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Yamareco

記録ID: 3923012
全員に公開
山滑走
谷川・武尊

(スキー板の)滑落事故で敗退・谷川岳天神尾根

2022年01月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:29
距離
19.3km
登り
1,979m
下り
2,634m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:49
休憩
0:37
合計
5:26
距離 19.3km 登り 1,979m 下り 2,651m
10:09
7
10:44
10:47
5
10:52
7
10:59
11:09
64
12:13
12:15
7
12:49
12:52
5
12:57
12:59
4
13:03
13:14
74
14:28
8
14:36
14:37
2
14:39
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
今日はここから
2022年01月16日 08:56撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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今日はここから
コルまで滑走&シールを貼って歩き出すが
2022年01月16日 09:18撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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コルまで滑走&シールを貼って歩き出すが
この写真を撮った直後、メンバーの1人の板が外れて滑落(動画参照)
2022年01月16日 09:27撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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この写真を撮った直後、メンバーの1人の板が外れて滑落(動画参照)
板発見&回収
2022年01月16日 09:56撮影 by  Pixel 3, Google
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板発見&回収
標高差270mくらい一気に流れ落ちていた
標高差270mくらい一気に流れ落ちていた
片足しか板がないメンバーだけ稜線に残り、他のメンバーは全員降りてきた
2022年01月16日 10:06撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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片足しか板がないメンバーだけ稜線に残り、他のメンバーは全員降りてきた
登り返すのは面倒くさすぎるので一旦下山
2022年01月16日 10:06撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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登り返すのは面倒くさすぎるので一旦下山
2時間前に登った所をもう一度登る
2022年01月16日 11:08撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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2時間前に登った所をもう一度登る
事故現場は撮影地点から数m先の下り
無風快晴の最高のコンディションだけど山頂には行かない
2022年01月16日 11:20撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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1/16 11:20
事故現場は撮影地点から数m先の下り
無風快晴の最高のコンディションだけど山頂には行かない
マナイタグラ
2022年01月16日 11:48撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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マナイタグラ
同じルートをもう1回降りて全員無事下山
2022年01月16日 12:28撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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同じルートをもう1回降りて全員無事下山
まだ時間余ってるのでもう一度行ってみる
2022年01月16日 13:18撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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まだ時間余ってるのでもう一度行ってみる
もう楽しむしかない
2022年01月16日 14:00撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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もう楽しむしかない
板を落とした当人は第2回下山、他の4人は第3回下山
もうおなかいっぱいで温泉直行
2022年01月16日 14:34撮影 by  HERO9 Black, GoPro
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板を落とした当人は第2回下山、他の4人は第3回下山
もうおなかいっぱいで温泉直行
撮影機器:

感想




強風で寒くて震えた東谷山の翌日は、無風快晴が約束された日曜日。
山頂滑走属性のないメンバーで谷川岳を目指す。条件はよいので西黒沢か芝倉沢まで行っておきたい。

シール歩行を始めて少し登ると、尻出し岩と呼ばれる小ピークがある。ここの下りは短いが急斜面。以前、転倒して落ちそうになったことがあるので慎重に降りる。

ところが無事に降りて振り返った直後、後続メンバーの1人の下降中に板が外れた。そのまま流れて西黒沢方面へ落ちてしまった。外れたのを見てすぐ気付いたが、少し離れていたのでどうにもならず、見送るだけ。

当人には稜線で待ってもらい、捜索に行く。幸い晴れて風もなく稜線で待っていても大事にはならない。
しばらく捜索して板を発見した。標高差にして270mくらい落ちていた。シールが貼ってあってこれだから、シールがなければ遥か下まで流されていた可能性もある。

登り返すのは大変なので一旦下山し、ロープウェーでもう一度登って板を返しに行く。幸い歩き始めてすぐに起きた事故だったので、戻るのも早かった。ただし、さすがにもう山頂を目指すような時間ではない。下部で滑走を楽しんで降りることにした。エスケープとしても全く想定していなかったルートだが、意外とパウダーが残っていて楽しかった。下部から見上げると、熊穴沢と西熊沢方面はかなりデブリが出ていた。
ほとんど歩かず、下山しても大して時間を食わない。さらにもう1周。

計画とは全く異なる内容の山行になったが、これも経験のうちと思うことにしよう。

この日はピークを目指して登る予定だったが、パウダーランを我慢できなかった仲間(のスキー板)が、他のメンバーの静止を振り切ってまさかの(片足板だけ)大滑降。
見事な谷周りターンエントリーでファーストトラックを奪って行った。

さてどうするかと、その場で数分協議したが、消去法でベストな案は自ずと導き出され。

板をロストした仲間はその場で待機。
他のメンバーはこの斜面を降りて遭難者(スキー板w)を捜索、回収して戻る。
その後は時間的にピークハントは無理なので、ロープウェイ課金で西黒沢付近の斜面を回す事に。

捜索開始
まずは登り返せる所で発見できた場合という淡い望みを考慮して、自分とoec,がドロップ。
さすがに空荷の板は雪面にほとんどシュプールを残さない。
時々止まって目を凝らすと、薄らと直滑降ラインを発見。
遭難者(スキー板)はまだ下だ!
さらに高度を落とす。
途中痕跡を見失うが捜索を続け、再度シュプールを発見。
その先を辿ると遭難者(スキー板)が見えた!
どうやら怪我(破損)も無く無事のようだ。
シールが付いた状態だったのが幸いしたようで、斜度が少し緩く変化した所に停止していた。
シールがなかったら、その先の藪の先に消えていたかもしれない。

遭難者(スキー板)を回収し、自分のバックパックにくくりつける。
残りのメンバーに連絡を取り、とりあえず4人でロープウェイ乗り場まで滑走する。

大人のロープウェイ課金をして、事件発生現場に戻る。
待機中の仲間にお届け物を渡し無事任務完了。

その後2度回し、合計3回課金で斜面をギタギタになるまで滑り倒した。

今回板を流した場所は、滑走には思いのほかコンディションがよく、ルート序盤という事もあってかエントリーする人もほとんどいなくて、3本とも大満足のパウダー満喫できて、これはこれで結果オーライだった。

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