金糞岳 (鳥越林道入口より往復)

2021年12月05日(日) [日帰り]

• GPS: 06:45
• 距離: 20.0km
• 登り: 1,157m
• 下り: 1,170m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:28
• 休憩: 0:34
• 合計: 8:02

距離 20.0km 登り 1,183m 下り 1,194m

7:14 鳥越林道入口
7:52 白谷口（追分）
8:16 8:19 小森口
9:06 9:11 連状口
9:41 鳥越峠
9:59 10:05 坂内村登山口
10:19 10:20 坂内村登山道合流地点
10:26 小朝の頭北方コル
12:19 12:20 金糞岳
12:43 小朝の頭北方コル
12:47 13:01 坂内村登山道合流地点
13:01 13:02 大朝ノ頭
13:08 13:09 坂内村登山口
13:22 鳥越峠
13:43 13:44 連状口
14:25 小森口
14:40 白谷口（追分）
15:12 15:13 鳥越林道入口
15:16 ゴール地点

上昇：1286m　下降：1285m

天候

曇 後 晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

自家用車利用

コース状況／危険箇所等

情報も少なく積雪の情報が分かりにくいところだと思います．
雪深いところですので、様々な状況に対応できる準備をして望まれる方が良いかと思います．(この日は朝の林道歩きにワカンがあれば良かったと感じました．)積雪していても道自体は明瞭でした．

その他周辺情報

[温泉]
あねがわ温泉
http://www.mau.co.jp/onsen/

写真

12/5 7:12

[高山キャンプ場]
シーズン外で閉鎖されています．最近キャンプが流行っているらしいので開いたら、盛業しそうな気が...

12/5 7:12

金糞岳の登山コースの案内板．

12/5 7:18

最初は暫し林道を歩きます．道の脇には奇岩やお社などの案内が出ていました．

12/5 7:29

12/5 7:42

美しい東俣谷川の流れに沿って進んでいきます．

12/5 7:52

[白谷口]
ここを右に．

12/5 7:55

[白谷口]
鉄製の橋を渡り更に進むと

12/5 8:11

間も無く山道が始まります．

12/5 8:16

[小森口]
こちらで舗装路に出ます．少しわかりにくいですが、画面奥の赤い標識が出ているところから道が続いています．

12/5 8:22

段々と雪が出てきました．

12/5 8:46

積雪が増えてきました．

12/5 8:59

雪がついた藪を突破していかなければならない箇所も多く、少々難儀します．枝を押しのけたり、這いつくばったりと雪まみれになるので薄いレインジャケットを羽織りました．

12/5 9:01

眺望が開けてきました．お天気も良くなってきて嬉しい！

12/5 9:04

うーむ素晴らしい．

12/5 9:05

再び車道に出てきました．ここが

12/5 9:05

[連状台]
連状台です．琵琶湖の眺望がよいところです．

12/5 9:20

山道の続きもあるのですが、少々藪がうるさく難儀しそうなので、車道を通り進むことにしました．ただ車道といっても御覧の如く雪がかなり積もった状態でしたので、中々大変でした．

12/5 9:40

『鳥越林道』の碑が．渡り鳥がこの辺りを抜けていくので『鳥越』という地名になっているようです．

12/5 9:41

金糞岳が見えました．金糞岳は滋賀県で2番目に標高が高い綺麗な山なんですが、本当に名前何とかして...笑

12/5 9:41

北側の眺望．

12/5 9:57

[坂内村登山口]
ラッセル気味に車道を踏みしめ、山道への復帰点である坂内村登山口に到着しました．

12/5 9:59

稜線に向けて登っていくのですが、ここが大変でした 笑

12/5 10:03

人のトレースはありませんでしたが、鹿が通った後はありました．鹿がちゃんと人がつくった道を忠実に通っているのが面白かったです．3人でラッセルを交代しながら何とか進み、

12/5 10:17

雪まみれになりながら、漸く金糞岳へ続く稜線に合流しました．

12/5 10:20

稜線に乗ると大分歩きやすくなります．とはいえトレースはなく、中々骨が折れます．ゲイタ―を持っていなかった私を気遣ってあきさんがずっと先頭を歩いて下さいました．感謝...

12/5 10:40

途中、御嶽が見えるポイントがあり気持ちが高揚しました．

12/5 10:51

霧氷も出て気ました．いつの間にか晴天になっています．

12/5 11:03

雪山に来ると、本当に空の色が綺麗に映えますよね．

自分の場合『この空の色を見たい』という気持ちが雪山に登るモチベ―ションの一つになっている気がします．

12/5 11:06

白山、乗鞍、御嶽と素晴らしい名山が一望のもとに．

12/5 11:12

12/5 11:14

高度が上がると霧氷も立派に

12/5 11:20

[金糞岳 山頂]
ここまでの雪だとは前日まで予想だにしていませんでしたが、無事辿り着けて良かったです．

12/5 11:20

[金糞岳 山頂]

12/5 12:00

山頂からは素晴らしい眺望が楽しめます．

12/5 12:00

やっぱり白山が近い！

12/5 11:46

昨年軽さと見た目が気に入って新調した保温ボトル．この日気温はさほど低くはありませんでしたが、結構温くなっていました．冬山で使うならやっぱりサーモスの方が安心かな...

