朝日に彩られた男体山と雪山ハイク 日光・社山→半月山
- GPS
- 10:44
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,178m
- 下り
- 1,182m
コースタイム
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 10:44
・社山 (1,826m)
栃木百名山 2/100
栃木県の山(分県登山ガイド) 2/75
日本の山1000 37/1000
東京周辺の山350 62/350
・半月山 (1,753m)
栃木百名山 3/100
栃木県の山(分県登山ガイド) 3/75
東京周辺の山350 63/350
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:東武バス日光・中禅寺温泉バスターミナル→東武鉄道日光線・東武日光駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 (道を間違えなければ)危険個所は特に無し。尾根で一部地面が露出していますが、ほぼ全行程で降雪あり。半月山方面は踏み跡薄い箇所あり。 ・歌ヶ浜第一駐車場→狸窪 歌ヶ浜第一駐車場付近からも中禅寺湖・男体山の絶景を撮影できます。自分は狸窪へ向かう道を間違えています。ゲートより手前にある分岐を見落としてしまいました。 ・狸窪→阿世潟→阿世潟峠 撮影スポット多数。いちいち立ち止まって撮影していたらきりがありません 笑。阿世潟以降は登りになるので、阿世潟でアイゼン装着。 ・阿世潟峠→社山 自分は6本爪アイゼンでしたが、勾配が急な場所では前爪のある10本や12本爪の方が歩きやすいと思います。途中の小ピークを登ると展望あり。社山山頂を過ぎて西に進むと開けた場所に出ます。写真119の樹林帯を潜って、奥の岩のある場所まで行くと、北側が一気に見渡せる展望スポットです。 ・社山→阿世潟峠 雪が途切れて地面が露出した場所ではトレースを見失いやすいので注意。下りの方が景色は良いので、下りに写真を撮るという手もあります。ただし正午に近づくにつれ太陽の位置が高くなるので、山の立体的な影は減っていきますが。 ・阿世潟峠→中禅寺山→半月峠 足跡はこの日先行した1名のみ。トレース外を踏み抜くと膝までズボッと埋まります。動物(特に鹿)の足跡が錯綜しています。夏道は雪で覆い隠されて見えず、雪の途切れた場所ではトレースを見失いがちで注意。 ・半月峠→半月山 ここはしっかりしたトレースが残っていました。鹿がたくさんいて何度も至近距離で遭遇しました。 ・半月山→中禅寺湖展望台 再びトレースは薄く、またも足跡は先行した1名のみ。動物の足跡が錯綜してルートが分かり辛く、夏道の階段部分が雪庇になっていて踏み抜くと膝上まで埋まります。 ・中禅寺湖展望台→茶ノ木平展望所 この先の狸山もトレースは薄いと判断して、日暮に備えての安全策と時短目的で駐車場から舗装路(中禅寺湖スカイライン)を進みました。舗装路も足首以上の積雪がありトレース無し。 ・茶ノ木平展望所→中禅寺湖スカイライン 雪が無くアスファルトが露出してる場所もあるので、日没の際のエスケープルートに使いました。 |
その他周辺情報 | ■関連・参考リンク ・民宿おかじん http://www.aya.or.jp/~cyuzenji/okazin.htm ・民宿おかじん - Home | Facebook https://www.facebook.com/%E6%B0%91%E5%AE%BF%E3%81%8A%E3%81%8B%E3%81%98%E3%82%93-113150653412970/ ・日光・中禅寺湖 ニジマス、ホンマス持ち帰り解禁(東京新聞) https://www.tokyo-np.co.jp/article/90025 |
写真
装備
MYアイテム |
pinojp
重量:-kg
|
---|---|
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
保険証
携帯
時計
ツェルト
防寒着
ゲイター
ザックカバー
計画書
カメラ
ハードシェル
タイツ
アウター手袋
毛帽子
アイゼン
予備電池
ファーストエイドキット
タオル
ストック
バラクラバ
着替え
|
感想
■今回のルート
都心にも雪が降り積もる1/6(木)。窓の外に積もる雪を見ながら、雪山を登るべく計画を立てていました。候補は以下の3つのプラン。
・北八ヶ岳/北横岳or蓼科山
天気予報では晴天。ただし風が強い模様。
・丹沢/鍋割山〜塔ノ岳
