鎌ヶ岳・御在所岳・国見岳縦走
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- GPS
- 08:15
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 830m
- 下り
- 1,140m
コースタイム
道迷い救助 湯ノ山温泉長石谷登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝明渓谷駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
武平峠に登山ポストあり 御在所ロープウエイ http://www.gozaisho.co.jp/index.htm アゼリア http://www.gozaisho.co.jp/menu/azalea2.htm 菰野町観光協会 http://www.kanko-komono.com/ 朝明茶屋キャンプ場 http://www.kankomie.or.jp/spot/detail_10350.html |
写真
感想
所属する山岳会の月例山行に、初参加しました。
2012年10月27日「御在所岳前尾根」をきっかけに、ryujiさんや遭対のみなさんとの出会いの日。
あれから、1年以上がたちました。
2013年5月3日は、「鎌ヶ岳〜鎌尾根捜索お手伝い〜」でした。
懸垂下降して捜索中なので、登山道を通過される方に、落石防止を呼びかけていました。
2013年5月4日、「鎌ヶ岳〜馬の背尾根捜索お手伝い〜」では、初めて懸垂下降。
toshiさんの装備をお借りしてしまった。
自分で装備を用意しておく大切さを知りました。
2013年6月8日、「釈迦ヶ岳(捜索0608)」遭対ヘルメットを購入し、会に入会することを決意しました。この日も、登山道を通過される方に、落石防止を呼びかけていました。
その後も、捜索活動や警察消防合同訓練・研修会などに参加してきました。
夏には、山の楽しみを知らせてくれた仲間が、滑落して亡くなりました。
この間、救出されるも、残念ながら病院で仲間が亡くなりました。
山を楽しみ、無事に下山し、また次の山を楽しみにしている岳人がはるかに多いのですが、身近なところで、このようなことがあると、山に対する複雑な思いが、自分の心の中で大きくなってきているのは間違いのない事実です。
その間、月例山行は何回か行われていましたが、都合があわず、参加できていなかったのです。
捜索の後の下山の早さを考えると、会の月例山行もかなりの速さかもしれないと、考えていたこともあります。
今回は、都合もつき、コースもほとんど歩いているところでしたので、予想もできるので、参加しました。
久しぶりにしっかり歩き、うっすら雪化粧の登山道に、足元が不安で腰が引けちゃいました。
先輩方の足運びを見ていると、やはり安全のための足元の確認は参考になります。雪の付いた岩場は慎重に足の置き場を確かめられている。
びびっているより、安全のための具体的な行動がchuraには必要でした。
実際に見て学ぶ、まねをしてみることができました。
御在所岳では、青空に広がる霧氷の世界。
融け始めて、輝き出した美しさ。
空の上からもきっと見えるんだろうと思います。
捜索のときの昼食は、現場の状況で時間もいろいろ。
緊張もしているので、小食です。
今回は、暑すぎるぐらいの室内で、カレーうどんをいただきました。
おにぎり1個もおなかの中へ。
完全にカロリーオーバーです(笑)
昼からは、大先輩から、御在所や鈴鹿のオススメを教えてもらいながら、歩きました。たくさん本を読んでおられます(西尾さんの本が基本!しぶい)。実際よく歩いておられる。「桃岩へ案内しましょう」と自分の庭のように、トラバースして現地へ。
会の小屋では、この日、GPアンテナが設置されて、「ぜんざいができているから、はやくおりてきて」とFBなQSPが入ります。アマチュア無線担当のOMさんもおられます。スタンダードのデュアルバンドFMモービル無線機でしたね。
「1波長は、あけとかなあ」とJA2コールのUさん。枝をはらうときのロープのかけ方を考えておられました。前尾根ではずいぶんお世話になりましたが、無線もかなりのこだわりがあります。
ぜんざいをいただいて、ほっこりしていると、
「この時間帯、迷い始めて、一番困っているころやなぁ」
そのあと、誘導下山のお手伝いとなりました。(この1件は別レコで)
月例山行に参加して、すこし心も元気になりました。
山を歩けることがなりよりです。
大先輩から、最近歩き始めた仲間も増えます。
一緒に悩めるんじゃないかな、楽しめるんじゃないかなと思います。
また、別の角度からは、
「遭難などの結果には、必ず原因が考えられる」
遭対委員長のIさんから、前日の研修会で教えていただきました。
考え続け、できることをひとつずつしていくことが何よりの供養かな。
