白根山 林道周回バリ 【リベンジ&長靴でラッセる】
- GPS
- 06:39
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 950m
- 下り
- 932m
コースタイム
10:09 林道終点
10:51 ヤケド沢
12:46 P746
13:42 白根山山頂(14:12発
15:38 登山口
15:51 グラサン発見
16:18 林道入口
天候 | 曇り時々小雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八木鼻、いい湯らていをすぎてしばらく行くと、大谷地の集落を過ぎたあたりで「白根山登山口」という看板があるので、見逃さないように。 平成25年11月23日現在、水害で崩落した林道の補修工事が入っている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●林道入口〜林道終点 雪もなく非常に快適な林道歩き。 右手に沢や烏帽子岳の裏側を望みながらワシワシと進む。 ●林道終点〜ヤケド沢(ヤケド沢は勝手に名付けた 危険個所は2箇所。 小さな沢と本流との出合いで崩落しており林道が途切れている。 ジャンプ出来ない距離のため一度右の沢側に下りるか左山側を高巻くほかない。 もう一つはヤケド沢の渡渉。 この日は水量が多かったが通常でもルート取りが難しそうである。 ●ヤケド沢〜P746 ここでも危険個所は2つ。 先ほど同様に崩落個所があるがココは非常に急で狭いへつり道状態。 岩を掴みながら慎重に進む、滑れば右手の沢へデザイア。 もう一つは白根山の支流の渡渉。 雨の日翌日の激流であったこともあるが対岸に適当な着地場所がない。 へつりにしがみ付いてトラバースしながら急登に備える。 ここからP746へはバリエーションで。 徐々に積雪量が増すが灌木が多いために掴みながら進む。 この時期ワカンは必須。 ●P746 〜白根山山頂 この辺から積雪は膝上となる。 斜度は緩やかなもの稜線には風が吹き上げて肌寒い。 ラッセルが苦しいので本当にワカンは必須。 ●白根山山頂〜登山道で下山 稜線である熊狩の眺め場まではそこそこ雪量があるため場所によりラッセルを強いられる。 尾根に入るとなかなかの急斜面、落ち葉が多いためにスリップ注意。 雪が締まれば軽アイゼンが活躍しそう。 ※無雪期でも女性・お子様にはお薦め出来ません。 |
写真
感想
.
前日の天気予報が覆り それなりに晴れるようなので急遽準備。
日曜日は長岡に予定があるために選んだのは7月に敗退を喫したコチラ、白根山とした。
(最近巷では「リベンジ山行」が流行っているな・・・と思ったらDSAさんとワタシだけだった・・・
7月は猛藪と猛暑にヤラれ、挙句にヤケドまでして無念のタイムアップだったため
次回は早めに出よう!と思ってたが結局こんな時間に取り付いてしまった。
●勝手に名付けたヤケド沢までは割愛
今回、初の100均クリア眼鏡を持参するもかなり曇り方がハンパではない。
しかしながら顔面に対する藪への恐怖心は激減できると確信出来た。
曇るんで外すと藪で目をヤラれ、付けると曇るの繰り返しだ(笑
次回は曇り止めを吹いてから挑んでみたい。
途中で1箇所、足場が崩落しており先回も苦しめられたが今回は左手斜面を高巻きする。
そしてどこかでお気に入りの安サングラスを落としてしまい テンションがダダ下がる。
(この時点で下山後にサングラスを探そう!と心決めする。
実は先回、位置確認に大きな間違いあり。
ヤケド沢がP746の斜面に取り付く白根山の支流かと思っていたが違った。
P746への立ち上がりはさらに500m先でありこの辺から徐々に雪が増えてくる。
この支流に辿り着くまでの2箇所の危険個所が穏やかではない。
特に崩落個所は慎重かつ大胆に・・・でなく万全を期して進んで頂きたい。
支流を越える際にトラロープがありホッした。
恐らく地形図の破線道へ向かう方面に付いていたが
綺麗な周回ログが見たかったために尾根までは急登だがバリエーションで入ることとする。
●P746への突き上げ・ラッセル・稜線歩き
沢の立ち上がりから灌木を掴んで登るが徐々に増える雪量に体力が奪われる。
新調のピッケルにも助けられて何とか進むもやはりワカンが必要だった。
P746付近に到着、振り向くと烏帽子岳や守門が綺麗に眺めることが出来た。
さらに進むもラッセルに時間が掛かり徐々に雲行きも怪しくなってくる。
このP746 から白根山頂までの道のりが長すぎる。
斜度は落ち着いてくるが雪量が半端でない、恐らく雪下は猛藪。
選ぶ時期がとても難しいと思う。
途中、稜線に吹き上げる冷風と闘いながらラッセルするも灌木群に阻まれ
左右から巻こうとすると今度は足元から雪崩が始まってくる。
特・要注意ください。
●そんなこんなで漸く白根山頂到着!
粟・堂ノ窪・青里・矢筈・守門・烏帽子岳、素晴らしい眺め。
汗だくの服を脱ぎ捨ててチリトマの調理にかかった。
遅めの昼食を頂いて名残惜しくも山頂を後にした。
帰りは登山道を使う、トレースなし。
稜線上にある熊狩の眺め場まではそこそこの雪量のため気が抜けない。
右手には間近に粟を眺めながら、左手には夕日に照らされた守門が神々しい。
尾根道を下る急斜面でシリセードしたものの怖いので直ぐに止めた(笑
それでなくても途中から落ち葉で何度もスベってしまう。
こんな時にはポールを持っていれば良いのだけど生憎今日はピッケルのみ。
ゆっくりと下山、お久しぶりの山ノ神に挨拶して登山口へ。
ヤケド沢で落としたことに気付いたサングラスを探しに再度林道終点から藪に入った(ノ゜ο゜)ノ
20分ほど歩くと奇跡的に落ち葉の上に落ちているのを発見!
