ロープウェーで行く 箱根駒ヶ岳〜神岳 もう冬山ですよ
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 327m
- 下り
- 342m
コースタイム
箱根元宮 11:29
駒ヶ岳 11:32
分岐 11:57
神山山頂 12:35
ロープウェー駒ヶ岳駅 13:23
天候 | 晴れのち曇り 風強し 樹氷からの雪が吹雪のように舞う ロープウェー途中で運転見合わせ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駒ヶ岳ロープウェー 往復1050円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
本日は登山道が雪に覆われているところが多く、滑っている人を数名見かけた。一葉普通の登山靴で登っているが、この様子だと積雪期ピークハントとして整理した。 ロープウェー駒ヶ岳駅の時点で−6℃。また、風がかなり強く吹いてきており、神岳登山はあきらめようかと判断をぎりぎりまで迷った。しかし、結構進んでいく登山客がいたために私もついていった。 意外と林の中に入ると寒さは感じなかった。雪で滑る以外は普通に歩ける道だと思う。 |
写真
感想
今日は、ここが2山目である。一つ目の山行は以下のページです。
愛鷹山塊越前岳に登った後にここに来ました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-381996.html
自動車で御殿場を抜け、乙女峠を越え、金時神社に挨拶し、箱根園までのドライブ、そしてロープウェーに乗り込む。ロープウェーの中で、気温がー6℃であることを告げられ、軽装の人たちは「ええっ!!」と声を上げる。私は、朝一の越前岳では−6℃の登り始めだったので、まあ行けるかなあと思う。朝一で汗だくになったTシャツとトレーナーは取り換え済みである。
さて、駒ヶ岳駅に着くと、とにかく風が強く、樹氷になっている木から雪のかけらが舞っているのが目につく。とりあえず、箱根神社元宮もあるので写真をたくさん撮る。神山には展望がないのでその分も撮ってやれという勢いである。
駒ヶ岳山頂から神山を見上げると真っ白、行こうか帰ろうかしばし考える。突然、私の横を3名の登山者が下り始めた、「ようし、行こう!!」私はその人たちに後ろを押されるように歩き出す。
駒ヶ岳山頂から神山登山道に向かっての分岐を過ぎると、人がたくさんいることと林の中はあまり寒くないことで「よし、行けそうだ!!」と確信する。まずは一気に鞍部まで下る。この登山道は、鞍部まで一度下ってから登り返していくのだ。それはもちろん帰りもである。
途中である年配女性に「2つ見える山のうちどちらが神山ですか?」と聞いたところ「そんなの関係ないべ、一番高いのは駒ヶ岳だ、あんな山行ったって面白くないべ!!」と言われてしまう、私は何も言わなかった、言ったってしょうがないと思った。「ああ、ありがとうございました」と言い、私は先に進む。
鞍部からは、「神1」「神2」と表示がしてある。「神14」位からが岩場の急登。近くの山ガールに聞いてみる。
「この神○って、いくつまで行ったら山頂ですか?」「たしか30いくつだったような・・・でもあと20分ぐらいで山頂だよ!!」「そうですかあ、ありがとうございます。」と受け答える。「そうあ、今15だからあと半分以上か・・・」と気がめいる。
「神19」の地点で「あと10以上あるのか・・・」「よし、神20だ・・・あと10くらいか!!」と行ったところでこれ以上登る道がない。どうやら山頂に着いてしまったようだ・・・。
嘘も方便の状態なのか、それとも聞いた登山者がまったく気にしていなかったのかよくわからないが、山頂に着いたという気分はあまりしなかったのである。「あれれ・・・。」看板や一等三角点を見てようやく山頂に着いた感動が心の中に充満し始めたのである。
今日の登山道の半分以上は雪の道、滑っている人も2人ほど見た。そしてそれは下りほど気を付けるべきであることを再確認し私は下り始める。雪に気を付け下っていく・・・。
鞍部に降りたところで放送が聞こえてくる。「ロープウェーは風が強い状態のために13:50分発を最後に運転を見合わせます。」「えええっ!!!」私は時計を見て残り時間が40分間しかないことを知って焦り始める。ロープウェー乗り場から鞍部までの下りがコースタイム25分なのだ、しかし戻りは登りだ。これは帰れなくなる。そう思った私は一気に急ぎ始める。心拍数が上がろうと息が切れようと足は前に進み続ける、そう、まるで先週見たトレランのように・・・。それでも、神山に向かって登山者が降りてくるではないか。大丈夫か、分岐から一気にロープウェーを使わずに降りるのか?
なおも、私はトレランのように平坦のところは走り、登りも足を止めず・・・。
何と、下り25分のコースタイムの道を登り15分で着いてしまった。13:50発ではなく13:30発のロープウェーで降りてくることができた。人生、ここぞというときには火事場の馬鹿力が出るんだなあと自分で感心する。
かくして箱根園に戻ってきた私は車で温泉に行き、帰宅したのであった。
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