猿見石山🐵・天狗石山👺(大井川鐵道にエメラルドグリーンの湖から乗る)

2021年11月06日(土) [日帰り]

• GPS: 06:22
• 距離: 12.3km
• 登り: 1,306m
• 下り: 1,168m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:49
• 休憩: 0:34
• 合計: 6:23

8:43 スタート地点
10:49 10:58 猿見石山
13:01 13:21 天狗石山
13:27 13:27 湖上駅下り口分岐
14:21 14:26 長島ダム展望地
15:05 15:05 奥大井湖上駅
15:06 ゴール地点

山旅ロガー
2021-11-06 08:43:34〜15:06:05
合計時間: 6時間22分
平面距離: 12.29km
沿面距離: 12.92km
最高点の標高: 1373m
最低点の標高: 374m

天候

曇りのち雨

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

南アルプスあぷとラインの奥泉駅に駐車。駐車場は駅の隣と駅の上にそれぞれ5台、8台。0820着で、それぞれ5台、1台。ここから登山開始。
下山は、奥大井湖上駅へ。同駅1532発、奥泉駅1606着(実際にはそれぞれ数分遅れ)。360円。奥大井湖上駅には多くの人がいて、写真を撮るだけではない実際に乗る人だけでも20〜30人いた。座席は湖を見るなら進行方向左側がお薦め

大井川鐵道
https://daitetsu.jp/ft/timetable

大井川観光
https://oi-river.com/blog/7857

南アルプスあぷとラインの観光
https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_1158/

コース状況／危険箇所等

「静岡県の山」では、今回の逆周りが推奨されていた(理由は猿見石山からの登りは植林帯の杣道の脇道が多く、迷い易いため)。しかし、猿見石山登山口から猿見石山への登りは非常に急で、道も整備されていないため、登りでも大変だが、下りでは危険を伴う。反対に、天狗石山から奥大井湖上駅への下りは、よく整備されていて、快適トレイルだった。これは、登りではなく、下りで使うべき。よって、今回の奥泉駅から登って、奥大井湖上駅へ下るコースを激しく推奨。

なお、「静岡県の山」(改訂版＝2010年版)の一番上に「ガレの縁」(＝長島ダム展望地のこと)からの眺めとして載っている写真は、正しくは「鉄塔」(猿見石山〜天狗石山)からの眺めなので、注意。最近の版では修正されているかもしれませんが。

その他周辺情報

下山後は、「もりのいずみ」へ。17時〜は800円。なお、17時前は1000円(JAF割引で900円)。内湯４、露天１。湯温がちょうど良く、心地良い眠気に誘われた。評価B

写真

11/6 8:47

奥泉駅から出発。駅の上の駐車場にあるトイレは、縄文時代の住居を模したもの

11/6 8:47

特に説明書きは無かったが、この辺りには縄文時代から人が住んでいたのだろう、像が数体置かれている。奥の右の方に見えるのは、朝日岳

11/6 8:50

車で通った橋を戻る形で歩き始める。大井川はシルキーな感じ

11/6 8:51

植林帯のイメージだったけど、植林されていない山は紅葉がけっこう綺麗

11/6 9:08

正に静岡の風景。茶畑の向こうには、鳥居が見える

11/6 9:10

三宝神社

11/6 9:11

樹齢500年と伝わる杉の巨木。戦国時代から生きているということか！人の栄枯盛衰を見てきたんだろうなぁ

11/6 9:25

鮮やかな紅葉！

11/6 9:25

振り返れば、周りの山もモザイク状に紅葉〜黄葉が散りばめられている

11/6 9:28

紅葉に目を奪われていたら、猿見石山への登山口を素通りしてしまっていた。ヤマレコアプリの警告がルートから外れたと教えてくれた。登山口まで少し戻る。写真が登山口だが、うーん、これは知らないと見逃すな

11/6 9:40

杉の植林帯を登っていく。けっこうな急登

11/6 10:10

アセビ。常緑樹なんだっけ？

11/6 10:20

雑木林との境界に来たらしく、木々の向こうに紅葉が見える

11/6 10:22

綺麗な黄色とオレンジ色

11/6 10:31

登山口からちょうど1時間経ったけど、変わらず、植林帯の急登の直登(+_+)

