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Yamareco

記録ID: 3905243
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(小同心クラック&アイスキャンディ)

2022年01月08日(土) ~ 2022年01月09日(日)
 - 拍手
yy0419 その他3人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
34:03
距離
19.5km
登り
1,696m
下り
1,690m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:05
休憩
6:52
合計
12:57
5:49
2
5:51
5:52
44
6:36
6:37
5
6:42
6:47
5
6:52
6:52
37
7:29
7:33
50
8:23
10:26
6
11:59
12:09
25
12:34
16:31
16
16:47
17:06
13
17:19
17:20
11
17:31
17:31
20
17:51
17:55
9
18:04
18:08
29
18:37
18:38
3
18:46
2日目
山行
1:35
休憩
0:08
合計
1:43
14:03
30
14:33
14:34
24
14:58
14:59
2
15:01
15:07
5
15:12
15:12
34
15:46
天候 2日間とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口駐車場利用(500円×2日間=1,000円)
コース状況/
危険箇所等
小同心クラック
・アプローチ:先行P有トレースあり(取付で約1時間待ち)
・システムはやや変則的で、シングルロープ2本で私がすべてリードし、1人がアッセンダーで登攀、残り2名がフォローで登りました。全体としてランニング支点が極めて少なく、常にランナウトなので、リードは確実に登れる実力が必要です。
・1P目:傾緩斜面からチムニー状クラックへ。終了間際が窮屈でやや悪いです。終了点はこの先にもあります。(先行Pの終了点空き待ちあり)
・2P目:チムニー状クラック。ワンポイントのハングの手前で切りました。1P目上部終了点から左右2つにルートが分かれましたが右のチムニー状を選択。終了点間際はステミングでクリアしますが、支点がともかく取れない(ピッチ中1ヶ所のみ)ので難しくないものの緊張感があります。
・3P目:出だしがワンポイントのハング。スタート時点で支点がありますが、抜けてからはありません。その上は終了点まで難しいところはありません。
・横岳山頂まで:今回ロープを出さずに行きましたが、横岳山頂直下はやや悪いです。日没が迫る中、お助けひもなどを使ってどうにか全員クリアしました。
・横岳〜赤岳鉱泉:山頂で日没となったため、安全な一般ルートで下山。硫黄岳周辺は風が強く雪が飛ばされて地肌が出ているところも多くあります。踏み跡が残っていないところもあるのでルートを見逃さないように。硫黄岳山頂からは森林限界上も含めて踏み跡明確で極めて安全でした。
その他周辺情報 赤岳鉱泉テント泊1人1泊2,000円
アイスキャンディ利用料金1日1人1,000円(ギアレンタル各500円)
受付は8時半から、全面登攀可能でした。連休中で混雑が予想されるため、1グループ1本の制限がありましたが、8日はかなり混雑したようでしたが、9日AMはルート数の半分くらいの利用で余裕がありました。休憩時間等も考えると4人で1本で十分だった気がします。
赤岳鉱泉到着
天候が良く、風も弱そうなので、本日小同心クラックへのアタックに決定
2022年01月08日 08:27撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
1/8 8:27
赤岳鉱泉到着
天候が良く、風も弱そうなので、本日小同心クラックへのアタックに決定
設営後、小同心クラックに向けて赤岳鉱泉を出発
2022年01月08日 10:22撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 10:22
設営後、小同心クラックに向けて赤岳鉱泉を出発
大同心稜はトレースあり。急登をゆっくり登ります。
2022年01月08日 11:33撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 11:33
大同心稜はトレースあり。急登をゆっくり登ります。
目指す小同心
2022年01月08日 11:45撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
1/8 11:45
目指す小同心
赤岳・中岳・阿弥陀岳と揃いました
2022年01月08日 11:46撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 11:46
赤岳・中岳・阿弥陀岳と揃いました
大同心と小同心
年末とは打って変わって穏やかな快晴です。
2022年01月08日 11:48撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 11:48
大同心と小同心
年末とは打って変わって穏やかな快晴です。
大同心稜上部の岩稜帯
登攀前のいい準備体操になります。
2022年01月08日 11:50撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 11:50
大同心稜上部の岩稜帯
登攀前のいい準備体操になります。
もう大同心が目の前です
2022年01月08日 11:57撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
1/8 11:57
もう大同心が目の前です
大同心稜を振り返ります
写真ではわかりにくいですが、急登です。
2022年01月08日 12:12撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 12:12
大同心稜を振り返ります
写真ではわかりにくいですが、急登です。
大同心基部からの眺め
晴れ渡ってすべての山が見渡せました。
2022年01月08日 12:12撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
1/8 12:12
大同心基部からの眺め
晴れ渡ってすべての山が見渡せました。
大同心基部から
北アルプス
2022年01月08日 12:12撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 12:12
大同心基部から
北アルプス
大同心基部から
乗鞍岳
2022年01月08日 12:12撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 12:12
大同心基部から
乗鞍岳
大同心基部から
御嶽山
2022年01月08日 12:12撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 12:12
大同心基部から
御嶽山
大同心基部から
中央アルプス
2022年01月08日 12:12撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 12:12
大同心基部から
中央アルプス
小同心クラック取付へのアプローチ
先行者の踏み跡があるので楽チンです。
2022年01月08日 12:15撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 12:15
小同心クラック取付へのアプローチ
先行者の踏み跡があるので楽チンです。
小同心クラック取付へ
結構な雪の斜面ですが、雪は安定していて雪崩の恐れなし。
2022年01月08日 12:27撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 12:27
小同心クラック取付へ
結構な雪の斜面ですが、雪は安定していて雪崩の恐れなし。
アルペンムード満点です
2022年01月08日 12:27撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 12:27
アルペンムード満点です
小同心クラックを登る先行P
2022年01月08日 12:37撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 12:37
小同心クラックを登る先行P
取付からの大同心
2022年01月08日 12:37撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/8 12:37
取付からの大同心
翌朝の赤岳鉱泉
今日も晴れています。
2022年01月09日 07:33撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/9 7:33
翌朝の赤岳鉱泉
今日も晴れています。
今日はのんびりとアイスキャンディでアイスクライミングの練習です。
多くのパーティーが本チャンアタックに行ったようで、午前中のアイスキャンディは結構空いていました。
2022年01月09日 09:24撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/9 9:24
今日はのんびりとアイスキャンディでアイスクライミングの練習です。
多くのパーティーが本チャンアタックに行ったようで、午前中のアイスキャンディは結構空いていました。
アイスキャンディ初体験
なかなか様になっていますね。
2022年01月09日 09:57撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/9 9:57
アイスキャンディ初体験
なかなか様になっていますね。
アックスのアイゼンの効いた感触を体感しながら
北側で結構氷が堅かったです。
2022年01月09日 10:48撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/9 10:48
アックスのアイゼンの効いた感触を体感しながら
北側で結構氷が堅かったです。
つらら状にもチャレンジ
2022年01月09日 11:21撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/9 11:21
つらら状にもチャレンジ
上部核心です
2022年01月09日 12:11撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/9 12:11
上部核心です
バーティカルにも挑戦できます
2022年01月09日 12:30撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/9 12:30
バーティカルにも挑戦できます
2日間フルに楽しんで下山です
2022年01月09日 14:11撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1/9 14:11
2日間フルに楽しんで下山です

