎて服装チェンジ！
防寒着を仕舞い念のため持ってきた薄手の服に着替えた。
この日は日中下界は20℃に達する陽気で寒暖の差が激しかった。
この後は下山まで一度も上着を羽織らなかったくらい。

11/3 8:38

木に巻かれた頭上注意の案内に上を見上げると色付く葉が。
全体的にはまだ緑だが、時々なら紅葉を見れそうだ

11/3 8:39

少し湿り気味の登山道。
最近雨降ったっけ？

11/3 8:40

登山道はしっかりしていて歩き易く斜度もそれ程キツく無い

11/3 8:46

紅葉具合は1か月前に歩いた奥秩父の主脈（2,000m級の尾根）とあんまり変わらないなぁ
最盛期には半月早かったか

11/3 8:46

もう少し紅葉が進行してたら嬉しかったが、これはこれで良いか

11/3 8:50

数馬バス停からの道と合流。
地図を見る限りあちらの道の方が短くて楽なのかな？
彼方のバス停で降りた人の方が多い筈だが、さっきから誰一人会わない

11/3 8:51

槇寄山北東尾根は正式名称じゃないんだろうな

11/3 8:54

東京都の指導標。
笹尾根は自治体を幾つも跨ぐため様々な種類の指導標を見ることになる

11/3 8:57

木々の隙間から大岳山が見えた。
手前の尾根は浅間嶺の山並みだな

11/3 9:01

登山口から20分、色付く葉が増えてきた？
日の光を受け輝く様が美しい

11/3 9:01

紅から黄、緑へのグラデーション

11/3 9:05

場所によるが意外に色づいてるなぁ

11/3 9:07

陽が当たると暑いが、日陰でもそれ程寒く無いし風も弱い。
今日は登山日和だな

11/3 9:08

バス停から1時間経過。木々の間から青空が見えて来た。
山と高原地図では槇寄山まで2時間以上となってたが、どう考えてもそんなにかからないなコレ。
1時間ちょいで着きそう

11/3 9:11

黄金の葉
少し手前で本日初の登山者とスライドした

11/3 9:18

あれを登り切れば西原峠かな

11/3 9:19

西原峠到着。
バス停出発から1時間7分。良いペースで来れた。
生藤山方面は正面方向だが、先ずは反対側の槇寄山に足を伸ばす

11/3 9:22

槇寄山山頂からの富士山！
今日は天気良いなあ

11/3 9:22

すっかり白くなったな

11/3 9:22

槇寄山山頂は誰も居らず貸し切り状態。
少し休憩しよう。
先はまだまだ長いからあまりのんびりもしていられないが。
井戸バス停終発15:25を逃したら上野原駅迄車道を2時間歩く羽目になるからな

