バリエーションルートで登る杓子山(倉見山〜杓子山〜鹿留山〜石割山)
- GPS
- 08:50
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,668m
- 下り
- 1,280m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三つ峠駅〜倉見分岐 取り付き箇所を間違えないようにしてあとはテープを拾う。 (一般ルートではない気がする、、、。) 倉見分岐〜倉見山・・・問題ない 倉見山〜向原峠・・・急坂下りです。テープを拾って、、。 向原峠〜杓子山 アップダウン激しく。やせ尾根。かなり急騰です。 4WDでお願いします。一般ルートではありません。 尾根の左右はほとんど崖なのでスリップなどはぜったいに許されません、、。(登りもスリップしそうな坂です。) ここまでどこもロープなどございません。 杓子山〜石割の湯・・・問題なし。 |
感想
前回、今倉山・菜畑山を歩いて赤岩から見えた富士の手前の御正体山と杓子山・鹿留山がとても印象的でした。杓子山は初めてでしたが隣りの石割山も絡めて歩けないのかといろいろ検討したところ倉見山から登れば駅から登れて行けそうだし、途中にエスケープルートが沢山あるので大丈夫だろうと、、。しかしよく地図を見ると破線があるし等高線の間隔も狭くやばそうな感じ。杓子までのコースタイムは5時間だけど過去(特にfujinohideさん)の記録を見て4時間くらいと算出した。タイムアップなら石割はあきらめようということで行って来ました。 始発を1本見送って電車に乗り立川で松本行きに乗り換えた。こんなに天気が良いのに登山客はほとんどおらず、、。毎年のことだが12月に入ると一気に減るのだ。大月で三つ峠までのきっぷを買って富士急に乗る。いつもなら大月の乗り換え改札で長蛇の列なのだ。車窓からは朝日でピンクに染まる富士山のモルゲンロートを見ることができた。三つ峠駅について降りたのは自分一人だった。天気良いのにもったいない、、。三ツ峠山に浮気しそうになりながら地図を見ながら登山口に向かう。朝は寒くてマフラーを巻いて向かった。 建設会社の横を通って道なりに登り詰めてなんとか取り付き箇所らしい場所についた。道標一つないので不安だったがここしかありえんだろうということで、恐る恐る入っていった。枯れ沢という場所が地図に記されていたので枯れた沢を登るのだなと考えながら砂防ダムを右手に見ながら登った。道の状態はもし高尾だったらクレームが出る感じ、、。ピンクのテープがときどき現れる。2万5千の地図を持ってこなかったのでルーペで地形を確認、コンパスで方向を確認しながら慎重に進むテープを拾っていく。落ち葉がどっさりあって下地はゴロゴロと大きな石が隠れているのでときどきずるっとすべる。急斜面なのですべったらよくない。勢いでずるずるといって情けない格好になる。難所はまだまだこれからだというのにすべっていては良くない。 なんとか倉見分岐という尾根にやっと着いて初めて道標が立っていた。道が合っているのか不安だったが正しい道をちゃんと進んできたのだとちょっとうれしくなる。倉見分岐から倉見山までの道は普通の登山道でよく踏まれているし道標も所々あった。倉見山に着くと三角点があってすばらしい富士山が待っていた。倉見山で少し休憩してすぐに下りになる。向原峠まで一気に下る。急斜面だし落ち葉もあるのでとてもすべりやすい。テープを慎重に拾いながら進む。見晴台から南アルプスが真っ白になっているのがよく見えた。ちょっとヤブっぽいところを通過しながら向原峠について上り返す。やせた尾根をまっすぐ進むのだがよく見て登らないと危ない。木をつかみ岩をつかみ、木の根もつかみ、木に足を�けてホールドスタンス?ロープなど一切ない。 ようやく1292ピークに着いた。時間的のもまずまず。ルーペで等高線を確認して1200まで下って次のピークが1400当たりなのを確認して下る。コルに来て登り返して1410のピークに到着。3時間かかった。少し下って杓子岳は約1600mなのであと200mも登らないといけない。どんだけぇ〜。でもあと少しあともちょっとと自分に言い聞かせながら登った。途中根元神社20m下って左という道標があった。せっかくだからということで寄ってみた。根元神社とは書いてなかったのでそれかどうかわからず、たぶんそうだろうということで引き返した。神社の下の方にも踏み跡があったので地図にない道がどこかに通じていると思われる。 4時間近くかかってようやく杓子山山頂に着いた。初めて人に会った。みなとは違うところから顔を出したので不思議そうな顔をしていた、、。山頂は霜柱が溶けてドロドロなので草っぱらに座ってコーヒーとあんぱんとおにぎりを1つ食べた。杓子山の天辺には杓子山1597.6と形取りされた鐘があってこれと富士山をセットで写真を撮るのが恒例?みんなカメラを向けるのだが、ベルのところに荷物を置いて突っ立ってるすっとこどっこいが一人いる。なかなかどかない、、。気づけよと思いながらもだれも文句も言わず、、。私も写真を撮ろうとしたが1枚はしっかりフレームに入る位置におり邪魔。。。困った。。。ちょっとどいてとも言い辛く。でもなんとか木の陰に隠れたのですかさずシャッターを切った。でも後でよく見たら水平になっておらず残念賞。 お昼時で人も増えてきたので15分ほど休憩して鹿留山に向かった。標高は1632.1と杓子山より高い。山頂は木に囲まれているので展望はよくない。ぜんぜん人が来ないことをよいことにシェーをやってみたがいまいち。じゃあ逆立ちしてみようとやってみるがなかかシャッターのタイミングと合わないので写真はボツにした。鹿留って言うくらいだから鹿が猟師にでも追われて一網打尽にされる場所なのか? 鹿留山から二十曲峠へは岩が多くてもロープがちゃんとある。今までとは打って変わってあまり面白くないけど右に富士山、左に御正体山がよく見える。道幅も車が通れるくらいとっても広くて快適な道。立ノ塚峠を過ぎて加瀬山を左に折れて二十曲峠に出た。車が何台も止まっていた。水場があったので300ccのカップになみなみ注いで飲んだ。石割山まではあと、、、ゆっくり歩いたが気温が上がってきて汗が沢山出始めた。振り返ると杓子山と鹿留山が遥か彼方にあるが送電線があってちょっといまいち。 ようやく石割山に着いた。山頂には5人くらいの人がいた。予定より早く着いたのでおにぎりを2個食べて長めの休憩を取った。石割の湯までの時間と温泉タイムとバスの時間を計算してもかなり余裕だ。さらに予定していたバスより1本早めに帰れそうだ。石割神社で3回まわると運が開けると言うんで1回目ザックを背負ったままだったので難儀した。2回目はザックをデ�して通過。3回目!そろそろ飽きてきた、、。ザックを無事回収して石割神社を後にした。 石割の湯に着いてバスの時間を確認してのんびりできそうなので今回はかなりの長風呂になった。石割うどうを注文して待っている間に牛乳を買って、、。どんぶりが熱いのにお盆に載せて運ばなかったので小走りで大広間のテーブルまで運んだ。うまかった。おなかいっぱいになった。まだ時間がたっぷり、、。バス停まで15分と聞いていたので15:55分のバスに合わせて15:30に出た。ぜんぜん合ってない、、。平野バス停に10分前に着いて富士急の大型バスがやってきた。登山客は自分1名とその他の観光客1名の計2名。山中湖周辺からは車窓から富士山がずっと見えて今日は一日中富士山日和だった。見ていたらいつか冬富士に挑戦したくなった。
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