この分だと、丹沢も積雪が期待できそう。ただし天気予報を見る限り、来週も雨/雪予報なので、来週以降でもいいかもしれない。
・日光/社山
社山への雪山登山と中禅寺湖の撮影を計画していたのですが、1/7(金)・8(土)と晴天予報が2日連続で続く(しかも無風〜微風というベストコンディション!)、しかも土曜日なら半月山方面も先行者のトレースあるのでは?という目論みを狙って予定を組みました。
都内自宅からでは始発でも9:20中禅寺温泉BS着で日の出撮影が狙えないので、中禅寺湖畔「民宿おかじん」に前泊して、ついでに前日の夕焼け撮影も狙ってみることにしました。
1/7(金)も快晴予報だったのですが、日の入りの時間帯にちょうど低空に雲が出てしまい、残念ながら中禅寺湖の夕焼けは撮れませんでしたが、周辺のロケハンもできたので万全の体制で翌日に挑みます。
翌1/8(土)は天気予報通り、雲1つ無い快晴!日の出時刻が6:55なので、6:40に「民宿おかじん」を出発。刻々と移りゆく藍色の空と朝日に照らされる男体山を始めとした峰々に向かって夢中でシャッターを切りました。山座同定は苦手なので、間違い等があればご指摘下さい。
前泊で日の出とともに出発しているにも関わらず、日没ギリギリの下山になってしまうとは。念のためにヘッドライトは持参していますが、真っ暗な雪道をヘッデンで下るのはどう考えても怖いです。こんなに時間がかかってしまった原因は…
・写真撮影を頻繁に行いすぎて社山取りつきまでに時間がかかった。
・慣れない雪道歩きで全体的にペースが上がらなかった。
・中禅寺山で道間違いして時間を浪費した。
阿世潟峠→中禅寺山で、いきなりルートを外しています。これは先行者の足跡が見つからず、いかにも歩きやすい道にトレース(?)があったためです(ここは鹿にとっての正規ルートだったのでしょう 笑。完全に道といえるほど盛んに足跡が付いていました。)。思い込み、俗に言う「正常バイアス」というのは怖いものです。鹿のフンやおしっこの跡が頻繁にあるし、人間にしては足跡は小さすぎるし、どう考えても正規ルートじゃないんですが、「こんな滑落しそうな箇所をトラバースするか?しないよなぁ!?」とやっと間違いを認めて、急斜面を四つん這いになって無理矢理よじ登って正規ルートへの復帰を図りました。判断が遅すぎます。ここで余計な時間と体力を浪費することになりました。この後も動物足跡クイズ状態で、人間の足跡を探して右往左往しながら進みます。吹き溜まりでは膝まで埋まります。先行された方のトレースにずっと助けられました、ありがとうございました。
半月峠から狸窪へ下るルートもあったのですが、半月峠から先はしっかりしたトレースが付いていたので、まだ進めると判断。しかし半月山山頂到着時点で15:00。ここで舗装路(中禅寺湖スカイライン)でのエスケープを真剣に考え始めました。もし日没してしまった場合、積雪していても舗装路なら道に迷うことも滑落することも無いので、暗闇になってもヘッデンで下山できると考えたからです。中禅寺湖展望台で15:41。ここから先の狸山を越えて茶ノ木平展望所まではコースタイム30分。暗くなってきている中でまたもトレースの薄い山を越えるよりは、トレースの無い舗装路を歩く方が安全と時短のためになるかと思って、ここから鹿の足跡しかない雪の積もった舗装路歩き。スノーシューやワカンがあれば軽快に進めたんでしょうが、生憎持っておりません。結局、茶ノ木平展望所まで30分かかったので果たして時短になったのかは不明ですが、これ以降の舗装路では積雪量も減ってトレース(ちゃんと人間の!)もあるので、時計を見ながら急ぎ足で下っていきました。いつもはあんなに苦痛な舗装路歩きが、こんなにありがたく感じることがあるなんて!中禅寺湖近くの人家の灯りがキラキラ輝いて見えてきたときは、やれやれこれで助かったという感じでした。
久々の雪山ということで課題や反省点のとても多い山行となりましたが、とりあえず無事に帰って来れて良かったです。この経験を次回以降に生かしたいです。
■特記事項・お勧めポイントなど
好天の土曜日ということで何名かのハイカーと出会ったのですが、「ヤマレコにレコが上がらないな〜」と思って、ふとYAMAPを見たら途中で出会った方の記録が上がってました!笑
社山
https://yamap.com/mountains/3902/activities
半月山
https://yamap.com/landmarks/3380/activities
私はヤマレコしか使ってないのですが、特に冬山の積雪状況やトレース有無の情報収集にはYAMAPなど他サイトも活用した方が良さそうですね。
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