12/5 12:11

周回も検討したのですが、トレースなく労力を要しそうだったことや日が短いことなども加味して、来た道を引き返すことにしました．帰りは自分たちが踏み固めたトレースがあるのでBDのチェーンスパイクを履いて下りに取り掛かりました．

12/5 12:23

12/5 12:26

チェーンスパイクがよく効いて小気味よく下山していきます．

12/5 12:28

やはり伊吹山はすぐ近くですね．

12/5 12:29

下山後、知り合いの方から竹生島にまつわる伝承を教えて頂きました．『昔、多多美比古命（伊吹山の神）が、姪で浅井岳（現在の金糞岳）の神である浅井姫命と高さを競いました。しかし、多多美比古命は負けてしまいました。負けた多多美比古命が怒って浅井姫命の首を切り落とし、その首が琵琶湖に落ちて竹生島が生まれました。』伊吹山は1377m、金糞岳は1317mですが、竹生島は少なくとも100m以上あるようなので金糞岳に足すと伊吹山より高くなりますよね．ただの伝承なのでしょうが、辻褄があってしまうあたり、面白いなと感じてしまいます．

12/5 12:41

竹生島には金糞岳の神である浅井姫命を祀った竹生島神社があり、西国三十三所の宝厳寺があります．こんなところに予想していなかったリンクがまたあり驚きました．

12/5 13:06

この時はそんなこともつゆ知らず、面白がりながら雪まみれの藪をかき分けていました 笑

12/5 13:07

林道まで戻ってきました．

12/5 13:08

車が通った轍がついていて、凄く歩きやすくなっていました．感謝！

12/5 13:17

真っ白な白山はまた美しいな...

12/5 13:43

帰りは引き続き小森口まで林道を歩くことにしました．3人で色々なお話をしました．

12/5 14:24

[小森口]
こちらから山道に復帰して

12/5 14:36

下り下って

12/5 15:12

スタート地点まで戻ってきました．ゲーターを持っていなかったので、靴の中が水浸しでした．乾いた靴・靴下の有難さが身に沁みました 笑

12/5 15:53

[あねがわ温泉]
帰りはこちらで冷えた身体を暖めました．清潔で綺麗な温泉でした．露天風呂からの眺めがまた素晴らしかったです．

12/5 17:43

[長浜塩元帥]
京都でよく通っていた塩元帥があったので、そちらで夕食を頂きました．あきさんにも気に入って頂けたようで安心して帰宅の途につきました．

撮影機器：

ILCE-6400 SONY

iPhone 12 Pro Apple

感想

petit-prince

金糞岳は名前も含め(笑)以前から気になる山でしたが、丁度persさんからお誘い頂き『雪が積もる前に登りに行きましょう』と話を進めておりました．丁度前日岐阜で西国三十三所巡礼を満願しましたので、そのまま彦根で一泊してのぞむことにしました．多少雪はあるかもしれないがせいぜい10�僂�らいまでだろうと予想していました．

ところが、前日の夕刻persさんから『かなり積雪がある模様』との情報が．雪山の道具を取りに彦根から自宅に帰るのも現実的でないし、近くにめぼしいアウトドアショップも見あたらないし、ということで大いに迷ったのですが、無理しない範囲で同行させて頂くことにしました．

雪は予想よりしっかりあり、雪の藪漕ぎ・ラッセルと雪まみれになりながら、全身で雪山を体感出来ました．白山、御嶽、乗鞍、伊吹山といった素晴らしい名山の雪景色に霧氷と満喫させて頂くことも出来、非常に楽しかったです．

下山後、知り合いの方から竹生島にまつわる伝承を教えて頂きました．『昔、多多美比古命（伊吹山の神）が、姪で浅井岳（現在の金糞岳）の神である浅井姫命と高さを競いました。しかし、多多美比古命は負けてしまいました。負けた多多美比古命が怒って浅井姫命の首を切り落とし、その首が琵琶湖に落ちて竹生島が生まれました。』伊吹山は1377m、金糞岳は1317mですが、竹生島は少なくとも100m以上あるようなので金糞岳に足すと伊吹山より高くなりますよね．ただの伝承なのでしょうが、辻褄があってしまうあたり、面白いなと感じてしまいます．

竹生島には金糞岳の神である浅井姫命を祀った竹生島神社があり、西国三十三所の宝厳寺があります．こんなところに予想していなかったリンクがあり驚きました．

名前、浅井岳に戻しませんか？笑