湯俣温泉（晴嵐荘テント泊：七倉駐車場より往復）

2021年11月13日(土) ~ 2021年11月14日(日)

• GPS: 11:07
• 距離: 33.2km
• 登り: 749m
• 下り: 762m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:21
• 休憩: 1:48
• 合計: 8:09

距離 17.6km 登り 556m 下り 208m

6:21 七倉登山口
7:36 高瀬ダム濁沢登山口
7:47 7:48 高瀬ダム湯俣登山口
8:34 東京電力高瀬川第五発電所
8:54 9:02 林道終点
9:29 名無避難小屋
10:34 湯俣山荘
10:51 12:07 湯俣温泉晴嵐荘
12:43 13:06 湯俣
14:30 湯俣温泉晴嵐荘

2日目

• 山行: 3:41
• 休憩: 0:10
• 合計: 3:51

距離 15.7km 登り 209m 下り 560m

9:46 湯俣温泉晴嵐荘
10:07 湯俣山荘
10:58 11:01 名無避難小屋
11:23 林道終点
11:44 東京電力高瀬川第五発電所
12:24 12:31 高瀬ダム湯俣登山口
12:36 高瀬ダム濁沢登山口
13:36 七倉登山口
13:37 ゴール地点

天候

2日間共に晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

自家用車にて七倉駐車場（無料）まで

七倉（ななくら）駐車場 - 登山口ナビ
https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-9963

その他周辺情報

高瀬ダム | 大町市観光協会
http://kanko-omachi.gr.jp/spot/26133/

湯俣温泉 晴嵐荘
http://seiransou.com/

湯俣山荘 | 北アルプス黒部源流 | 三俣山荘・水晶小屋
https://kumonodaira.net/yumata/

中部山岳国立公園 源泉一軒宿 七倉温泉 七倉山荘
http://www.webmarunaka.com/nanakura/

黒部源流の秘境に一番近い道、幻の伊藤新道 [前編] 歴史とロマンのアドベンチャールートが復活
https://hyakkei.me/articles-18597/

下山後はこちらに立ち寄りました。

仙人閣の基本情報/温泉、施設 - 秘湯を守る会
https://www.hitou.or.jp/provider/detail?providerId=701

長野の地酒なら信州安曇野にある酒蔵大雪渓酒造
http://www.jizake.co.jp/

写真

本日は七倉駐車場からスタート。

標高1,058.9m。

登山ポストはこちら。奥には綺麗なトイレもあります。

KuuKちゃんのザックにはネギとニラが刺さってる！（笑）

でわでわ、いってきまーす！

まずは高瀬ダムまでの車道歩き。ここから先は東京電力の管理道路なので一般車両は通行止め。

見上げればモルゲン船窪岳？

山の神隧道の長さは約1,200m。

すぐにあるのが七倉登山口。船窪岳にはこちらからどうぞ。

冬の釜トンネル歩きを思い出します。

スノーシェッドも長い！

発電所方面との分岐を通過。

突然のお猿さんに一同ビックリ！驚かせてゴメンねー。

最後のトンネルを抜けて・・・。

高瀬ダムに着きましたー！

槍ヶ岳方面って普通に書いちゃダメなんじゃ・・・。（苦笑）

早くも噴湯丘を発見！？（笑）

ここから九十九折りに堰堤へ上がります。

背面道路だけで2kmくらいある？

確かに直登する階段も欲しいねー。

約25分で堰堤上に到着。

裏銀座の玄関口となるブナ立て尾根へはこちら。

前回のスタート地点まで赤線を繋ぎに来ました。

稜線は風が強そう。

9月に登った烏帽子岳が見えました。

ここはダム湖百選にも選ばれているそうです。
高瀬ダム調整湖「高瀬ダム」 ダム湖百選
http://www.wec.or.jp/library/100selection/content/takasedam.html

ダンプカーが上がって来ました。
高瀬ダムの堆砂対策事業で考えること - 一般財団法人 日本ダム協会
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/Konogoro.cgi?id=715

