空山 〜高保木の森から平成之大馬鹿門の建つ山頂へ〜
- GPS
- 04:16
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 580m
- 下り
- 441m
コースタイム
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 4:10
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
適切に標識が設置されていて道に迷うことはありませんでしたが、標識が劣化したり退色したりしていて表記がよく読み取れないものがありました。また、落ち葉が積もっていて道が分かりにくくなっている場所もありましたが、危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 車のガソリンが空になりかけていたので、ガソリンスタンドを探したのですが、日曜日に空いている店がなかなか見つからず、Siriに尋ねたら20km余り離れた一ノ宮町のガソリンスタンドに案内されました。ガス欠になったらJAFを呼ぶ覚悟でしたが何とか間に合いました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
ジャンパー
日よけ帽子(キャップ)
靴
サブザック(19L)
昼食(カップ焼きそば+スープ春雨+みかん)
角形クッカー
シングルバーナー
OD缶
割り箸
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶600mL+水800mL)
地図(コース図)
iPhone(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
ドローン(MavicMini)
サブバッテリー
携帯電話
腕時計
手拭い
|
---|---|
備考 | 宍粟50名山の登山地図は宍粟市のホームページから入手できます。これをプリントアウトして持っていきました。http://www.shiso.or.jp/pdf/rootmap/mount30.pdf |
感想
冬になった。山陰の冬は雨や雪が多いので、一人で標高の高い山に行ったりはしない。けれど、この日は雲ってはいるものの比較的穏やかな天気で降水確率も昼間は10%ぐらいだったので、どこか登れそうな山はないかと探した。前日の土曜日の方が天気は良かったのだが、朝寝過ごしてしまったので、日曜日の山歩きとなった。我が家からあまり遠くなくて、歩く距離もそこそこ、けれども何か特徴のある山をと見ていると、山頂に記念碑マークのある山を見つけた。宍粟50名山の一つ、空山(901m)だ。この記念碑が何なのか確かめてみようと思った。登山口が二つあるが、その間は車でも走れそうな道のようなので、自転車を使うことにした。
まずは、その山の西側に位置する千種町西川内池田の登山口近くの林道入の獣害対策用フェンスのゲート近くに自転車をデポして、もう一つの登山口、南側の魚町公園へ車で移動した。そこは道の両側に駐車場と緑地があり、トイレも設置されていた。登山口近くには「高保木の森」の案内図があった。里山を学習する目的で整備された遊歩道が整備されているらしい。歩いてみると、炭焼き釜があったり樹木名の標識や森の植生や人の暮らしとのかかわりが記されている説明板が設置されたりしていた。冬のこの時期にここを訪れる人はあまりなさそうだが、春から夏、秋にかけて子どもたちが山や森に親しむよい施設が整えてある。
麓は落葉広葉樹の森で足下には落ち葉が積もっている。つづら折りの道で歩き易く整備されているが、斜面の角度はなかなか急だ。そのうち、アカマツの尾根となり、三角点のある展望所へ着く。そこから先は稜線と尾根の道を進む。コースにはピンクや水色のテープが結ばれているし、標識も立てられているので道に迷う心配はなかった。笹や下草はほぼ見られないが、途中の説明版には「放っておくと林床がササで覆われてしまい他の樹木が生育できなくなってしまうためササの刈り取りを行っています。」との記載があった。きちんと人の手の入った里山なのだ。
昼を少し過ぎた頃、山頂へ着いた。そこには四角い5つの石を積んだ石碑が立っていた。ぐるりと見てみると、後ろ側に「平成之大馬鹿門」と彫ってある。これが地図に載っていた記念碑マークの石碑だ。なんでこんな所にこんな記念碑が?と気になったが、その説明はそこには何も無かった。
お湯を沸かして昼食を作って食べ、その後山頂からドローン(MavicMini)を飛ばしてみた。ずっと雲がかかっていて寒い。幸いこの山には雲はかかっっていなかったが、そこから見渡した周囲の少し標高の高い山は山頂部が雲に覆われていた。1000mを超える山は冬場は雪が降ったり雲がかかったりしてコンディションが良くない。900mのこの山を選んだのは正解だった。じきにドローンのコントローラーに使っているiPhoneに「バッテリー残量が少なくなりました」の警告が出て、ドローンもあまり長く飛ばすことができなかった。手もかじかんできたし、撮りたい風景もだいたい撮れたので荷物を片付けて下山した。
下山道とした西側の池田集落へ向かう谷沿いの道はほぼずっと薄暗い杉林で、上りに使った落葉広葉樹の「高保木の森」とは全く様相が異なった。傾斜が緩やかになったところで杉の林床にミツマタの群落が目に入った。このミツマタもかつては紙漉きなどに使われていたものだろうか。昔から人々と共にあった山の姿を思い起こすことができる、そんな山歩きだった。
ドローン映像(2分20秒)
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