呼子岳・越前岳
- GPS
- 05:37
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 926m
- 下り
- 909m
コースタイム
(約15分の道迷い)
5:50大沢えん堤5:50
(約20分の道迷い)
6:40東沢・大沢橋6:40
7:00大杉7:00
7:55割石峠7:55
8:10呼子岳山頂8:10
9:00越前岳山頂9:20
9:40富士見台9:55
10:20鋸岳展望台10:20
10:40富士見峠10:40
10:50黒岳展望広場11:05(ここが山頂だと勘違いしてしばし休憩)
11:10黒岳山頂11:15
11:35富士見峠11:35
11:40愛鷹山荘11:50
12:10山神社
合計距離: 10.88km
累積標高(上り): 887m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山神社から大沢えん堤までは普通に歩けば迷うことはありません。 乾いた沢を渡る場所を間違えました。 大沢えん堤で乾いた沢を越えた所に、丸印に「入」の文字。 「入」の方向に進んではいけません。 そこに入らずに、乾いた沢に沿った道(車1台通れるくらいの道幅)を進むのが正解。 |
写真
感想
「山を見るなら南から」
この言葉は、かの有名な登山家motzerr760が・・・・・と言うのは冗談。失礼!
有名でも何でもありません。ド素人です。スイマセン。
ま、それはさておき、以前、同じ職場にいた先輩の話「静岡の漁師さんが言うところによると、駿河湾から見る富士山は最高に綺麗」という言葉が自分の中に強く残っており、頭の中で位置関係を考えてみると、確かに綺麗に見えそうだなぁと感じた。
富士山を見に海に出るのは難しいので、山好きな自分としては当然山以外の選択肢はなく、駿河湾付近、即ち南側の山々に目を向け、東の金時山、西の天子ヶ岳、そして真南に位置する愛鷹連峰の3つを候補に挙げ、その中から愛鷹連峰の一角、越前岳を登り富士山の姿を堪能してみようと思い行く事にした。
今回は土日の2日間でレンタカーを借り、土曜日の夜は登山口付近で車中泊をして翌日の登山に臨んだ。
最初、登山口の駐車場で一晩を過ごそうと思っていたが、夕方頃に来てみると余りの暗さと静けさに怖気づいてしまい、場所を移動し近くのコンビニの駐車場に車を止めシュラフに潜った。
朝は4時前に起き、車の外でお湯を沸かしてラーメンとおにぎりを食べて登山口に向かった。到着すると、昨夜から車中泊をしている感じの車が1台のみ。5時20分頃にヘッドライトを付け出発。
まずは、登山口にある山神社の横の道を進み、10分ほど歩いた所で乾いた沢を左に渡る。
予定通り、歩き始めて10分経ったところで沢に降りる小道を発見。案内板がなかったが、山と高原地図のルートタイム通り、ピッタリ10分だったので小道を降りて沢を渡ったが、向こう岸に着いたところで道を見失ってしまった。というか、向こう岸に着く前から道なんてなかったのだけど。
ヘッドライトの光を頼りに頑張って道を探したが、いくら探しても道は見当たらず、いい加減で諦めて沢を渡る前の所まで戻ることにした。試しに、元の道を小道に降りずにそのまま直進すると、今度はハッキリと案内板があったのでここで改めて沢を渡った。単純に俺の歩くスピードが遅かっただけみたい(笑)。
とりあえず、乾いた沢を渡り終え、ホッとしながら歩いていると、正面の林の一番目につきやすい木に丸印に「入」の文字を見つけた。
沢を渡り終えるとすぐに右手に折れる形で広い道があったが、沢を横切った正面にその目印があったため、何のためらいもなく林の中に突き進んでいった。一応地図で確認しながら進んでいったが、地図を見ると正しいルートは右手方面となっている。まぁ、恐らく林の中を少し進んで右手に折れるような道が出てくるのだろうと思いながら進んでいくが、少しずつ道が不明瞭になり立ち往生してしまった。
立ち止まって周りを見渡すと、この周辺にも木の幹に白いペンキで輪が書かれていたり矢印が書かれていたり紐が巻かれていたりと、登山道であることは間違いなさそうなので、遠くの木にこのような印がないか目を凝らしてみたり地面がならされている場所がないか探ってみたり地図を広げて確認したりしてみたが、やはり先が見えず困り果ててしまった。
あれだけハッキリと「入」と書かれていたのだから、こっちで間違いないよなぁ・・・と思いつつも、地図によると方角的には沢沿いの道を進むようになっている。林の中で右に折れる道があれば、地図と「入」の目印との両方で合致する訳だったが、仕方なく「入」は捨てて地図の通りに沢を渡ったところで右に折れ広い道を進んでみることにした。この時点で時間は6時を回り空はかなり明るい。ヘッドライトをザックにしまい込んで歩き始めた。
しばらく歩くと「落石注意」の看板を発見。山で仕事をする人に向けてこんな注意をするとも思えないし、ここまで来る途中に石が積まれたケルンがあったこともあって、どうやらこちらが正しい道だと解釈し、そのまま前進した。
更に進むと位牌岳・前岳の分岐点に差し掛かり、地図で確認してもやはりこの道が正規の登山道であると再確認した。
さっきの「入」印のお陰で初っ端からだいぶタイムロスをしてしまったが、早い時間にスタートしたこともあり、焦りはなかった。まぁ、道に迷うのも登山。
それにしても、自分は地図で確認しながらだったから良かったものの、地図を持っていない人はあの目印を信用して頑張ってあの林の中を無理矢理突き進んでいってしまうのだろうか・・・
やがて、鹿の親子やリスを見ながら大杉を抜け、割石峠を越え呼子岳に着いた。
さらに、やせ尾根を通って越前岳に登頂。富士山がデカい!雪がかぶった南アルプスの山々を眺めた後下山の途に。
山頂から20分ほど下ったところにある富士見台では富士山の撮影用のやぐらがあり、それに登って写真を撮った。天気も良く、綺麗に見える。
富士見台から下ると、富士山の姿は影を潜め、自衛隊の演習場から鳴り響く砲弾の音を聞きながら富士見峠まで降りてきた。
地図を見ると、更に先にある黒岳から富士山が一望できるとの記載があるので、もう一度富士山を眺めてみようと思い行ってみることにした。
途中、広々とした場所に「黒岳山頂」と書いてある立札があり、ベンチに座って富士山を眺めながら休憩していると反対方向から人がやってきた。
ビックリして、黒岳より先にも登山道があるのかと地図を確認したが、そのようなルートは存在せず、よくよく立札を見てみると「黒岳山頂→」と書いてあるのに気が付いた。てっきりここが黒岳の山頂なのかと思ってマッタリしていたが、この先が黒岳の山頂らしい。危うくここから引き返すところだった。危ない危ない。
更に先へ進んで今度はようやく黒岳の頂上に辿り着いたが、さっきの場所で十分休憩を取っていたこともあり、早々に富士見峠に戻ることにした。
愛鷹山荘でトイレを借り、しばらく下ると登山道の入り口に到着。山神社で手を合わせ、自分の車に戻ってきた。
途中、道に迷ったこともあり、予定より時間オーバーしてしまったが、無事に帰ってこれて良かった。
帰路で考えていたのは、やはりあの丸印の「入」のサイン。あれは一体何のために付けた印だったのだろうか??
まぁ、これで来年は富士山に心置きなく登ることができる。会社の先輩に前から誘われているので、登る前に見ることができて良かった。
おしまい
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