束の間の晴天をモノに!聖岳
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- GPS
- 19:48
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 2,761m
- 下り
- 2,748m
コースタイム
天候 | 1日目 曇り時々雪、強風 2日目 快晴‼ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは特に問題なし。聖平小屋は寝ている時にネズミとヤマネ?が出ます! 食料は吊るしておきましょう。 |
その他周辺情報 | 残念ながらかぐらの湯が閉鎖中なので、JR平岡駅併設の龍泉閣に行きました。300円は激安。お湯はヌルヌルのアルカリで最高。湯温もちょうど良い。難点は地元民向けなので休憩場所が無くて狭いこと。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
今年の夏に大井川源流で知り合ったI君から冬山に行きませんかとお誘いがあり、聖に登ることにしました。私もI君も冬の3000mは初めてでしたが、晴天に恵まれ無事に登頂出来ました。前日も翌日も天気は悪かったので、ほんとラッキーでした。
■12/3(金)
浜松のショッピングモールでI君と待ちわせ、南信濃の梨元ていしゃばまで運転。仮眠。
■12/4(土) 曇り時々雪:芝沢ゲート〜聖平小屋△
まさかこの芝沢ゲートから今年2回も聖へ登山をするとは思わなかった。1時間半で便が島に到着。旧トロッコ道を歩き無事に西沢度のゴンドラに到着。二人で交代しながらロープを引いたので夏よりも楽だった。
標高1900m位から雪が出だし、2100mくらいから真っ白な雪の世界になる。2380mの薊畑がなかなか近づかず、重荷にへろへろになったのは夏の縦走の時と全く同じ。稜線は冬の嵐になっていた。ここで驚いたことにI君の大学の先輩に遭遇。山の世界は狭い。
無事に聖平小屋に到着。先客がお一人いたが広さは十分なので問題なし。小屋のすぐ横の聖沢は何と水も流れている。夏は完全に枯れていた。最高の環境だったが、気温はマイナス7度で猛烈に寒い。水筒の水も放っておくとどんどん凍ってゆく。明日までこんな状況のままなら、即刻下山だなとおもいながら眠りに着いた。
寝ているとカサカサ音がする。ネズミが走り回っているのだ。I君は顔の上を走り回られたと言っていた。明らかに食料を狙っている。食料やゴミをスタッフバックに入れて吊るしたらその後ネズミは出なくなった。先客が日中はヤマネも出たと言っていたのであるいはヤマネだったかも。でも多分ネズミだろうなー。
■12/5(土) 快晴‼:聖平小屋〜聖岳〜薊畑〜芝沢ゲート[下山]
幸いにも天気は回復。昨晩より気温も上がり、風も弱まり、最高の星空になった。ヘッデンを着け、意気揚々と出発。薊畑に荷物をデポし小聖まで。何と雷鳥がいる‼ 完全冬毛の雷鳥は初めて見た。一心不乱に餌を食べていたが、雪の上で一体何を食っているのだろう?
小聖から先は超巨体、大迫力の聖に圧倒され、武者震いする思いだった。斜度は富士山並になりスリップが許されない区間になり緊張する。アイゼンがよく効き、ラッセルになるほど雪も深くないのは幸いだった。
山頂だけ何故か爆風。2人でガッシリ握手をして登頂を喜んだが、あまりに寒いので5分も滞在せずに退却した。下りの方が危険で恐怖感もあるが、アイゼンの爪を目いっぱい効かせて高速に下山した。小聖で休憩し、大きな聖を大満足で振り返った。1人では(寒くて🤣)挑戦する気も起きなかった聖に真冬に登ることが出来て、本当にラッキーだった。単独行じゃない方が良いこともやはりあるなーとしみじみ実感した。
薊畑で荷物を回収し、西沢度のゴンドラまで下った。上からゴンドラを見ると何とすぐ上流に簡易な仮橋がある。行ってみると何の苦もなく渡れてしまった。何だ、あんなに苦労してロープ引かなくても良かったじゃん‼
林道を色々ダベりながら下ったら芝沢ゲートまで思いのほか早く着いた。とても楽しい山行で大満足の一日になった。JR平岡駅の龍泉閣で汗を流し、東栄のレストランで豪勢な食事をして帰途に着いた。
※この山行計画を立てた直後の11月上旬、運動中(登山中ではない)に左足脛を骨が見えるほど挫創して救急車で運ばれ、10針縫いました。怪我の直後はこの計画は中止にするつもりでいましたが、10日ほど前から2キロの昼ランを再開すると怪我はみるみるうちに回復し出しました。3日まえは全速力でも問題なく走れるようになり、これは行けるのではと思い直しました。リハビリ登山に冬山はちょっとハードではないかとも思いましたが、自分ではどう見ても行けそうなのでI君に事情を話し、結果行くことにしました。行動中は痛みも全くなく、無事に登山を完了できました。
普段の運動の積み重ねが非常に大事、ということなのだと今実感しています。でもだからと言って、無理な登山はしないようにせねばなりません。
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