【七丈小屋泊2days】【100】甲斐駒ヶ岳(竹宇駒ヶ岳神社から黒戸尾根往復)


- GPS
- 28:52
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 2,340m
- 下り
- 2,344m
コースタイム
8:08 駐車場(775m)
8:15 竹宇駒ヶ岳神社(775m)
10:20-28 横手からの道と合流(1535m)
11:45-12:00 刃渡りの手前(1905m)
12:35-55 刀利天狗(昼食休憩)(2065m)
13:35-45 五合目小屋跡(2085m)
14:35 七丈小屋(2370m)
(2日目)
4:10 七丈小屋
5:05-5:28 八合目(5:20 ご来光)(2660m)
6:35-50 甲斐駒ヶ岳頂上(2966m)
8:10-40 七丈小屋(荷造り)
9:17 五合目小屋跡
9:52-10:00 刀利天狗
11:35 横手分岐
12:50 竹宇駒ヶ岳神社
13:00 駐車場
■所要時間:1日目 6時間27分、2日目8時間50分、合計15時間17分
■歩行時間(小休止含む、昼食・荷造り休憩除く):
1日目367分、2日目500分、合計867分
■距離:1日目8km、2日目14km、合計22km
■累積標高差:1日目+1710m,-120m、2日目+760m,-2350m、合計+-2470m
■行程量(P):1日目:8/0.5+1710/50+120/100=51.4P(★★)EK25.7
2日目:14/0.5+760/50+2350/100=66.7P(★★★)EK33.35
合計 :118.1P(★★★★)EK59.05
■ラップタイム:1日目7.14分/P、2日目7.50分/P、2日間平均7.34分/P(マイペース登高能力:+307m/h、ランク検
■エネルギー定数:1日目:367*0.03+1.71*10+0.12*0.6+8*0.3=30.582
2日目:500*0.03+0.76*10+2.35*0.6+14*0.3=28.21
合計:58.792
■山のグレーデイング:1日目:4D、2日目:3D、合計:6D
■消費カロリー:1日目:30.582*(80.0+(14.0+11.5)/2)=2,836kcal
2日目:28.21*(80.0+(13.0+7.0)/2)=2,539kcal
※各指標の説明を、プロフィールの欄に書いています。
天候 | 10日、11日ともに晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■五合目から上は、梯子やロープが頻繁に現れます。 ■下山後、むかわの湯で入浴。大人700円。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
(9月10日)
14kgの荷物をまとめて、5時24分に自宅を出発しました。
黒戸尾根は日本三大急登の一つとされており、麓から頂上までの単純標高差が2200mあります。8時過ぎに麓の駐車場を出発して登り始めました。
吊り橋を渡って15分登ったところで七丈小屋の管理人に会いました。上半身裸で山を駆け下りて来られました。これから買い出しに行く様子でした。こちらはあっけにとられて見ていました。
黒戸尾根の登山道は前半は歩きやすい道が続きますが、後半になって梯子や鎖場が登場します。両側が切れ落ちている所もあり、落ちたら一巻の終わりになるような所もありました。
七丈小屋に着く前に、朝に出合った管理人に追い抜かされました。後から聞いた話では、店が10時に開店するのを待って買い出しをし、11時頃から登りだして追いついてきたとのことでした。
七丈小屋は、金曜日の夜ということで泊まり客は10人と少なく、1人1枚布団はありました。4人の若い男女は8合目付近の岩場にとりつくとのことでした。食事は出ずに自炊でしたが、ストーブにかかっているやかんのお湯をもらえたため、炊具は使いませんでした。水は小屋まで引いてありました。寝具込みの素泊まりで4500円。500mlの缶ビールが700円でした(いずれも当時)。2010年の10月に麓にヘリポートが完成予定で、ヘリによる荷揚げができるようになるとのことで、今後は食事付きになる可能性があるとのことでした。
夜は星空がきれいでした。
(9月11日)
朝の3時半に起床。前の晩に小屋の同宿者みんなが、ご来光を見るために4時に出発することになり、お付き合いしました。
私は、寝起きは調子が悪く、あまり寝ていないこともあってペースが上がらず、他の人に置いていかれました。5時過ぎに8合目に到着して、ご来光を待ち、5時20分にご来光がありました。甲斐駒ヶ岳の頂上が紅く染まりました。
その後、他の人たちと一緒に八合目を出発しましたが、やはり取り残されて、一番最後に、6時35分に頂上に到着しました。他の人は6時20分から30分に到着したようです。黒戸尾根を登られる方々は皆タフです。
朝から良い天気で360度の展望を楽しみました。私は後から着いたので、一番最後の6時50分に下山を始めました。そのあと、七丈小屋で荷物をまとめて8時40分に出発しました。
他の方々はとっくに出発していましたが、同宿した千葉の看護師の女性がまだ小屋に残っておられたので、麓まで一緒に下りました。以前、長野県に住んでいて、北アルプスを中心に行っていたとのことで、笠新道(三大急登には含まれず)の方が黒戸尾根よりもきついこと、七丈小屋までは登りに5時間半かかったこと、今後は南アルプスも登りたいことなどをお話ししていただきました。
今日は土曜日で登ってくる人も結構多く、朝早く会った人は日帰りで来ているように思われました。若い人がテント泊の重装備で登ってきていました。
13時に麓に到着。看護師の方に無事に下りて来られたことのお礼を言いました。
(総括)
黒戸尾根を日帰りで往復する人もいらっしゃいますが、私が甲斐駒ヶ岳に登るにはどうしても一泊する必要があり、家族に特認をもらって金・土の二日間で登って来ました。(日曜日は子供と遊ぶため、金曜日から休暇を取って行きました。)
普段は日帰りの登山ばかりしているので、夜の星空やご来光を眺められただけでも来た甲斐がありました。また、七丈小屋は小さい小屋ですので、管理人や同宿の方々と話ができたのも良かったです。
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