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記録ID: 376587
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

【七丈小屋泊2days】【100】甲斐駒ヶ岳(竹宇駒ヶ岳神社から黒戸尾根往復)

2010年09月10日(金) ~ 2010年09月11日(土)
 - 拍手
GPS
28:52
距離
17.1km
登り
2,340m
下り
2,344m

コースタイム

(1日目)
8:08 駐車場(775m)
8:15 竹宇駒ヶ岳神社(775m)
10:20-28 横手からの道と合流(1535m)
11:45-12:00 刃渡りの手前(1905m)
12:35-55 刀利天狗(昼食休憩)(2065m)
13:35-45 五合目小屋跡(2085m)
14:35 七丈小屋(2370m)

(2日目)
4:10 七丈小屋
5:05-5:28 八合目(5:20 ご来光)(2660m)
6:35-50 甲斐駒ヶ岳頂上(2966m)
8:10-40 七丈小屋(荷造り)
9:17 五合目小屋跡
9:52-10:00 刀利天狗
11:35 横手分岐
12:50 竹宇駒ヶ岳神社
13:00 駐車場

■所要時間:1日目 6時間27分、2日目8時間50分、合計15時間17分
■歩行時間(小休止含む、昼食・荷造り休憩除く):
1日目367分、2日目500分、合計867分
■距離:1日目8km、2日目14km、合計22km
■累積標高差:1日目+1710m,-120m、2日目+760m,-2350m、合計+-2470m
■行程量(P):1日目:8/0.5+1710/50+120/100=51.4P(★★)EK25.7
      2日目:14/0.5+760/50+2350/100=66.7P(★★★)EK33.35
     合計 :118.1P(★★★★)EK59.05
■ラップタイム:1日目7.14分/P、2日目7.50分/P、2日間平均7.34分/P(マイペース登高能力:+307m/h、ランク検
■エネルギー定数:1日目:367*0.03+1.71*10+0.12*0.6+8*0.3=30.582
2日目:500*0.03+0.76*10+2.35*0.6+14*0.3=28.21
合計:58.792
■山のグレーデイング:1日目:4D、2日目:3D、合計:6D
■消費カロリー:1日目:30.582*(80.0+(14.0+11.5)/2)=2,836kcal
2日目:28.21*(80.0+(13.0+7.0)/2)=2,539kcal
※各指標の説明を、プロフィールの欄に書いています。
天候 10日、11日ともに晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
竹宇駒ヶ岳神社の駐車場に駐車(約85台駐車可。トイレ有)
コース状況/
危険箇所等
■五合目から上は、梯子やロープが頻繁に現れます。
■下山後、むかわの湯で入浴。大人700円。
予約できる山小屋
七丈小屋
竹宇駒ヶ岳神社に立ち寄り、登山の安全を祈願します。
竹宇駒ヶ岳神社に立ち寄り、登山の安全を祈願します。
尾白川渓谷のつり橋を渡って、いよいよ黒戸尾根に取り着きます。
尾白川渓谷のつり橋を渡って、いよいよ黒戸尾根に取り着きます。
尾白川渓谷
白い岩が目立ちます。
白い岩が目立ちます。
尾白川渓谷道を分けてこれから登りになります。
尾白川渓谷道を分けてこれから登りになります。
七丈小屋の案内看板。事前に予約の電話した時は、「当日、管理人に宿泊することを伝えてください」とのことでした。
七丈小屋の案内看板。事前に予約の電話した時は、「当日、管理人に宿泊することを伝えてください」とのことでした。
道沿いに生える野草
道沿いに生える野草
コケのついた樹林を登って行きます。
コケのついた樹林を登って行きます。
木の間から南アルプスの風景
木の間から南アルプスの風景
六合目付近のキレット。
六合目付近のキレット。
翌朝、八合目でご来光を待ちます。
翌朝、八合目でご来光を待ちます。
雲海の上に顔を出している八ヶ岳
雲海の上に顔を出している八ヶ岳
甲斐駒ヶ岳の頂上にはまだ日が当っていません。
甲斐駒ヶ岳の頂上にはまだ日が当っていません。
遠くに富士山、手前に鳳凰三山が見えています。
遠くに富士山、手前に鳳凰三山が見えています。
北岳も見えています。
北岳も見えています。
いよいよご来光です。
いよいよご来光です。
甲斐駒ヶ岳が紅く染まります。
甲斐駒ヶ岳が紅く染まります。
甲斐駒ヶ岳頂上手前の祠
甲斐駒ヶ岳頂上手前の祠
甲斐駒ヶ岳頂上に到着
甲斐駒ヶ岳頂上に到着
仙丈ヶ岳
北岳と南アルプスの山々。手前の山は栗沢山とアサヨ峰。
北岳と南アルプスの山々。手前の山は栗沢山とアサヨ峰。
富士山と鳳凰三山、早川尾根。地蔵岳のオベリスクの尖がりもわかります。
富士山と鳳凰三山、早川尾根。地蔵岳のオベリスクの尖がりもわかります。
八ヶ岳。赤岳や一番北の蓼科山もはっきりと見えます。
八ヶ岳。赤岳や一番北の蓼科山もはっきりと見えます。
鋸岳と松本盆地、北アルプスの山並み
鋸岳と松本盆地、北アルプスの山並み
中央アルプスと御嶽山も見えます。
中央アルプスと御嶽山も見えます。
こちらは、奥秩父・甲斐の山並み
こちらは、奥秩父・甲斐の山並み
雲海から顔を出している大菩薩の山並みと富士山。
雲海から顔を出している大菩薩の山並みと富士山。
もう一度富士山と鳳凰三山・早川尾根
もう一度富士山と鳳凰三山・早川尾根
頂上の祠
頂上付近は風化した花こう岩の白砂で覆われています。
頂上付近は風化した花こう岩の白砂で覆われています。
木が生えていない世界。
木が生えていない世界。
岩の上に挿された剣
岩の上に挿された剣
尾白川に戻って来ました。
尾白川に戻って来ました。

