三室山 & 空山 - 梅雨明けを待てず兵庫県で2番目に高い山へ
ゆっくり
体力度について
- GPS
- 05:37
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,502m
- 下り
- 1,524m
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- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:34
| 天候 | 曇り後雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・空山…魚町公園駐車場（トイレあり） ・三室山…三室山登山口駐車場 それぞれ十分に駐車スペースあり。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【危険個所】 それぞれ梅雨の長雨の影響で地盤が泥濘になっている。また岩もゴロゴロ落ちている。増水にも注意。 ・空山…下山ルートの終盤が雑草で覆われていた。踏み跡は見えます。 ・三室山…登りがキツイ。増水のため、沢の横断が難しくなっていました。 |
| その他周辺情報 | 【温泉】エーガイヤちくさ（500円） 今回はミストサウナがありました。 |
写真
拍手「ゆきやこんこん」
上りはキツイかな…でもこれが標準だよな〜という感じ。山の中を歩く感じなので、眺望はほぼ無いです。ここを上がったら少し外が見える感じでした（たぶん）。
平成之大馬鹿門、これ門には見えないですよね？調べてみると、片方は「おごしき山」にあるそうな。千種川と周辺の集落を挟んでいる構造です。
調べてみると、片方は「おごしき山」にあるそうな。千種川と周辺の集落を挟んでいる構造です。
「平成之大馬鹿門 SORA ’96」と書かれていてこれ見たときは「登山者の悪戯かな？」と思いましたが、調べたら作者・空充秋氏のサインでした🙇💦ちなみにこのサインは空山のこれのみ入っているみたいです。
【ソース】https://chikusatown.net/tourism/oobakamon/
ちなみにこのサインは空山のこれのみ入っているみたいです。
【ソース】https://chikusatown.net/tourism/oobakamon/
「モダンなアートだなー若い人が作ったのかな」と思いましたが、作者の空充秋氏は現在91歳！1964年東京オリンピックの選手村に、石彫「石のスピーカー」を制作したこともあるそうです。
1964年東京オリンピックの選手村に、石彫「石のスピーカー」を制作したこともあるそうです。
もうすぐ下山ってときに、雑草で道が見えません。左に行きましたが沢を上手く渡って行き着いた先は行き止まり（害獣ネット）。増水の影響で岩を渡るのは個人的に滑りたくないので慎重に行きました。
というか、作者の苗字が空だから、空山に寄贈されたのか⁉
飲めそう・・・。カップもあるし。ちなみに後でこの水を入れたペットボトルを覗くと不純物がいっぱい浮いていました💦
お腹は壊しませんでした。が、何か体調が悪くなったのはこれのせい？（確証無し）
ちなみに後でこの水を入れたペットボトルを覗くと不純物がいっぱい浮いていました💦
お腹は壊しませんでした。が、何か体調が悪くなったのはこれのせい？（確証無し）
調べてみると「ちくさ放課後キャンプ場 くおん」として活用されているみたいです。
駐車場について腹部に違和感を覚え触ってみると虫の感触が。急いでシャツをめくると、棒状に伸びた物体がへばりついていました！「こ れ が ヤ マ ビ ル か ！ ！ ！ 」
急いで引きはがし捨てました。痛みも痒くも無く、ただただ吸い付かれている感じがしました。
ご飯（白米と激安てりやきハンバーグと賞味期限めっちゃ切れた漬物）を半分食べて（何か最後まで食べきる食欲がありませんでした）次の山へ…その前にガソリンスタンドへ。
「こ れ が ヤ マ ビ ル か ！ ！ ！ 」
急いで引きはがし捨てました。痛みも痒くも無く、ただただ吸い付かれている感じがしました。
ご飯（白米と激安てりやきハンバーグと賞味期限めっちゃ切れた漬物）を半分食べて（何か最後まで食べきる食欲がありませんでした）次の山へ…その前にガソリンスタンドへ。
【ここから三室山】ガソリンを入れてわざわざ引き返して三室山登山口に来ました。この日は誰一人登山者とすれ違いませんでした。休日だったら登山客いるのかな？
ガソリンを入れてわざわざ引き返して三室山登山口に来ました。この日は誰一人登山者とすれ違いませんでした。休日だったら登山客いるのかな？
向こうに道標があるのですが、この増水では絶対渡れない💦さらに、あのルートは「らくルート」にはいっさい載っていないので諦めました。
さらに、あのルートは「らくルート」にはいっさい載っていないので諦めました。
曇り空なのが残念。
竹呂山への分岐。先ほどの根曲がり竹のトンネルが示す通り、藪漕ぎが必要そうなので、行かない判断をしたのはよかったです。（時間とお金があれば登ってみたいですね）
（時間とお金があれば登ってみたいですね）
これが青空だったらものすごい美しいんだろうなー。
登った記念。ここで残りのお昼ご飯（白米）を食べきります。他に食料持ってこなくて、シャリバテするんじゃないかと危惧しましたが何とかなりました。
これはこれで桃源郷か異世界のようにみえるから良いとしましょう！💦
左の自動車道は通らず、右の道があるのかはっきりしない方面から下山します。雨で登山道は荒れてますが、道筋はしっかりしているので迷わず下ります。
今日の三室山は見えるかな…？近くには「植松山」もあるみたいなので登ってみたい。「ふるさと兵庫100山」「宍粟50名山」にリストイン。
装備
| 備考 | 【反省点】ガソリンを入れるタイミングが遅すぎる。食料、水はもう少し持っていくべきだった。 |