11/3 9:23

アミノバイタルゼリーと饅頭でエネルギー補給

11/3 9:23

小休止中浅間尾根側からトレラン風の男性が通り過ぎて行った。
何時から登ってるんだろう

11/3 9:30

10分ほど小休憩し先を急ぐ
笹尾根という名前で勝手に笹原の広がる眺めの良い縦走路を想像していたが、普通の樹林帯だな…

11/3 9:32

全体的にはまだまだ紅葉は早かった。
今週末はもう少し標高高い山行くかなあ

11/3 9:34

笹尾根の標識が！

11/3 9:35

登山道は尾根上から少しずれた位置を進む。
まあ何処を歩いてもあまり変わらないから適当に紅葉など見ながら進む。
槇寄山から少しの場所で本日3人目の登山者とすれ違う

11/3 9:36

尾根上に行ってみると石の祠があった

11/3 9:37

落ち葉が鮮やかな場所は紅葉した樹があるなあ

11/3 9:39

なだらかで歩き易い道が続くので（笹尾根は距離は長いだけで楽勝そうだな…）と勘違いする。
しかしこの考えは間違いだとのちに判明w

11/3 9:41

次のポイントそろそろの筈だが…

11/3 9:42

金色の樹林が美しい

11/3 9:43

全体的にはまだまだ緑なので色づいてる葉を見るとついつい写真を撮ってしまう

11/3 9:44

お、着いたか

11/3 9:45

西原峠から15分程で田和峠到着
上野原市田和集落への分岐あり

11/3 9:46

足元も色とりどり

11/3 9:51

木々の間から御前山！

11/3 9:51

風景がくるくる変わって面白い

11/3 9:55

今度は彼方に大岳山が
紅葉も美しい

11/3 9:57

道が明るくなって来た。
そろそろ次のポイントか

11/3 9:59

数馬峠到着。
富士山側の視界が久しぶりに開けた

11/3 9:59

まだまだよく見える富士山
（しかし午後にかけ雲が湧き、富士山が見えたのはここが最後だった）

11/3 9:59

数馬峠。
ここからの分岐は最初道を間違えて進みそうになった仲の平バス停すぐの階段に続いている

11/3 10:04

笹尾根らしく笹が出て来た！？
ここら辺が笹ヶタワノ峰らしいがピーク感ゼロ

11/3 10:07

大羽根山への分岐
分岐だらけでだんだん混乱して来た

11/3 10:11

木々の隙間からこの先のピークらしきものが見えるが…あれ丸山かな？

11/3 10:12

直進すると上野原藤尾方面へ降りてしまうのでここを左へ折れる。

11/3 10:15

広葉樹林になったり針葉樹林になったり忙しい

11/3 10:22

尾根の南側が針葉樹、北側が広葉樹といった植生が続く

11/3 10:23

これは圧巻

11/3 10:24

笛吹峠到着。
藤尾へ降る尾根への巻道と笛吹（うずひき）入口バス停への分岐となっている。
分岐は多いがとりあえず尾根を外れず歩く

11/3 10:29

暫く陽が当たらない道が続いた
1時間ぶりに他の登山者とスライドした。

11/3 10:34

丸山山頂直下の分岐。
北側の尾根に踏み跡がある。
これ笛吹（うずしき）峠って読める人いるの？

11/3 10:35

丸山山頂への最後の登り

11/3 10:36

丸山到着！
槇寄山以来のピークらしいピーク
明るいが眺望は無い

11/3 10:39

丸山山頂付近は複雑に尾根が入り組んでおり、北に南に尾根道が交わる。
南側へ降る分岐には寄橋バス停、と標識がある

11/3 10:42

丸山山頂直下の巻道分岐

11/3 10:47

暫く降り基調、南側の明るい広葉樹に癒される

11/3 10:54

小棡（こゆずり）峠通過。
またも難読地名。
ここからも笛吹バス停へ降る分岐あり

11/3 10:55

少し進み今度は南、棡原集落へ降る分岐

11/3 10:58

暫くアップダウンの無い平坦な道。
次なるピーク土俵山までは20分くらいか

11/3 10:58

やっぱりちょっと紅葉には早かったな

11/3 11:01

たまに良い色の紅葉

11/3 11:08

平で楽だなぁ

11/3 11:17

浅間嶺方面の視界が開けた

11/3 11:18

小棡峠からほぼ標高差無しで土俵岳到着

11/3 11:18

土俵岳
この表紙に無かったら気付かず通り過ぎそうな地味さ

11/3 11:19

土俵岳からは御前山と大岳山が並んで見える

11/3 11:27

暫く地味な樹林帯

11/3 11:29

日原峠通過
ここは北は人里（へんぼり）、南は日原愛宕神社への道がある

11/3 11:30

ここで左に大きく折れる。
右に折れると日原へ降る尾根道が続く

11/3 11:41

次なるは浅間峠なのだが久しぶりにきつめの登りが来た。
そろそろ疲れて来たし、なんか足に痛みが…

11/3 11:43

明るい道の中進むヘロって来た私…

11/3 11:51

午後から曇る予報もあったが天気良いなあ

11/3 11:52

あれは熊倉山かなぁ

11/3 12:01

やっと着いた〜
浅間峠見えたぞ

11/3 12:06

浅間峠到着！二人の登山者が休憩中だった。
いや〜疲れた疲れた。
昼飯食おう、腹減ったわ。

11/3 12:07

浅間峠から先、生藤山を経て陣馬山までは関東ふれあいの道でもある。
浅間峠から北へ降れば上川乗バス停へ出る。
時間がない場合ここからエスケープ予定だったが、まだ昼だしこのまま先に進もう