この日はこの瞬間が一番うれしかったーーーヾ( ゜∀゜)ノ゛ヒョー
足早に撤退して本日の山行は終了。
-----------------------------------
結果として踏破・リベンジを果たしましたがなかなかタフな山行でした。
今年、高妻山を越えたお疲れ山行となりました。
やはりこの時期にワカンは必携です。
帰宅してからログを見ましたが予想以上に良かったですねぇ〜♪( ̄ー ̄)
山頂からの青里・矢筈は間近でしたが地形図見たら絶句、無理ゲーだなって(笑
途中にトラロープあったのは古いマタギの・・・?
山頂からP746 に向けては灌木が切られて整備されていました。
市の観光係か地元有志の方が拓かれたのかも知れません。
ありがとうございました(*・∀・)b
皆さんも良い山行を〜!
37
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
これはすごい記録です。
このコースをリベンジされるとは、正直この時期か、残雪の時期しかないように思います。
それにしても、厳しい山行。私にできるかと問われたら、正直自信がありません。
雪の量もかなり積もっていたようですし、ラッセルであそこまで行かれてしまったとは。。。脱帽です。
うーむ、これほどの記録を見せていただいたからには、私も早く烏帽子バリルートを開拓しなければなりません。がんばりますよ!
で、山頂のヒョー( ´¬`) で大笑いしました
(ヤマレコの白根山の情報は私が登録したものですので、適宜情報を追加してください。)
ただ、これは自分に言い聞かせるのですが、冬のソロ
十分に気を付けて、万全の体制で、慎重に望みましょう。
おはようございます♪
お陰さまでなんとか一座目のリベンジには成功しました♪(汗
やはりDSAさんとlizhiさんのレコを参考にしていたのに
ワカンを購入していなかったツケは大きかったです・・・( ̄Д ̄;)ギョッ
今回は涼しさと荷物の軽さに助けられましたが
2日分の食糧と幕営一式を担いでの残雪・藪漕ぎを考えるとゾっとしますね(汗
現在も山行スタイルがばらばらなのですが藪には無雪期に入る方が
ワタシには合っているかも知れません。さすがに例の山は厳しいでしょうが・・・(笑
裏烏帽子を眺めながらDSAさんの塩野淵バリルートをイメージしていました。
守門と粟に挟まれた稜線を歩きながら烏帽子を取る、シビれますねぇ(*・∀・)b
夏の単独でさえ何度も痛い目に遭っていますので冬はなおさらですよね。
常に準備を怠らず途中撤退の選択肢を持ちながら慎重に臨みたいと思います。
ありがとうございますヾ( ゚∀゚)ノ゙!
(白根山の情報は現状でバッチリだと思います!
pusukeさん、こんにちは^_^
ヤケド沢って、前に火傷してた場所ですか?
手、すっかりキレイに治ってよかったですね
プロフ写真変わったなーと思ったらココでしたか
ヒョー最高ヾ(o´▽`)ノ゙ギャハハ♪
でわでわ
フェーΨ( `▽´ )Ψ
こんばんわっ!
まさにこの前ヤケドした沢ですよっ
こんな不名誉な名前を勝手に付けて差し上げました(笑
なので今回のチリトマ調理も気が抜けなかったです(´_ゝ`)
山頂でのヒョーの写真は意外に脇腹の肉が見えなかったんで
思わずプロフに上げたことはココだけの話です(*・∀・)b
こんばんは、お疲れ様でした。
写真を見てるだけでゾッとするすごい藪漕ぎ。
私は萱峠からの途中、南蛮峠分岐点から南蛮山に登って見ようと10mほど行ったらその先も藪っぽかったのですぐ諦めて引き返したほど、最近藪漕ぎしたことがありません。
真冬になると山は藪漕ぎがまったく無くなり、代わりに体力勝負の腰上ラッセルとなります。
pusukeさんの体力なら新雪ラッセルかなり行けると思いますが、くれぐれも吹雪(里山でもホワイトアウトになります)になりそうな時は山に行かないように気をつけてください。
雪山は常に敗退前提で出掛けてますので敗退で予定通りです。
こんにちは♪
ワタシも登りながらゾっとしていました( ̄Д ̄;)(笑
それにしても積雪の急登ではなかなか進むことが出来ず
挙句に山頂からは言われる通り腰ほどのラッセルに自分の非力さを痛感しました。
南蛮峠分岐ですね?何となく覚えております
lizhiさんに頂いたコメントの通り日曜に萱峠を攻めてみました。
先回、ワタシが迷った際に頂いたlizhiさんの図解で漸く理解することが出来ましたよ!
進んでみたら本当に分岐の多い登山道ですね(汗
ちょ、言いつつも今回おかしな道へ迷い込みました(´_ゝ`)
後ほどUPさせてください
敗退前提、予定通り
その心構えでしたら気持ちの良く敗退出来そうです。
末長く山と楽しめるように冬季は一層引き締めまして山と向き合って行きます。
ありがとうございます!ヾ(´∀`*)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する