【過去レコ】能郷白山〜能郷谷コース〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,446m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回は両白山地の盟主で白山信仰の山である能郷白山へ.登山ルートとしては,根尾村能郷からのコースと,県境の温見峠からのコースがあるが,R157が能郷以北で通行止めになっているので必然的に能郷谷コースとなる.歩行時間は温見峠から登った方が短いが,能郷白山の奥深さを知るには能郷谷コースのほうが良いらしい.
岐南のアパートを4時に出発.うかい大橋を渡って環状線を走り,本巣縦貫道に入る.根尾村能郷までR157を進み,左折して能郷谷林道を詰めていく.ガイドブックに30台駐車できるスペースがあると書いてあるので,そこを目指す.が,が,が,途中で土砂崩れがあり,先に進むことができない.真っ暗な中,車1台がやっと通れる幅の道を恐る恐るバックで戻り,林道脇に停めた.近くのガードレールには「登山道入口まで2.5km」とある.しかし,ここまで来て引き返すのは悔しいので林道を歩いて行くしかない.
林道はあちこちで土砂が崩れていたり,道の端が切れ落ちていたりととても車で走れるような道ではない.さらに林道が分岐する地点で案内表示を見落として,反対側を進んでしまうというハプニングもあり,途中でおかしいと引き返してきた.なんだかんだで登山道の入口まで1時間以上かかり,まだ3時間以上歩くのかと思うと,登る前からぐったりしてしまった.
能郷谷の流れを石を伝って渡ると,いきなり岩混じりの急斜面の登りが始まる.真っ青な空に紅葉のブナ・モミジが映えて美しい.1合目を過ぎて少し進むと,下からの林道と合流する広場に出る.早くもお腹が空いてしまったので,ここでおにぎりを1個.オブジェのような倒木のある2合目からは,ブナに囲まれた道をたんたんと登ってゆく.乾燥したブナの落葉をサクサクと踏みしめて歩くのは何とも気持ちが良い.
3合目付近では,次第にブナの数が減って,背丈ほどのササに囲まれるようになる.十分に刈払いがしてあって歩きやすい道だ.ふっと右のほうに目をやると,山頂に雪をかぶった白山が見える.4合目で再びアンパンを食べ,少し行くとようやく能郷白山の山頂部が見えるようになるが,まだまだ距離がありそうだ.4合目から5合目までは上り下りを繰り返しながら,ゆっくり高度を下げていく.5合目は4合目よりも50mほど標高が低く,何だか損をした気になってしまう.
5合目からが急斜面の登りだ.山頂部の左肩にある白山権現の社を目標に,最後のひと踏ん張り.山頂部南面は太陽がまともに照らしており,11月だというのに暑くて汗が吹き出てきた.祓から踏み跡をたどって右に行くと,1等三角点のある能郷白山山頂にたどり着く.北から温見峠からの道が合流しており,こちらから来ている人も3人いた.山頂はササと灌木に囲まれており展望は得られないが,ここでも白山は見ることができた.眺望を求めて,権現社の方へ移動し,ここで昼食とする.すばらしい眺めだ.ご飯を食べたら眠たくなったので,乾いた枯れササの上で20分ほど昼寝をした.
下山は往路を戻る.登りの際におにぎりを食べた広場から林道づたいに登山口まで戻ろうと,林道を進んでいくが約15分で行き止まり.あれ?この道は一体何なんだ!結局30分余りのタイムロスとなり,疲れた足には結構こたえた.車まで戻ったときには足が棒でもうヘトヘト・・・
この後,富山へ帰る.根尾,美山,洞戸を経て美濃へ出るのに90分かかり,岐南から帰るのよりも時間がかかってしまった.
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