杓子山《山梨百名山》
- GPS
- 00:57
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,707m
- 下り
- 1,464m
コースタイム
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:富士急行富士山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
倉見山〜杓子山の間は難路だが指導標党はしっかりしている |
写真
感想
大月で富士急に乗換え無人駅の東桂駅で降りた。此処までICOCAが使え便利になったものだ。車道を歩き鹿留川の流域へと入って行き、都留市鹿留の長泉寺に到ると墓地の間から倉見山登山道が始まった。獣除けフェンスの扉を開け斜面に取り付き暫く進むと単独行の男性を追い越した。此の男性とは杓子山まで後先に絡むことになった。尾根の先端に乗り上がると4等三角点「宮下」(844m)があり、北尾根からも登山道があるようだった。南西に進み送電鉄塔を越え只管登り続けると西桂町との境界となり倉見山(1,256m)に達した。3等三角点「松岩」が置かれており富士山方向だけ開け裾野までスッキリした雄大な富士を望むことができた。
倉見山から杓子山までの間は難路で痩尾根や急な登下降が続くが展望地もあり味わいある山行を楽しむことができた。相定ヶ峰(1,252m')も険しい山頂で富士山が望め、西桂町と富士吉田市の境界が西の尾根を下っていて「←堂尾山公園経由 クマガイソウ群生地」の指導標があった。山頂を示す表記はなく先に進むと険しい下りで向原峠(1,096m')に達した。西方向に向原への道が分岐し、登り返しも険しい稜線で顕著なピークのP1292に達したが山名は付けられていなかった。
痩尾根を70m余り下り、登り返してP1410に達すると、杓子山への最後の登りに備えて一息入れた。険しい尾根を登っていると単独行の女性が下りてきた。「此の尾根大丈夫でしょうか?」と不安そうに聞くので此処まで下りてきたのだか先も似たようなもの、「我々は東桂から来た、大丈夫!」と力強く励ました。喘ぎながら登って行くと杓子山西尾根が合流した。背戸山(815m)あるいは不動湯に到るメジャーな道のようだ。もう一息進むと杓子山(1,598m)山頂に達した。大きく開け大展望を縦にして多くの登山者が訪れていた。天気は快晴で富士山は益々近く南アルプス、毛無山、御坂黒岳、奥秩父や大菩薩の山並等全てがくっきりと見えた。流石は山梨百名山の人気の山だけある。3等三角点「空音沢」が置かれ、平成13年に来たときにはなかった"天空の鐘"が設置されていた。
大権指(おおざす)峠までは前回も歩いた道。北稜線に負けない位の険しさで峠近くまで来るとハングライダーの発進場所となっていた。発進場所から林道があり大権指峠(1,331m')に繋がる。前回は峠から此の林道を下った。今日は峠の先、稜線の先端まで歩く。登り返すとP1369のしっかりしたピークに乗り上がったが何もなかった。標高1,290m辺りに送電鉄塔があり三ッ峠山の展望が得られた。P1286を越えると急登で高座山(たかざすさん1,304m)に達した。4等三角点「高座山」が設置され、富士山方向の展望が得られた。休憩していた男性に挨拶したが、返事はなく感じが悪い。
西へ少し下ると南側がスパッと開け薄の原っぱが広がっている。この先1卍続きずっと富士山が眺められた。薄の原っぱが終ると林道に下り立ち、鳥居地峠(997m')まで林道歩きとなった。峠には車道が越えているがゲートがあり南側の忍野村からだけアクセスできるようだ。車が2台置かれ登山基地としても利用されているようだ。峠を越えて西に登り返すと4等三角点「鳥居地峠」(1,029m)が設置されていた。南西方向になだらかに進むと金毘羅山(1,078m)に達したが、樹林帯で展望はない。
忍草(しぼくさ)集落からの道が合流し、登り切った処は忍草山東峰(しぼくさやまとうほう1,122m')で展望はない。北に尾根が分岐し大明見への下山路が続くが途中に顕著なピークの権現山(1,141m)が木の間越しに望めた。ザックをデポし一人でピストンした。鞍部に下りると山の両側に林道があり西側の道に「高座社」と扁額のある鳥居があった。真ん中の登山道を登り権現山(1,141m)山頂に達すると神社があると思っていたが3等三角点「高ザス」があるだけだった。北側に下ると東西を分れて付けられた林道が合流する地点に高座神社があった。鳥居の扁額には「大権現」と記されていた。
忍草山東峰に戻ると待っていた尾崎さんと西への縦走を続けた。すぐに忍草山(1,130m’)本峰に到るがここも展望は得られなかった。少し下ると南側が開けまた富士山を望むことができた。雲が出てきて背景が白くなってしまった。尾根の先端部は忍草山西峰(1,076m)だが明瞭なピークではなく北への下山路を下りだした。軈て林道となり200m余り高度を下げると富士吉田市大明見の市街に達した。2.5匱崙司發で富士山駅へと向かった。交差点名に「金鳥居」と云うのがあり「富士山」と扁額が掲げられた鳥居があった。富士浅間神社の鳥居と思われる。嘗ては“富士吉田駅”を名乗っていたが今は“富士山駅”となり浮いたようでどこかすっきりしない。新宿直通の特急“富士回遊号”で帰路に着いた。
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