強烈な地吹雪の洗礼!御岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 805m
- 下り
- 805m
コースタイム
21日(日):4:30 起床 8合目下幕営地 6:30 - 10:30 王滝頂上 11:10 - 12:45 8合目下幕営地(撤収) 13:30 - 14:50 ゴンドラ山頂駅 -<ゴンドラ>- 王滝スキー場
天候 | 20日:雪 夜風つよし 21日:快晴 強風で地吹雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2003年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
この年始に、塩見岳山行を計画していたので、その前に、3000 m級の寒さに体を慣らしておこうと思って企画したのが、今回の御岳山行である。
その目的は、十分すぎるほど達成された。
この山行、アプローチでは、ほとほと疲れてしまった。
急激に強まった冬型のため、アプローチの国道19号の路面はあちこちで凍結!
このため、木曽福島周辺の上り坂でトラックがスタックしてしまった!
その救援に手こずったために車列が延々と連なり、1時間に数百メートルくらいしか進めない渋滞が数時間続いた。
このアプローチの渋滞で、王滝スキー場に入れたのは深夜遅く。
ほとんど仮眠できない状態のまま、翌朝を迎えることになった。
まず、大滝スキー場のゴンドラで三笠山の頂上まで進む。
ただこの時、ゴンドラが記入されていない昔の地形図しか持っていなかったため、ゴンドラ駅の地図上の位置がわからない。
視界も効かないでの、地図読みもできず、ゲレンデマップも手に入らない。
しかたなく、行き当たりばったりで、迷いながら北を目指し、やっとのことで田ノ原山荘にたどり着いて安心する。
スキー場内で迷うとは思わなかった。。。。。
入山口には大きな鳥居があり、そこをくぐって山登りが始まる。
しばらくは、先行パーティーのラッセル跡を追いかける。
やがて先行パーティーに追いつき、そこからは、そのパーティ(大学山岳部)と交代でラッセルしながら登っていく。
そのパーティー、メンバー構成が若く、トレーニングされているので、ラッセルは逞しい。
我々は森林限界の付近で幕営する事にする。
大学山岳部は、我々の少し上で幕営するようだ。
夜になると風が強くなり、テントを大きく揺らした。
寒さはとても厳しく、明日朝の食糧として用意しておいた生卵が凍結してしまう程だった。
翌朝、朝食を取り、テントを残して、御岳に向けて出発する。
この付近は、腰高まで沈む急斜面ラッセルのため、遅々としか進めない。
8合目あたりで稜線上に出ると、雪面が締まって、やっと「さくさく」と登れるようになった。
王滝頂上まで登ると、一段と季節風が強まり、地吹雪となって目も開けられないほどに。。。。
体に「バチバチバチ」と飛雪が当たってきて、とても痛い。
天気はよいが、やたら風が強いので、御岳頂上はやめにした。
一通り、冬の 3000 m の気象を体感できたので、今回の山行の目的も十分に果たせているので。
早々に下り始めるが、地吹雪は強く、これに足をさらわれながら、よろよろとよろけながらの下降だ。
天場付近まで下ってきて、風もやっと落ち着いた。
撤収して、暖かい日光の下、下山していく。
振り替えると、青空の下、御岳の稜線上は、まだ激しく飛雪が舞っていた。
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