湯俣方面への玄関口となる高瀬隧道。

ワクワク感しかありません。

エメラルドグリーンの湖面が美しい。

上に見える稜線は裏銀座のどのあたりなのでしょうか。

ほとんど登らないからみんな荷物が大きい！ちなみにボクは24kg超え。（笑）

高瀬川第五発電所を通過。

林道の終点に到着。

湯俣温泉登山口。

ここから山道に入ります。

とても良く整備されています。

木道が凍ってる！

予想外の高巻きに荷物の重さが堪えます。（笑）

林道終点から約30分で・・・。

名無避難小屋に着きました。

趣きのある佇まい。

土間には薪ストーブが有り難い。

畳みの部屋もあります。

こちらでスコップを2本お借りました。

晴嵐荘まで50分。

KuuKちゃんが落水した名無し沢。（笑）

小さなトンネル。

ここでブル道と合流。

日影はカッチカチ。

沢の水が乳白色です。

再びブル道と分かれて・・・。

良く整備された道を進みます。

どーーーーーーーん！

北鎌尾根からの槍ヶ岳！

独標の存在感。

ここにテン場を作って欲しい！

積雪が増えてきました。

ここで沢から離れます。

おっ、あれかな？

晴嵐荘が見えました！

休業中の湯俣山荘。
湯俣山荘 | 北アルプス黒部源流 | 三俣山荘・水晶小屋
https://kumonodaira.net/yumata/

あれが吊り橋の跡かな？

いつか歩きたい竹村新道。

ここが渡れたら楽なのにー！って、川の流れは橋の向こうですけどー。（笑）

さぁ、どうしよーかなー。

KuuKちゃんが偵察中。

持参したサンダルに履き替えて渡渉します。

これも楽しみのひとつ？（笑）

荷物が重いのでバランス注意です。

冷たかったー！でも、水より石の方が冷たいんです！

晴嵐荘は冬季休業中。

まずはお酒を雪で冷やしたら・・・。

今夜の宿が完成ー！

続いて湯船探しの旅。小屋近くのここは少し温度が低いかも。

再び沢を渡り・・・。

噴湯丘に向かいます。

東京電力の施設を通過。

奥深い湯俣川の渓谷。

見上げれば大迫力の岩壁。

ここをクライミングする人は居ないのかなー？

お猿さんの足跡。

吊り橋がありました。

自己責任で渡って下さい。

もっと歪んでた気がするけど整備されてるのかな？

来年こそ歩きたい伊藤新道といつか歩きたい北鎌尾根。

捜索願のチラシが気を引き締めます。

振り返ってパチリ♪

山の神。

短いロープ場を下ります。

振り返ってパチリ♪

湯俣川に下りました。

湧いてるー！

既に別のグループが野湯を楽しんでました。

触れないくらい熱いです！

やるよねー。（笑）

どうせなら噴湯丘の近くで入りたいと偵察。

国天然記念物の噴湯丘が見えました！

川底から噴き出す温泉で足の裏を火傷して渡渉を断念。さっきの場所にサンダルを置いて来たのが悔やまれます。

これが長い年月をかけて噴湯丘になるのかな。

このまま進むと伊藤新道です。

あそこにも小さい噴湯丘がありました。

残念ですが今回はここまで。さぁ、先ほどの場所まで戻りましょう。

卵とジャガイモも茹で上がりました！

お待ちかねの入浴タイム♪みんなで川底を掘ったり、石を組み替えて川の流れを替えたりしながら湯船が完成ー！

まずは乾杯するよねー！

今回の代表写真はこれに決まり！

はしゃぐ男子チームは・・・。

全裸で入りたいからと帰されました。（笑）

結局使わなかったスコップ。（笑）

ロープ場を登り返し・・・。

吊り橋を渡って・・・。

テントに戻ったら宴会の準備です。

もつ鍋が完成ー！盛り上がり過ぎてこの後の写真がありません。（笑）

冷え込んで来たので小屋近くの湯だまりで二次会。

表銀座の稜線に延びる尾根と月を見上げて。この時に生まれて初めて人工衛星を見ました。

おはようございます！やっぱり朝は炊き立てのご飯と・・・。

焼き魚だよねー。玉子掛けご飯も美味しかったなー。

朝食には熱燗付き。（笑）

他にも昨夜の残り汁に残った食材を全部放り込んで頂きました。

さぁ、撤収が完了したら帰ります。

お世話になりましたー。

ここを渡らないと帰れませんが・・・。

さすが4回目ともなると余裕ですな。（笑）

このまま往路を辿ります。

晴嵐荘を振り返ってパチリ♪

槍ヶ岳の眺望ポイントまで戻りました。

アップでパチリ♪

撮るよねー。

荷物も軽くなって足取りも軽やか。

名無避難小屋に到着。ここでお借りしたスコップを返却。

落ち葉のラッセルが続きます。

湯俣温泉登山口まで戻りました。

ここからは林道歩き。

高瀬川第五発電所を通過。

実はボク以外のメンバーは飲んでます。（笑）

エメラルドグリーンの湖面が美しい。

高瀬ダムまで戻りました。

水門。

スキージャンプ式の洪水吐。放流しているところを見てみたい。

堰堤の向こうに裏銀座の稜線。

ここを真っ直ぐに下りられたらなー。（笑）

ここからは約1時間の車道歩き。

山の神隧道は・・・。

夢と現実を繋ぐトンネルかも。

現実世界に戻って来ちゃいました。

楽しかったねー！

下山後は葛温泉の仙人閣に立ち寄りました。

感想

えのすけべ

今年43回目のお山歩は裏銀座の玄関口でもある高瀬ダムの上流にあり、『歩いてしか行けない温泉』と言われる秘湯「湯俣温泉」へ。
晴嵐荘が冬季休業に入り、雪が積もる前のこの時期なら静かに楽しめそう・・・というか、呑んで騒いでも迷惑掛けなそう？（笑）という訳で、ワイルドな野湯と宴会を目当てに気の合う仲間とテントを担いで行ってきました。

