木曽駒ケ岳・敗退(中岳までピストン)
- GPS
- 03:36
- 距離
- 2.8km
- 登り
- 331m
- 下り
- 320m
コースタイム
天候 | 快晴 千畳敷〜八丁坂は2℃くらいで暑いくらい、稜線上は△6℃で強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
バスでしらび平、ロープウエイで千畳敷(3800円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは千畳敷駅にあります。今回は初めてヤマレコの「山行計画」を利用し、長野県警へメール提出しました。 千畳敷カール部分は夏道は閉鎖され、大回りとなる緩傾斜部分を通ります。(雪崩回避のためと思われます。) 乗越浄土までの「八丁坂」は直登しますが、先行者がラッセルして下さったお蔭で、楽できましたが、それでも私にはキツイ登りでした。 雪崩がいつ起こっても不思議でないエリアなので覚悟して登りました。(途中、ベテランの方からビーコンを持っているかと問われました。) 乗越浄土手前で夏道を数回折り返すコース取りとなっていますが、深雪から薄雪のアイスバーンに変わるので要注意です。アイゼンの刃が丸まっていると危険です。 乗越浄土からはほぼアイスバーンで強風が吹き荒れていました。体重の軽い方は要注意だと思います。 乗越浄土からの下りも急傾斜で結構体力を消耗しました。 下山後は「こぶしの湯」(割引券ありで500円)にて日帰り入浴しました。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 1
三角巾 1
バンドエイド 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書
雨具 1
防寒着 1
ストック 1
水筒 1
時計 1
非常食 1
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト 1
ファーストエイドキット 1
医薬品 1
カメラ 1
|
感想
あけましておめでとうございます。
本年第一弾として木曽駒ケ岳を選びましたが、中岳で途中撤退しました。
中岳到達が正午前、ここまでの進行状況を振り返り、木曽駒への登りと中岳への登り返しに要する時間、更には体力の消耗を考えて残念ながら中岳までとしました。
GPSログはスタート時にスイッチONを忘れてしまい、途中からしかありません。
当初は嫁はんと北八ヶ岳ロープウエイ利用の坪庭からのスノーシューハイクを考えていましたが、友達との福袋購入を優先されてしまい、ソロとなってしまったので木曽駒に変更しました。
また、今回初めてヤマレコ経由で山行計画書を提出しました。
「Web限定日帰りプラン」(3900円)を利用すべく申込書をプリントアウトし、菅の台バスセンターの切符売場で手続き(代金の支払い)をするものと思い込んで、切符売場の前で待っていましたが、結局窓口は開くことなくバスが到着しました。
バスの運転手さんに聞くと、しらび平駅で精算するとのことでした。また、菅の台バスセンターの始発である8時15分発は、駒ヶ根駅から乗って来る乗客が優先となるとの説明もありました。
菅の台まではノーチェーン、菅の台からはチェーンありのバスとなるため菅の台で乗り換えるとのことです。ホームページは閲覧しましたが、私にはその記述が見つけられませんでした。
天気は快晴、気温は菅の台でマイナス1℃、千畳敷はさぞ寒いかと思いきや、思ったほどではありませんでした。
身支度を兼ねて高度順化をし、スタートしましたが夏道は閉鎖されており夏場は周遊コースとなる傾斜の緩い部分を通るコースが設定されています。雪崩の危険を回避するためと思われます。
視界良好で乗越浄土が見えていますが、そこに至るトレースはありません。先行の方がラッセルして下さっているのが見えました。有難いことです。
それでもラッセルしたてのコースは雪が柔らかく、特に急傾斜となる八丁坂の直登コースは私には荷が重く、休み休み登って2時間弱を要してしまいました。
途中、ベテランの方に「ビーコンは持っているか?」と尋ねられ、「持っていません。」と答えると、その方は「いつ雪崩が起こるかわからないので、自分は持っている。自分だけ持っていても役に立たないので聞いてみた。」とのことでした。
確かに、千畳敷カールは雪崩の巣と云われており、家を出掛けるとき見送る嫁はんを見て、一瞬、「これが今生の別れかもしれない。」と思ったのも事実です。
服装はドライレイヤー(ファイントラック)、ベースレイヤー(モンベルジオライン長袖中厚)、ミドルレイヤー(モンベルの長袖プルオーバーシャツ)、シェル(モンベル・ストリームジャケット)でしたが、乗越浄土までは暑いくらいで、途中、ヘルメットの下に被っていたアンデス帽を脱ぎ、インナー手袋も途中で脱いでも全く寒くありませんでした。
ストリームジャケットの袖下にあるベンチレーションも半開状態としました。
乗越浄土からの稜線は気温はマイナス6℃くらいで、風も強く時々持って行かれそうになるくらいでした。写真撮影のため手袋を脱ぐとすぐに悴(カジカ)んでしまうレベルです。インナー手袋を着用すると数分は持ちます。
オーバー手袋はブラックダイヤモンドの3本指タイプ(ソロイストロブスター)を使用していますが、カラビナで留めるためのループが三本指部分の先端に縫い付けてあります。強風下ではありがたいアイテムです。写真撮影中に手袋が風で飛ばされて仕舞うことを考えると恐ろしいものがあります。
中岳へ辿り着いたのが正午くらい、ここの岩陰で食事をし、駒ケ岳を目指すか撤退するか考えましたが、駒ケ岳を目指した場合は駒ヶ岳への登り、中岳への登り返しがあり、ロープウエイの最終便(15:55)との兼ね合いもあり、今回はここまでとしました。
「Web限定日帰りプラン」にはバス・ロープウエイの往復に加えて、千畳敷ホテルでの食事又は記念品とこぶしの湯の割引券がセットされていますが、中岳で軽く食事をしているので、記念品(マグカップと液晶温度計)をいただきました。
こぶしの湯の割引は100円なので、より近い「こまくさの湯」を考えていましたが、バスの車窓から見たこまくさの湯の駐車場は午後3時前にして既に満杯状態でしたので、「こぶしの湯」にしました。
こぶしの湯は下の駐車場はガラガラ、上も余裕がある状況で、入浴客も少なめで脱衣場、洗い場共に余裕で使えました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する