最後に、CLのKさんへ。
前日から、いろいろと準備ありがとうございました。
研修会もよいお話がいっぱい聞けました。
最後は、楽しみにされていたのに、救助活動。
お鍋も焼肉もたたきもみんな食べちゃって、ごめんなさい。
(たたきを焼いてしまった後輩君は要指導かな)
こうなるかもしれないけど、「要救をほっておけない。」ですよね。
おなじ釜の飯をいただきましたので、その熱い思いは伝わりました。
長石尾根は、自然と足が向いていました。
みんさん、御在所エリアでは、警察、消防、遭対が絶対にほっといたりしませんが、
救助要請すると、「○○上等」のこわいおじさんにたっぷり絞られるのは覚悟しておいてください。このおじさん、いつでも現場にかけつけられますが、反省すべきことはしっかり反省させられますよ。
やってしまったのも、事実。世話になってしまったのも、事実なんですからね。
(このときばかりは、ほんとに怖いので、警察に引き継いだら、よいこのchuraはさっさとお家に引き上げます。)
この週末は色々とお疲れ様でした
さて足運びですが、理論的には「接地面に対して垂直方向から踏む」のが最も摩擦力が得られ、スリップしにくくなります。
チムニー登りなら、壁面に手足を押し当てるように力を入れるのですが、これがまさにそれです。重力方向に対しての垂直ではなく、あくまでも接地面に対してです。(チムニー : ドイツ語で煙突の意味)
しかし傾斜している面では、垂直に踏むとそのまま体勢が仰け反ってしまいます
それだと転倒してしまうので、他の手足がそれをカバーするような状態にして、接地面に垂直に踏むことでできるようにします。
チムニー登りだと、反対方向でも突っ張っているので、下に落ちないんですね。
これが登山の足運びの基本理論なのですが〜実践でやってみると、「なるほど!」と開眼しますよ。ぜひ次回お試しください
私も超小心者です
怖くて怖くてしょうがないから「万が一」用の荷物がどんどん増えます。
びびりでいいんです。
登りたい時にだけ登ればいいんですよ。
自分の技量にあった山を歩けばいいんですよ!
アルパイン土木という新しいジャンルもあります!
別に山だけが遊びではないです。
海にも街にも楽しいことはたくさんあります。
ヤマレコだって、競争する場所でもなんでもない。
以下は私を山に誘ってくださった山歴数十年の方から今日いただいたメールを引用します。
「魅力的、景色がいい、自然が豊か、達成感は裏返せば危険、助けを呼べない、整備されていない、悪天候などのリスクで覆われていますよね。日常の安全な生活環境の逆が全て魅力になります。想定できるリスクや、オンサイトでの危険を認知し戦略をもって回避するのも山登りの醍醐味ですね。これは一生やめられません。」
ちなみに彼もご自身で超小心者ですとおっしゃってました。
こんばんは
一番に装備を用意されはじめて、小屋の雰囲気がかわりましたね。
churaも釣られて?誘導下山のお手伝いができました。
ソールが減っている(4年ほど経過)せいにしようとしていたのですが・・・
理論に忠実に足を運んでみます。
開眼のときがおとずれますように
こんばんは
自称、「超小心者」なんですが、
基本を知らないと、大胆なことをしてたりしますので、やはり訓練や研修は大切ですね。
会に参加して、そのあたりの環境はとってもよくなりました
率直に言ってもらえるのが一番ありがたい。
ほんまに、よう見たはります。
「危険を認知し戦略をもって回避するのも山登りの醍醐味」
戦略をレベルアップするために、精進したいと思います。
本屋の山雑誌を立ち読みしてやり始めた登山ですが、山の会、捜対に関わらしてもらってからは格段にレベルがアップしました?!
今でもあんまり変らんような気がしますが、その頃は緊張感は持ちつつも何時遭難してもおかしくないような登山やったなぁと思います。
中でも現場で「死」と直面したことは、どう表現して良いか分かりませんが山に対する思いが変ったのは確かです。
最近特に身近でそういったことがあり、「山って・・・」って考えるような時間もありましたが、
山に登ると何を燻ってたんやって、そんなモヤモヤが全て吹っ飛んでいきます。
やっぱり理屈や無いのよねぇ!山はいい!!
ryuji1700さん こんばんは
こちょこちょと書いてますけど・・・
「山はいい!!」
これ、基本ですよね
とにかく、前を向いて、歩くことにします。
山のことは、山で歩いて考えます。
お疲れ様でした。
素晴らしい山行記録です。
あの時の雰囲気がバッチリ伝わりますね。
楽しい山行でした。
有難う御座いました。
今後ともよろしくお願いいたします。
こんばんは
こちらこそ、よろしくお願いしたします。
鈴鹿スカイラインが通行止になったので、ずいぶん遠回りになりますが、ご一緒するために早起きします^^
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