|---|
感想
岡山県北部はずーっと雨で、今住んでいるところもずーっと雨。
これでは登山活動が全くできないので今月は「岡山百名山」の開拓は諦めて、せめて近くの登ったことのない山に行きたい。でも、気候はここと同じで雨ばかりだろうなと思って調べたら……。（「てんきとくらす」を参照）
登山できる気候って書いてるやん！
後山も実は登れるじゃん。山って下界が雨なら必ず雨というイメージがあったのですが、ちゃんと調べたら登れる山はあるんですね（学習）。
氷ノ山、扇ノ山と来たら「蘇武山」を目指そうとしたら車で片道2時間かかると出たので諦めました。そうなると「兵庫県の山(分県登山ガイド)」に入ってる山は近くにありません。まぁ、兵庫県で2番目に高いと言われている「三室山」に行くことを決断。その際、ついでに「空山」も登ろうとしました。
「空山〜竹呂山〜三室山〜大通峠」を縦走しても良かったのですが、竹呂山〜三室山の道中で藪漕ぎしないといけないようなので、パス。
空山も三室山も、一部雑草や笹が伸びて道を覆ってしまっている場所を覗けば一般レベルの登山道だと思います。
ただ梅雨の時期だとあちらこちらから水が湧いて出てきて道を塞いでしまいますので、靴がびしょ濡れになる可能性は高いです。今回は雨に濡れてしまう恐れがあったので（自分としては気が利いて）着替えを持ってきていました。（替えの靴もあればなおよかったのですが、そこまで頭は回らなかったようです😿）
空山を降りて一般道路を歩くことになったのですが、感じたのは「暑い」。熱中症ということは無いのですが、暑くてボーっとなりかけていました。山とはいえ湿度は高く、この時点では晴れ間も見えて日差しも強かったです。なんとか車に戻ってご飯を食べて北上し三室山も登ろうと思っていたのですが、ガソリンの量が底をつきそうだったので高くても良いので近くにガソリンスタンドがないか探しました。すると南に行かないといけないので、タイムロスが発生。
しかもそのガソリンスタンドは5月に登った日名倉山、そしてそのときに入った「エーガイヤちくさ温泉」のすぐ近く。高めのガソリン代を支払って気づきました。
「このまま温泉入って帰ったらどうだろう？」
この日は着替えも、バスタオルも持ってきていました。天気はどんどん曇っていくばかり。三室山は標準タイムで5時間かかる。お昼から登ったら夕方までに帰れるだろうか…そういう不安感もありました。
一度エーガイヤちくさ温泉の駐車場に停めたのですが、「三室山に登るのは今しかない」と心の声が叫んだので来た道を戻ります。
三室山、兵庫県で第2位の標高を誇りますが「兵庫県の山(分県登山ガイド)」には入れてもらえない可哀想な山。1358mっていったら岡山県最高峰の後山よりも高い。その山に今から登る。不安を隠しきれずに駐車場へ。
三室山（や空山）が残念なのは、登っている最中にどれだけ高いところに立っているかが分からないということ。森の中をひたすら登っていく感じで森林浴としては良いのですが、頂上まで行かないと眺望が開けていないのは残念ではあります。
あと、本来なら梅雨明けてから晴天の日に登山した方が良いですね。三室山頂上からのパノラマは素晴らしい。青空だったらものすごい爽快感を覚えるだろうと思いましたが、自分が見たのは真っ白な空。まぁ、これも経験ですよね💦
あと梅雨の時期の弊害としては増水の影響がかなりあるということ。慣れてないと泥濘に足を取られたり、滑ったり、また普通なら難なく渡れる小川（沢）も渡れるポイントを探さないといけないような場面に出くわします。靴や足が濡れても平気な方はいらっしゃると思いますが、その際に転倒して全身びしょ濡れになるのはリスク高いですよね。増水すると本来ルートが明快なのに、濡れないために回避すると本来の道へのルートが分からなくなるということも起こるので、落ち着いて時間がかかってもいいので安全に登山を進めるのが良いと思います。（あと、曇天・雨天の中の登山は暗さが2〜3割増しです）
三室山山頂から大通峠へ下山する道は、山頂からみると「あそこを駆け下りたらきっと爽快だろうな」と期待していたのですが、実際はそう簡単に走らせてくれません。踏み跡のある道筋が狭く笹やシダ植物に阻まれてしまいます。さらに雨も降り始めてさぁ大変。雨の風景は少し幻想的で、これは自分しか体験できないなと思いました。
今日の登山計画で意識したのは、「スムースな車移動」と「上り下りしやすいルート選択」です。
前者は、1つ目の山の登山口から次の登山口までの道が最短で行けるようにしました。結果「空山」の歩行時間が増えましたが、特に負担には思いませんでした。
後者は、上りはキツイ斜面を登ってもいいから、下りは比較的緩やかで駆け下りれるルートを選ぶようにしました。三室山の場合は、大通峠へのルートを下山に使いましたが、まぁまぁ想定内で正解でした。鉢伏山のように開放的な尾根筋だったらよかったのですけどねw
反省点はその「スムースな車移動」をぶち壊した「ガソリンの補給のタイミング」です。もっと早く入れておけばよかった。しかし、岡山県北部は170円台後半が普通。なかなか安い場所で給油ができなかったので、この日はかなりギリギリでした。結果、空山からダイレクトに三室山へ行けなかったのは時間もガソリン代ももったいなかったなと思いました。
（あと初めてヤマビルに噛まれました。詳しくは日記に書いてます。コメントありがとうございました。）
【ヤマビルに嚙まれた話：https://www.yamareco.com/modules/diary/824389-detail-334773 】
7月、想定外の長雨（梅雨）で思うような登山はできませんでしたが、天気に逆らうことなんてできませんので、7月下旬も行ける日を絞って近場の（岡山北東・兵庫北西）山に行ってみたいです。
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