当日は日帰りの先客は居ましたが、泊り客は狙い通りにボクらだけ。
貴重な体験となる野湯は開放感満点で、女子チームが真っ裸になりたいという気持ちはよく分かります。
しかも、仁王立ちまで披露したとかしないとか。（笑）

心配された夜の冷え込みもそれほどでも無く・・・。
鍋を突いてお腹を満たした後は、満天の星空の下、足湯に浸かりながらの二次会。
北アルプスの奥地を貸し切っての贅沢な時間に、みんなが繰り返し口にしたのは「石くんも来れば良かったのになー。」でした。（笑）

今回のデータはこちら。
出発時刻／高度： 06:18 / 1061m
到着時刻／高度： 13:37 / 1064m
合計時間： 31時間18分
合計距離： 33.27km
最高点の標高： 1462m
最低点の標高： 1050m
累積標高（上り）： 749m
累積標高（下り）： 762m

覚悟はしていたとはいえ、合計距離は33km超え！
標高差は400mほどで、ほぼほぼ平坦とはいえ、テント泊宴会装備ということもあり、かなり歩き応えがありました。
特に、高瀬ダムから七倉駐車場の間は行きは良い良い帰りは何とか・・・ではありませんが、長いロードが疲れた脚に響くのと精神的に辛かったので、次は何か対策を考えたいですね。

幻の伊藤新道も歩きたいし、竹村新道から野口五郎小屋にも泊まりに行きたいし、北鎌尾根は・・・無理だろうけど。（苦笑）
毎年の恒例行事にしようなんて話も出たし、まだまだ湯俣温泉には訪れることになりそう。
ちなみに1ヶ月以上が経った今でも、当日使ったバスタオルから硫黄臭が消えません。（笑）

これからも楽しんで歩きます。

コメント

くぼやん

えのさん、こんにちは。😸
湯俣温泉は深いですなぁ。一度は行きたいと思ってますが、このあたりに行くと、尾根に行きたくなってね〜。まさに温泉って感じ。これなら温泉目当てだけで往復するのもいいかも。
囲いもなんもないのね。蓮華温泉の黄金の湯もなんもなく、おばちゃんに占拠されて全部入れなかったっけなぁ。
赤線引きたいところは、竹村新道、そして、読売新道ですね。高天原温泉とペアで赤牛の線を引く。いずれは行きたいですね。お疲れ様でした。

えのすけべ

kuboyanさん、こんばんわ。
えぇー、とっても深かったです。
今回は何処にも登らずならではの宴会装備で、たっぷりと楽しんじゃいました。
今年は蓮華温泉からの白馬〜雪倉〜朝日の周回も狙ってたんですけどねー。
読売新道と高天原温泉もいつか歩きたい場所のひとつです。
今年もコメントありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。

アンディー(ちび)

えのさんこんにちは😺　諸々あり遅コメですが🐢💧
うひゃ〜ワイルドぉ😲　究極の忘年会と見ました🤩
途中の小屋でスコップ借りて、河原を掘って自作の露天風呂💨　Kuuちゃんスッパで仁王立ち？
やりそうだな〜😁　やっぱ「付いて」るよね…（Kuuちゃんメンゴ🙇💦）
昨日のBSテレ東で三俣の伊藤さんが出てたけど、「伊藤新道」復活するのかな🙄
ここから直接三俣行けるなら、もういちど水晶💎とか、雲ノ平や高天原も視野に入ってくるのかな〜🤩って、一人じゃ行かないと思うけど😅
今年はヒミツ基地ビバーク等、色々とお世話になりました🎵来年もどぞよろしく🤩

えのすけべ

andy846さん、こんにちはー！
結局、スコップは使わずで既設の湯船を拝借させて頂きました。
ただ、湯温は常に変化するので、川の水を混ぜながら適温に調節するのが難しかったです。
伊藤新道は橋が掛け直されたり、少しずつ復活に向けて進んでますよー。
来シーズンはボクらもガイドさんと歩いてこようかと企んでます。
こちらこそ今年も色々とお世話になりました。
来年も宜しくお願い致します！