笹尾根完歩 数馬バス停〜数馬峠〜三国山〜生藤山〜茅丸〜醍醐丸〜和田峠 トレラン大会観戦
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,427m
- 下り
- 1,879m
天候 | 晴れ 気温は7度くらい 動いていると半そででも汗をかく。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 陣馬高原下バス停 から高尾駅北口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
7:26 数馬バス停登山口 8:37 数馬峠(小休止) 9:39 小綱峠 10:05 土俵岳(小休止) 10:56 浅間峠(小休止) 11:54 熊倉山(小休止) 12:16 軍刀利神社 12:30 三国山(小休止) 12:43 生藤山(小休止) 13:12 茅丸(小休止) 14:12 大蔵里山 14:46 醍醐丸 15:25 和田峠山荘 16:18 陣馬高原口バス停 16:25 陣馬高原口バス停からバスが高尾駅北口に向けて発車 |
写真
感想
私は3週間前に、高尾山から陣馬山、そして和田峠山荘までの縦走を行った。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-370607.html
さらに、高尾山から奥多摩湖までの笹尾根を完歩するための縦走2弾として、数馬峠〜三頭山〜奥多摩湖の縦走も行った。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-373807.html
今日は第3弾、笹尾根縦走にけりをつける日である。
しかし、問題は、本日高雄口から数馬までのトレラン大会が行われるということである。いわば、私の登山行動のほとんどはトレランのコースに含まれており、競技の邪魔をしてしまうのではないか。いっそ別の日にこのコースに行って、今日は別の登山に行こうかとも少し思ったのである。でも、最初の高尾に向かう道も狭く、競技者が分散されるであろうと思ったので、決行を決めた。行きたい時に行くのがいいし、トレランの人たちがどんなにすごいかを見たいとも思ったわけだ。
上2つのレポートは西に向かっている。でも、今回は数馬峠から東に向かうことに決めた。それには3つの理由がある。
‥仍蓋よりも下山口の方が標高が低いこと、そして基本下りであろうと考えられること。
⊃馬バス停のアクセスが非常によく、7時台から山に入ることができる。
トレランの人が後ろから追いかけてきたら非常に恐怖である。前から来て見つけられたら対処がしやすいと思った。
前日の夜に立川に入り、またネットカフェで過ごす。しかしまったく寝られず。持ってきたマンガが面白かったのだ。結局ネットカフェで1時間、JRで30分、バスで40分という睡眠で数馬バス停にたどり着く。私の他にはもう一名で、三頭山から大岳山までの縦走を目指しているとのこと。私が行こうとしているコースは秋に行ったということで「結構つらいよ」というアドバイスを頂いた。
早速尾根道に取りつく。先々週に引き続き落ち葉でいっぱいの道が多い。私はゆっくりと歩くが落ち葉の下に予想されていないものがあり、それを踏んで「うぉう!!」となっていることもある。トレランの人は大丈夫だろうか・・・まあ、大丈夫ですよね。私が心配することじゃないですね。
2週間前と同じ所要時間で数馬峠にやってくる。今日の富士山はここだけ。今日も秀峰だなあ。ジャンパーを脱ぎ、ながそでTシャツの下に半そでTシャツを着た2枚で縦走開始である。
高尾山から陣馬山までは、あまり傾斜がない尾根、数馬から奥多摩までは、1500m級の三頭山を登り、一気に奥多摩湖まで糠指尾根を下っていく。しかし、今日の尾根は、50m標高を上げたらまた標高を下げ、また50m標高を上げるというタイプの尾根。非常に厳しく息が切れる。
そして、残念なことに本日最高峰になるはずの「丸山」を巻いてしまう。しばらく行ってから気づくがさすがに戻る勇気はなかった。「土俵岳」という山名に妙に心を打たれてしまったというわけでもない。
土俵岳を超えてから浅間峠にたどり着く。ここではトレランのスタッフさんが3名おり、チェックポイントとしての機能を持たせるための準備をしていた。
「今どこらへんでしょうね?」「陣馬山は越えたでしょうね?」
飴ちゃんをなめ、私は東に向かう、そして無名ピークの2つ目にたどり着いたとき、前から「ドドドドド!!」と音がするではありませんか。トレランのトップの方が走ってこられたのです。7時半にスタートして、3時間で浅間峠手前ですと?走り方もパワフルで、下りでもスピードを落とさず駆け抜けていく。2位の方は300mほど後ろにいた。それから600mほど離れて3位、4位の方・・・とにかく皆さんパワフル・・・。自分には絶対できないしやりたくもないが、その勢いや汗がほとばしっているのは感じた。この静かな縦走路、これからしばらくは、トレランの方が来たら横によけ、挨拶をすることになったのである。しかし、その間に息を整えられるので自分としては全然OKなのである。
トレランの人たちの凄さに圧倒され、逆に「今日来てよかった」と思ったのである。
トレランの方はお金も払って競技としてきているわけなので、私が基本的には道を譲り(その間に息を整え)、気持ち良い挨拶をしたいなあと思った。いくら私が数馬から登っているとはいえ、トレランの方は全員高尾からの縦走者。距離的にも全くかないませんよ・・・。
三国山、生藤山、茅丸を超える。三国山は3つの都県の県境となっている。なぜかこの山のアプローチのみ険しい生藤山、そして頂上の2つの標高も違うし・・・。
そして私が行きたかったのは茅丸である。私は10月19日生まれ、茅丸は1019m、あとで他にも1019m峰がないか確かめてみよう、と思った。
茅丸を超え、蓮行峰にたどりつく。で、まだひっきりなしに和田峠の方からトレランの方が来る。結局、醍醐丸に近くの切り株に座って休んでいたら、係の方2人が西に向かって走っていったので、トレラン大会の印を回収に行ったんかな、いよいよ終了なんだな。と感じた。皆さんいい人たちばかりでした。詳しい話をした人もおりました。トレランの方から励ましの言葉を頂いたこともありました。一応ある程度の方とは挨拶をさせていただいた感じですが、みなさん「山を愛していらっしゃるんだなあ」と感じることができました。この日にこれてよかったのかもしれません。
醍醐丸でピークは終わり、あとは和田峠山荘にたどり着くまで。それでも登りがあるんですよ・・・。和田峠山荘からさらに3.7kmを歩かなくてはならないことを考えると日没が心配なんです・・・。「あっ、道路が見えた!」もう、ホクホクです。無事に和田峠山荘にたどり着き、高尾山から奥多摩湖まで伸びる笹尾根を全部歩いたんだな・・・と感慨にふける。
感慨にふけりながらアスファルトの道路を歩く。16:25発のバスに乗りたい。次のバスは一時間後じゃなあ・・・。陣馬山の方から来た山ガール2人にぬかされながらも、時計を確認しながら時間内にたどり着く。私はバスにのr込、座席に座ってうとうとと・・・。意識がもうろうとしながら高尾駅にたどり着き、自宅に帰ってきた。
さまざまな要素があり、面白い山行だった。そして道をつなげるということはこんなに感慨深いものなのだということも実感した。山はいいもんですねえ。
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