焦りは禁物!日本コバ~天狗堂~旭山周回
- GPS
- 11:15
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 2,345m
- 下り
- 2,352m
コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 11:13
天候 | 晴時々曇 西風冷たい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
日帰りなので、近場がいい。しかしこれと言った所が思い浮かばない。思いあぐね、石榑TNを使えば近い日本コバに決めた。だが日本コバだけではいくら何でも歩き足りない。そこで赤線つなぎを兼ねて天狗堂へ。帰路君ヶ畑から車道歩きでは辛いだけだ。時間をひねり出して御池川東側の尾根を南下して周回したいとなった。だが相当無理な計画であることは十分わかっているつもりであったが…。
道の駅には順調に6時前に着いた。しかし雲が厚く真っ暗で気が進まないし眠いので夜明け待ち。ちょっと仮眠。目覚めると30分以上経過し辺りは明るい。マズイ出遅れたと慌てて出発。この遅れが後々道迷いにつながった。(T_T)
〇道の駅P~日本コバ~筒井峠
見晴らしこそないが歩きやすいいい道が日本コバまで続いた。衣掛山を下ると直ぐに大山谷林道に出て筒井峠まで林道歩きだった。途中の盤石の丘は眺めがよい。
〇筒井峠~天狗堂
一番心配したのが筒井峠から縦走尾根への取り付きだ。閉鎖された奇怪な施設の道を登り、一番高い所にある水道施設に着いた。ここで舗装道路が途切れた。さてこのまま砂利道を進むか、右手の尾根に取り付くか?うろつくと水道施設の上の尾根に取り付けそうな道を見つけた。砂利道に入ってすぐ鋭角に右に曲がって登る道だ。案の定尾根に簡単に取り付けた。
落葉で藪もなく歩きやすい尾根であった。縦走路に合流すると案内板が要所にあり道もあるので迷うことはなかった。急坂を登りきると天狗堂だ。山頂から数分北に展望岩があり、御池岳から竜ヶ岳の眺めがよかった。
〇天狗堂~ノタノ坂
下山コースは結構な急坂だった。岩尾谷登山口に13時までに到着できなかったらバス道を引き返そうと考えていた。しかし僅かにクリアしてしまった。そこでヘッデンの点灯とコースに急登がないことを確認し日没覚悟で周回することにした。
出発しようとしたところに、三重ナンバーの車が来た。しかし車を縦列駐車をしようとして側溝に脱輪するというアクシデントが起こった。見ぬふりはできないのでタイヤを確認すると側溝が浅く脱出できそうな感じであった。案の定一発で脱出成功。女性ドライバーからお礼を言われたが何もしていないので返答に困った。
こんな所で油を売っていられないので急ぎ出発。心配したノタノ坂へも大した急登もなく到着した。
〇ノタノ坂~ヒキノ~旭山~山ノ神峠
まずはヒキノまでのタイムだ。藪は全くなく道もしっかりしていた。予想通り大した登りもなく1時間弱で到着できた。
ヒキノからは地形が複雑になり暗くなりかけているのでコースアウトに気を使った。山ノ神峠はよく判らなかった。この峠を確認しなかったのが道迷いの原因だった。
〇山ノ神峠~P696m
尾根を真っ直ぐ進めばいいと思い込んでいたのでコースアウトに気が付かなかった。峠から直ぐに鉄塔に出た。そしてそこで巡視路標識がなくなった。変だなと思ったが、この先は別の所から巡視路があって途切れたのだろうと判断してしまった。
踏跡は続いていたので予定コースを外れているとは全く気が付かなかった。20分位歩いて何気なくGPSを確認すると予定より東の尾根を南下していることに気が付いた。えぇ~まさかである。
引き返すか…?GPSによればこのまま南下して南東尾根を下っているログがある。なんとかなるだろうと前進することに決めた。もう陽はとっぷりと暮れ辺りは薄暗い、ヘッデンはあるが焦りがでていた。もうすぐだと思った下降ピーク696mへは急登だった。
〇P696m~道の駅P
ここから下降尾根に乗るのが一苦労でGPS頼りとなってしまった。右往左往して漸く尾根に乗り下降するが結構急坂だった。途中岩場が2カ所あり心配した。木や岩を掴んでの下降で緊張した。ヘッデンでの下降は初めてだ。GPSではあと少しで橋だが、着地点が崖で着地できない心配があった。心配しながら降りていくと吊橋の吊ワイヤーに出てしまった。道までは5mくらいの垂直のコンクリート壁。ガァ~ン(゜Д゜)ノ
不安的中!進退窮まった!もう引き返せない何とか降りる道を探さねば…。まさに右往左往。ヘッデンではよく見えない。少し右へ行き、木を掴んで数m下ったが、残り2m位は垂直だ。そこにアセビが横に伸びていた。これに摑まってぶら下がれば、飛び降りるよりも衝撃が少なく安全そうだと考えた。今考えれば危険この上ない決断だが…。
意を決してぶら下がり、内村航平よろしく着地を試みたが、地面が不安定で川の方へ横倒しになった。川へ転落かと肝を冷やしたが何とか道の上での転倒で済んだ。
下降し始めてからは写真を撮る余裕なし。這う這うの体で吊り橋二本を渡り急な階段を登ったら林道に出られた。ようやく一安心。
ここから1時間夜の国道を歩いて道の駅へ戻った。
※反省
・計画に無理があった。
・出発が遅れた。
・エスケープルートがない。
・現在地確認を怠った。
・日没に焦りが出た。
などが道迷いの原因で、今後長く山歩きを楽しむためにも安全を一番に考えねばと反省した。m(_ _)m
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