11/6 10:35

おぉ！鮮やか！

11/6 10:37

横から見ているからか、向こうの空の明るさに透ける感じになってます

11/6 10:39

11/6 10:43

常緑樹の緑も良い引き立て役に

11/6 10:46

道の真ん中にある御料局三角点(宮三角點)。
稜線に出たので、風があり、急登でかいた汗が一気に冷える

11/6 10:48

猿見石山に登頂。本日1座目

11/6 10:48

三等三角点。点名「熊平」。1115.96m

11/6 10:49

山頂にある御料局三角点。
少し栄養補給

11/6 11:04

少し雨がパラつき、やむ。今日は、晴れ〜曇りの予報だったんだけどなぁ

11/6 11:05

本日2座目の天狗石山へ向かう。少し岩が出てきた。120mくらい下る。寒い寒い。早く動かなきゃ

11/6 11:05

凄い！ドウダンツツジかな、流石の色付き

11/6 11:07

少しピンクがかった赤色

11/6 11:09

黄色〜オレンジ色

11/6 11:11

猿見石山〜天狗石山の稜線は、狭めの痩せ尾根。両脇が切れ落ちているので、慎重に岩に足を乗せて下る

11/6 11:12

痩せ尾根からは、紅葉がよく見える

11/6 11:15

肌色〜ピンク色。あまり見ない色で、特徴的

11/6 11:16

また痩せ尾根

11/6 11:18

黄緑〜黄色。奥には、大井川のエメラルドグリーン

11/6 11:18

瘦せ尾根の岩に細い木の根が張っている

11/6 11:19

かっこいい

11/6 11:21

広い空間に色とりどりの黄葉

11/6 11:23

ヒメシャラがLの字に！

11/6 11:28

慎重に。今日は、右手の軍手をどこかにやってしまったので、素手で岩を掴みながら下る

11/6 11:30

グレーチングのようなものが渡された橋

11/6 11:33

実は、けっこう高度感あり

11/6 11:37

小さな木の葉も、真っ赤に

11/6 11:37

可愛い

11/6 11:40

草も黄色に

11/6 11:41

おぉ〜！絶景！湖が見えた！

11/6 11:43

植林帯と雑木林が混在している。雑木林は色とりどりに染まる

11/6 11:48

モザイク状になっていて、綺麗

11/6 11:48

よく見ると、様々な色がある

11/6 11:49

11/6 11:50

大無間山は、頭を隠している

11/6 11:50

鉄塔設置のため切り開かれた所から見てました。全景

11/6 11:52

正反対。進行方向の南側。よく行った岩岳山・入手山辺り

11/6 12:11

天狗石山の方が高いので、また登っていく

11/6 12:12

また植林帯に入った

11/6 12:15

11/6 12:17

また急登！

11/6 12:22

真っ赤！

11/6 12:35

綺麗です

11/6 12:43

東山魁夷の絵のよう

11/6 12:44

カエデ系

11/6 12:46

11/6 12:47

黄色い落ち葉が敷き詰められて

11/6 12:50

色付きが良い

11/6 12:52

苔も何気に元気良く

11/6 12:54

やっぱ木の陰から見るより、良いなぁ

11/6 12:55

シロモジ？

11/6 12:57

反射板

11/6 12:58

苔も紅葉してる!?

11/6 12:59

ヒメシャラ姉妹

11/6 13:01

天狗石山に登頂

11/6 13:02

三等三角点。点名「天狗石」。1366.42m。

さっきの反射板の所が「展望地」のようなので、走って戻る

11/6 13:06

「展望地」より大無間山を望む。相方はこの難易度高い山の響きが気に入っていて、見れてビックリしてた(^^)