11/3 12:21

浅間峠にある祠。
20分程休憩していると体も冷えて来た。
他にいた登山者も出発してしまったし、そろそろ出るか。
（登山者のうち一人は帰りのバス停で再会した）

11/3 12:31

ここからは関東ふれあいの道の標識が並ぶ。
三国峠まで3キロか。意外に近いな
浅間峠を過ぎて程なく登山者一人とすれ違う

11/3 12:33

そんな無茶をした覚えはないのだが両膝裏に痛みが出始めていてこの先の行程に不安が…

11/3 12:34

栗坂峠通過
南へ芦沢山への道がある

11/3 12:39

この先のピーク、熊倉山、三国山あたりの山だと思うが…

11/3 12:39

これは北側名無し815mピークだった

11/3 12:42

坊主山への登り
縦走後半になってピークが連続し始めた。
降りてくる登山者一人とすれ違う

11/3 12:49

関東ふれあいの道標識が定期的にある

11/3 12:54

坊主山到着。
ただの通過点っぽいピーク感無い地味な山頂

11/3 13:00

すぐに熊倉山への登りが始まる

11/3 13:05

これ結構見かけた

11/3 13:09

熊倉山頂への道は日が射し色付く広葉樹の明るい道。
熊倉山から下る登山者一人とすれ違う

11/3 13:11

両脚の鈍い痛みに耐え登る

11/3 13:11

熊倉山到着。
まだ13時過ぎなので井戸バス停最終15:25には余裕で間に合いそう。
パスする予定だったが、生藤山まで行ってしまうか

11/3 13:12

熊倉山から丹沢方面
富士山は残念ながら見えず

11/3 13:16

気分はもう消化試合。
足は痛むが距離はもう短い筈なので気分的には楽だ

11/3 13:18

またも小ピーク

11/3 13:19

軍荼利山、とある。標高970mか
浅間峠で840mまで降りたのにまた登らされてるなぁ

11/3 13:23

5分ほど進むと軍荼利神社元社
久しぶりに登山者を見かける

11/3 13:23

軍荼利神社元社って事は麓にも神社あるのか

11/3 13:28

右に折れると井戸バス停方面。
時間に余裕があるので生藤山までピストンしてくる

11/3 13:31

紅いなあ

11/3 13:33

熊倉山からこっち側は非常によく整備されてるな

11/3 13:34

当初の目的地についたぞ

11/3 13:34

三国山（峠）到着！
来るのは前に生藤山から陣馬山に縦走した時以来4年ぶりくらいだな

11/3 13:35

生藤山まで200m！行くしか無い（結構ヘロヘロ）

11/3 13:37

巻きません

11/3 13:38

そういや生藤山直下は急登だった…
息を切らせ登って行くと二人の登山者とすれ違う（うち一人はバス停で再会）

11/3 13:40

生藤山、お久しぶり〜
全然眺望ないのね

11/3 13:41

すっかり雲が多くなってしまった…

11/3 13:52

軍荼利神社の分岐へ引き返す

11/3 13:57

下山道は細くトラバース気味で足元が悪い。
痛む足には辛い道だ

11/3 14:03

途中ある分岐
ここから生藤山方面へ直接も行ける様だ

11/3 14:04

神社まで意外に長いな…

11/3 14:18

お、なんか有るぞ

11/3 14:19

今まで降って来た道は軍荼利神社元社へ向かう女坂、こちらが男坂らしい

11/3 14:22

神社の屋根が見えてきた。
やっと山道終わりか…

11/3 14:24

で、でかーい！！
なんだこの巨樹はっ

11/3 14:24

デカイな…

11/3 14:32

更に進むと軍荼利神社があったのでお参りした

11/3 14:40

あとはバス停まで歩くだけ

11/3 14:45

天気良いなあ

11/3 14:49

11/3 14:50

権現山や百蔵山が見える

11/3 14:50

井戸バス停到着。
バスは15:29まで無いので暫し待つことに
（というか1日に二本しかない！）

山中ですれ違った登山者２名も同じバスだった

11/3 15:55

上野原駅に無事到着
お疲れ様でした

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

感想

kukaminn

2017年に生藤山から陣馬山に歩いた時、生藤山手前の三国峠で休憩中にここから笹尾根という長い縦走路が三頭山まで続いていることを知った。
いつか歩こうと友人と語り合ってから4年、毎年笹尾根笹尾根言っていたがなかなか機会は訪れず。
痺れを切らしもう一人でもいいから行ってしまおうと実行したのが今回の山行だ。

三頭山から牧寄山、三国峠から陣馬山は既に歩いていたので今回はその間をつなぐコースなのだが、下山予定の上野原側のバスが一日二本しかなくこれを逃したら歩いて上野原駅（2時間コース）の羽目に陥るし、下山方向に温泉もない。
入山予定の数馬方面も、乗り継ぎを少しでもミスると次のバスは1時間後…というわけで中々敷居が高かったのが中々来れなかった原因の一つ。
タイムリミットありの山行はあまりしたくないがまぁ仕方ない。

なるべく急いで歩いて、それでもだめだったら途中の浅間峠で上川乗側にエスケープすればよいだろうと覚悟を決めて決行。

当日牧寄山までは順調に進み、予定より30分早く到着。
その後もそれ程アップダウンはきつく無い道が続き思ったより楽勝だななどと慢心していたのだが、浅間峠を越えた先でピークが立て続けに登場し気力体力を削られた。
ゴールが見えた熊倉山で一息付けたが、それまでは両足に痛みも出てきてツライ区間だった。
その代わり歩き終えた時の達成感もあったが。

予想通り紅葉最盛期には少し早かったがそれなりに色づいている場所もあった。
何より涼しく爽やかな陽気に歩けてベストなタイミングだったと思う。

4年ぶりに「いつか登る山」計画を一つ消化できて胸のつかえもとれたかな？