感想

 当初予定では1日目にアイスキャンディ、2日目に小同心クラックでしたが、1日目の天候が安定しているようでしたので、赤岳鉱泉にてテント設営後、1日目に小同心クラックにアタックすることにしました。
 当日は森林限界上も風は弱く雲一つない快晴で、またとない絶好の本チャン日和。先行Pがトレースをつけていたおかげで小同心クラックの取付まで、体力以外の労力を温存して辿り着くことができました。
 小同心クラックは待ち時間もありましたが、ロープを出してのそれなりの登攀内容を伴うルートでしたので、思いの外時間がかかり、横岳の山頂に辿り着いた時には日没を迎えることになりました。当初は大同心稜を下る予定でしたが、暗くなってからのバリエーションの下りは危険極まりないため、遠回りでも安全な一般ルートで硫黄岳を経由して鉱泉まで下りました。ルートは所々踏み跡がはっきりせずあいまいなところがありますが、登山道境界のロープ支柱やケルンを目印に、ルートを外さないように辿ります。披露した肉体に鞭を打っての下山行でしたが、日暮れから刻々と変わっていく空の色や下界は夜景を眺めながら、なかなか味わえない景色を楽しみならがらの下山となりました。
 2日目はこれまた天気が良く、早朝こそ稜線上の風が強そうでしたが、その後穏やかとなり、これまた絶好の登山日和となりました。多くのパーティーが本チャンに出かけたようでした。我々は小屋前で気楽にアイスキャンディでアイスクライミングの練習です。階段状の緩やかな斜面とバーティカルに近い斜面の稜ルートが取れる北面の角にロープをセットして、何本も繰り返しトップロープで練習しました。北面でかなり氷が堅く、最初はアックスを効かせるのに苦労しましたが、慣れるにつれ,皆コツをつかんだようでした。
 2日間存分に満喫して下山。美濃戸口の八ヶ岳山荘で駐車場利用者特典のコーヒーをいただいて山行の最後を締めました。

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