感想

(9月10日)
 14kgの荷物をまとめて、5時24分に自宅を出発しました。

 黒戸尾根は日本三大急登の一つとされており、麓から頂上までの単純標高差が2200mあります。8時過ぎに麓の駐車場を出発して登り始めました。

 吊り橋を渡って15分登ったところで七丈小屋の管理人に会いました。上半身裸で山を駆け下りて来られました。これから買い出しに行く様子でした。こちらはあっけにとられて見ていました。

 黒戸尾根の登山道は前半は歩きやすい道が続きますが、後半になって梯子や鎖場が登場します。両側が切れ落ちている所もあり、落ちたら一巻の終わりになるような所もありました。

 七丈小屋に着く前に、朝に出合った管理人に追い抜かされました。後から聞いた話では、店が10時に開店するのを待って買い出しをし、11時頃から登りだして追いついてきたとのことでした。

 七丈小屋は、金曜日の夜ということで泊まり客は10人と少なく、1人1枚布団はありました。4人の若い男女は8合目付近の岩場にとりつくとのことでした。食事は出ずに自炊でしたが、ストーブにかかっているやかんのお湯をもらえたため、炊具は使いませんでした。水は小屋まで引いてありました。寝具込みの素泊まりで4500円。500mlの缶ビールが700円でした(いずれも当時)。2010年の10月に麓にヘリポートが完成予定で、ヘリによる荷揚げができるようになるとのことで、今後は食事付きになる可能性があるとのことでした。

 夜は星空がきれいでした。

(9月11日)
 朝の3時半に起床。前の晩に小屋の同宿者みんなが、ご来光を見るために4時に出発することになり、お付き合いしました。

 私は、寝起きは調子が悪く、あまり寝ていないこともあってペースが上がらず、他の人に置いていかれました。5時過ぎに8合目に到着して、ご来光を待ち、5時20分にご来光がありました。甲斐駒ヶ岳の頂上が紅く染まりました。

その後、他の人たちと一緒に八合目を出発しましたが、やはり取り残されて、一番最後に、6時35分に頂上に到着しました。他の人は6時20分から30分に到着したようです。黒戸尾根を登られる方々は皆タフです。

 朝から良い天気で360度の展望を楽しみました。私は後から着いたので、一番最後の6時50分に下山を始めました。そのあと、七丈小屋で荷物をまとめて8時40分に出発しました。

 他の方々はとっくに出発していましたが、同宿した千葉の看護師の女性がまだ小屋に残っておられたので、麓まで一緒に下りました。以前、長野県に住んでいて、北アルプスを中心に行っていたとのことで、笠新道(三大急登には含まれず)の方が黒戸尾根よりもきついこと、七丈小屋までは登りに5時間半かかったこと、今後は南アルプスも登りたいことなどをお話ししていただきました。

 今日は土曜日で登ってくる人も結構多く、朝早く会った人は日帰りで来ているように思われました。若い人がテント泊の重装備で登ってきていました。

 13時に麓に到着。看護師の方に無事に下りて来られたことのお礼を言いました。

(総括)
 黒戸尾根を日帰りで往復する人もいらっしゃいますが、私が甲斐駒ヶ岳に登るにはどうしても一泊する必要があり、家族に特認をもらって金・土の二日間で登って来ました。(日曜日は子供と遊ぶため、金曜日から休暇を取って行きました。)

 普段は日帰りの登山ばかりしているので、夜の星空やご来光を眺められただけでも来た甲斐がありました。また、七丈小屋は小さい小屋ですので、管理人や同宿の方々と話ができたのも良かったです。

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