日向山:北杜市民バスで名水公園べるがからピストン
- GPS
- 05:03
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,163m
- 下り
- 1,153m
コースタイム
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:58
天候 | 晴れ・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/docs/11594.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
踏み跡明瞭で道標・ピンクリボンも多く、迷う要素はありません。 矢立石登山口から凍結・積雪があり、頂上に近づくにつれてトレースが圧雪状態となります。 本日現在では氷結やアイスバーンはなく、登りであれば夏道同様に登れますが、降りはチェーンスパイクがあったほうがいいです。積雪量は少ないため、軽アイゼンでは木の根に爪をひっかけて、かえって危険かもしれません。 |
写真
感想
冬の18きっぷ2回め。
いつかは登りたいと思っていた南アルプスの前衛峰の日向山ですが、公共交通機関派にとっては、長坂駅から歩いてアプローチするか、道の駅はくしゅうまで韮崎駅からバスでアクセスし、そこから歩いてアクセスするしかありませんでした。
ところが、何の気なしに北杜市民バスの時刻表・路線図を見ていると、使い勝手が格段に向上しており、名水公園べるがまで比較的早い時間でアクセスできるようになっていました。
これは景観が開ける冬のうちに登っておこうと、意気揚々と登ったのですが…
【コース状況等】
■名水公園べるが東BS〜尾白登山口
・名水公園べるが東BSからは、普通に農道を通って尾白駐車場まで歩けばいいのですが、名水公園べるがに迷い込んでしまい、結構なタイムロス。これも一因となり、帰りのバスを1本逃してしまいます。
・尾白駐車場にはキレイなトイレ(洋式・水洗)があります。暖房が効いていて、おそらく冬季閉鎖はありません。
・なお、トイレで給水はできません(飲用不可)。まあ気づかずに給水してしまい、少量飲んだ感じだと、特に腹痛等の症状は出ませんでしたが…
・尾白駐車場の先のキャンプ場のあたりに登山口があります。
・積雪量が少なそうだったため、特にゲイターもつけずに突入。
■尾白登山口〜矢立石登山口
・尾白登山口から登山道が始まります。
・踏み跡は明瞭でピンクリボンも豊富ですが、非常に落葉が多く、某登山漫画のように足をすくわれて転倒するリスクがあります。
・傾斜は比較的緩やかで、急な箇所でもジグザグに巻きながら登るため、キツい箇所はまずありません。
・この区間で唯一の急登箇所がありますが、三点支持すら必要ないレベルです。
・遠くで猟犬が吠え、銃声が轟くという物騒な状況の中、急登を登り詰めます。
・…と、そこで「イノシシ見なかった?」との猟師の方の声が。おいマジか。
・そうこうしているうちに林道を横切り、矢立石登山口に到着。マイカー勢はここまでアクセスできます(林道が冬季閉鎖中かどうかは不明)。
■矢立石登山口〜日向山三角点
・矢立石登山口からの登山道も、踏み跡は非常に明瞭ですが、落葉が多いです。
・ピンクリボンは極端に少なくなりますが、それまでと違って尾根が狭くなりますので、引き続き迷う要素はありません。
・傾斜が比較的緩やかで、樹林帯の中で景観はイマイチであるため、特筆することがあまりありません。
・雪は矢立石登山口から薄っすらとあり、当たり前ですが、頂上に近づくにつれて量が増えていきます。
・ただ、今日現在ではラッセルするほどではなく、せいぜい数センチ程度の積雪量です。
・標高を上げていくと、徐々に圧雪された状態になっていきます。とはいえ、今日現在の状態では、それなりにグリップが効くため、少なくとも登りではチェーンスパイクや軽アイゼンは使いませんでした。
・雪道の登山道を登り詰めると、三角点への分岐があり、すぐに三角点があります。樹林帯の中で、特に景観は望めません。
■日向山三角点〜雁ヶ原〜日向山山頂。
・三角点からは分岐に戻り、先に雁ヶ原を目指します。
・雁ヶ原は、砂浜のような光景となっていて、不思議な感じでした。
・雁ヶ原は、かつて登った雨乞山の水晶ナギに似ているため、あの時と同様の爆風が吹き荒れているんじゃないかと懸念していましたが、今日は風は穏やかでした。
・その代わり、甲斐駒ヶ岳の山頂にまとわりついていた雲は、ついに晴れませんでした。
・ひとしきり撮影を終えて、日向山山頂に登り返します。
・地蔵岳の山頂直下のように足元がザレていて、疲れた脚には堪えます。
・そして、山頂標識がある頂上に登頂。
■日向山山頂〜矢立石登山口〜尾白登山口〜名水公園べるが東BS
・帰りのバスの関係で、あまり山頂でゆっくりもしていられないため、ひとしきり撮影を終えて早々に下山。
・圧雪の状況から、チェーンスパイクをつけようか迷いましたが、そこそこグリップが効いていたため、そのまま降りました。
・途中、滑ってヒヤッとしたこともありましたが、そもそも滑落するようなルートでもないため、特に怪我なくそのまま矢立石登山口へ。
・矢立石登山口からは林道を歩く予定でしたが、時間が押していたため、ピストンに変更。
・そして、そのまま無事降りて、バス停まで歩き、本日の山行は終了。
・…と、バス停の時刻表を見てびっくり。北杜市公式サイトのPDFと若干時間がズレていて、結局終バス(15:22)で帰るハメに。
・しかもこの終バス、日野春駅まで行ってくれないため、日野春駅への登り返しの嫌なオマケ付きとなりました。
■【まとめ】
・天気が良かったら文句なしの山行だっただけに、あちこちの山の頂上に雲が居座っていたのは残念でした。
・登山道は良い意味であまり特筆するような箇所もなく、体力さえあれば、初心者でも登れそうです。
・ただし、雁ヶ原までの下降箇所は、足元が非常にザレていて崩れやすく、傾斜が急な箇所もあり、要注意です。
・北杜市民バスを利用する場合は、標準コースタイムだとギリギリのプランになり、残念ながら尾白の湯には入浴できません。
・もっとも、比較的早い時間に下山できますので、他の温泉に入ることはできるでしょう。今回は、甲府の草津温泉に入りました。
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