11/6 13:12

光岳などが見える筈だが‥‥

11/6 13:12

反対側(南側)。岩岳山方面。

山頂に戻り、少し栄養補給して、下山開始

11/6 13:40

お地蔵様。「静岡県の山」の写真では無かったお堂ができていた

11/6 13:42

伐採されたまま放置され、苔むした木。一体、何年放置されていたのだろう

11/6 13:49

少し奥に明るい所があり、引き寄せられるように向かう。まるで発光しているかのように、鈍く輝いていた。幻想の空間に迷い込んだよう

11/6 13:51

こちらも、別の奥の方で、赤く輝いていた。近くまで行くと、紅葉の落ち葉が敷き詰められて絨毯になっていた。ここを体験できただけで、ここに来た意味があるように感じた

11/6 14:02

快適トレイル。雨が降ってきた

11/6 14:09

オレンジ色

11/6 14:14

この葉、何だろう？よく見るけど

11/6 14:17

モサモサの苔

11/6 14:20

長島ダム展望地。「静岡県の山」で「ガレの縁」と書かれている場所。近くから向こうの山まで紅葉が綺麗

11/6 14:21

鮮やかな紅葉

11/6 14:22

雨が降っていて、遠景も靄に霞む

11/6 14:22

長島ダムが微かに見える

11/6 14:36

帰りは、行きとは比べられないくらい歩きやすい道。
登りの凶悪さから、こんなに優しい筈はない、いつか牙を剥くに違いないと疑いながら下るが、→

11/6 14:44

御料局三角点。点名「油ノ河内」

http://uenishi.on.coocan.jp/k740goryoukyoku.html

11/6 14:46

ほぼ快適なまま林道に出た。標高差は奥泉駅〜天狗石山とそれ程変わらないのに。狐につままれた感じ(?_?)

11/6 14:49

砂糖菓子！

11/6 14:53

南アルプスあぷとラインの橋。接岨湖に浮かぶ

11/6 14:54

エメラルドグリーンが綺麗

11/6 15:01

木の陰から、湖面のエメラルドグリーンと黄色・オレンジ色

11/6 15:02

うーん、絵画のよう。美しい

11/6 15:13

奥大井湖上駅の線路

11/6 15:12

線路から見た接岨湖と、湖畔の山

11/6 15:17

小雨が降っている。雲が山にかかる

11/6 15:34

日が出てきた。まだ雨は降っている

11/6 15:38

数分遅れで、電車が来た！

11/6 15:38

アップ過ぎ！

11/6 15:41

乗り込んですぐ。エメラルドグリーンの湖を抜け、色とりどりの森へ

11/6 15:48

ひらんだ駅近くで、反対に向かう電車とすれ違う(後部列車)

11/6 15:58

長島ダムを過ぎると、大井川は右手側に変わる

11/6 16:04

なだらかな川原と紅葉の森。列車は川原と同じ高さに

11/6 16:11

奥泉駅で下車。車両は昭和27年製(帝国車両製造)

11/6 16:12

面白かった。バイバイ！

11/6 17:01

もりのいずみ。急登で汗だくになり、稜線で冷えた。再度急登で汗をかき、列車のトンネルで冷えた。温かいお湯で温まりました♨

おしまい

撮影機器：

PowerShot SX720 HS CANON

Redmi Note 9S 64GB SIMフリー Xiaomi

感想

ミシェル

しばらく足を向けていなかったオクシズ。今年は中央道を何回も通ったので、岐阜県〜長野県方面は、食傷気味。久しぶりに静岡県へ。前から目を付けていた天狗石山に、鉄道を絡めて登ることにした。

山行を終えて。

意外と紅葉が良かった。紅葉の時期に植林の山に登るのは酔狂かとも思ったが、植林帯と雑木林のキワを歩く所もあり、紅葉・黄葉した木々を裏から見ることも多かった。近くの山の紅葉を正面から見ることもあったが、緑〜黄〜赤のバランスが良く、モザイク状を少し離れて見ると人の目には美しく見えるのだと知った。

南アルプスあぷとライン(大井川鐵道井川線)は、日本唯一のアプト式列車だそうで、多くの人が来ていた。乗車率は60％くらいだったが、写真を撮るためだけに車で来た人もいたようで、奥大井湖上駅は人で埋まっていた。乗車してみると、ガタガタ揺れたり、アプト式車両の接続に時間がかかったりと、今ではなかなか無い、昔ながらの鉄道の雰囲気を体感することができた。
車窓から見える、大井川のエメラルドグリーンと紅葉・黄葉のコントラストが、ことのほか、美しかった。

2021/11/9　記