ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 393253
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
四国

五剣山+奇観峰+空海の巨大磨崖仏(改訂版)

2013年11月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:25
距離
3.9km
登り
358m
下り
350m

コースタイム

10:25駐車場-八栗寺境内で各種撮影後11:16中将坊堂下-11:20峠-弘法大師石像等で休止後11:56一の剣三角点-三角点や三の剣で休止後12:28四の剣-五の剣で休止後13:53奇観峰-山中で弘法大師の磨崖仏を探し回った後-15:50駐車場
尚、途中、休止や、稜線修行道を整備している方との会話等をしていたため、コースタイムは実動タイムとは大きくことなる。奇観峰以降も、磨崖仏を探し回って散々時間を費やしている。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道145号の終点(八栗寺)の数百メートル手前に無料駐車場あり。但し寺の参拝客の殆どが路上に縦列駐車している。
コース状況/
危険箇所等
赤テープはあまりなかったように記憶しているが、稜線の幅が狭いので、進路は分かり易い。
往路の一の剣登路と地形図の破線道(ヤマケイ本の掲載道)との分岐にも赤テープはなかったように思う。

最大の難所は四の剣の絶壁を降りる落差50m以上の垂直梯子。
奇観峰とは、五剣山と源氏ケ峰との間の282m峰のこと。
空海の巨大磨崖仏とは、ヤマケイ本に写真が掲載されている全高4mの、弘法大師が彫ったという磨崖仏のこと。

尚、五剣山の山行記録投稿者の中には、稜線修行道を整備しているのは八栗寺関係者である旨、述べている会員もいるが、実際は寺関係者ではないので、出くわしても逃げる必要はない。逆に親切にコースを教えて貰える。彼らは宗教登山だけでなく、「趣味の登山」も行っているからである。
お迎え大師
2013年12月26日 18:07撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:07
お迎え大師
八栗寺境内からの五剣山
2013年12月01日 22:48撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/1 22:48
八栗寺境内からの五剣山
中将坊堂下登山口
2013年12月01日 22:49撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/1 22:49
中将坊堂下登山口
一の剣山容
2013年12月01日 22:51撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/1 22:51
一の剣山容
捻じれ大木
2013年12月01日 22:52撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/1 22:52
捻じれ大木
一の剣山頂
2013年12月26日 18:10撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:10
一の剣山頂
一の剣三角点と展望
2013年12月26日 18:12撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
1
12/26 18:12
一の剣三角点と展望
二の剣山頂
2013年12月26日 18:13撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:13
二の剣山頂
抉れた路面を補修
2013年12月26日 18:15撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:15
抉れた路面を補修
三の剣山頂
2013年12月26日 18:55撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:55
三の剣山頂
土橋のような尾根道
2013年12月26日 18:16撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:16
土橋のような尾根道
四の剣山頂
2013年12月26日 18:18撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:18
四の剣山頂
四の剣を下った所からの展望
2013年12月26日 18:19撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:19
四の剣を下った所からの展望
五の剣を見下ろす
2013年12月26日 18:21撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:21
五の剣を見下ろす
落差50m以上の垂直梯子
2013年12月26日 18:22撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
1
12/26 18:22
落差50m以上の垂直梯子
垂直梯子を降りた所の岩屋
2013年12月26日 18:23撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:23
垂直梯子を降りた所の岩屋
四の剣を振り返る
2013年12月26日 18:24撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:24
四の剣を振り返る
五の剣の岩稜
2013年12月26日 18:26撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:26
五の剣の岩稜
五の剣の裂け目
2013年12月26日 18:27撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
1
12/26 18:27
五の剣の裂け目
五の剣からの展望
2013年12月26日 18:28撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
1
12/26 18:28
五の剣からの展望
奇観峰を望む
2013年12月26日 18:29撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:29
奇観峰を望む
奇観峰山頂
2013年12月26日 18:30撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:30
奇観峰山頂
奇観峰からの五剣山
2013年12月26日 18:31撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 18:31
奇観峰からの五剣山
磨崖仏への分岐にある子安地蔵
2013年12月26日 17:09撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 17:09
磨崖仏への分岐にある子安地蔵
洞穴風巨石
2013年12月26日 17:07撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 17:07
洞穴風巨石
弘法大師が彫った磨崖仏
2013年12月26日 17:10撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
1
12/26 17:10
弘法大師が彫った磨崖仏
磨崖仏周辺の巨石下祠
2013年12月26日 17:12撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 17:12
磨崖仏周辺の巨石下祠
復路のミニ霊場道
2013年12月26日 17:13撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
12/26 17:13
復路のミニ霊場道
県道から仰ぐ一の剣から三の剣
2013年12月26日 17:05撮影 by  FinePix HS20EXR, FUJIFILM
1
12/26 17:05
県道から仰ぐ一の剣から三の剣
撮影機器:

感想

[五剣山と尾根続きの奇観峰]
高松市の四国霊場・八栗寺背後の五剣山は有名峰故、本来、投稿する必要はないが、尾根続きの奇観峰(282m)や、ヤマケイの「香川県の山」に写真が掲載されている、全高4メートルの弘法大師が彫ったと言われる「八栗寺の磨崖仏」については、投稿されていないようなので(投稿されているかも知れないが)、投稿することにした。

起点の無料駐車場からその県道終点である八栗寺まで歩いて行くが、一車線の両側に迷惑駐車している参拝客には閉口させられる。勿論、登山愛好家でこんなことをする者はいないだろう。
参道をそのまま本堂前まで行く。登山口に向かう前に、近年設置された展望所「お迎え大師」を往復する。
登山口へは本堂左の石段を上がり、その終点にある中将坊堂下石段口を左折する。

この地形図に掲載の破線道を地形図通り進み、峠から稜線に乗って一の剣を仰ぎながら南東に登って行くが、一の剣登路と地形図の破線道との分岐ははっきりせず、赤テープもない。恐らく、標高340〜50m地点にある岩盤に突き当たった箇所が分岐ではないかと思われる。

そこからの登山道は踏み跡となり、傾斜もきつくなるが、上部の最も東に振った地点の切通し部には、頭上をループ状に走る、捻じれた大木が倒れている。軽くかがむと通り抜けられるほど大きい。登山道とは逆方向だが、そこをくぐった先の岩屋に弘法大師とその妻と言われる石像がある。勿論記録には大師に妻がいた、という事実はなく、伝承である。
五剣山主稜に出た近くに祠の建つ一の剣山頂があるが、三角点は北西に下った崖上にある。

二の剣、三の剣の山頂共、祠があり、展望はない。三の剣山頂を同定できてない登山者が少なくないが、その山頂は「白瀧大明神」や「法命」と刻字された船形石碑がある箇所。
以後、五の剣までは稜線を辿ればいいだけなので、進路は誰でも分かる。

奇観峰もそのまま尾根を南下すればいいだけなので、説明するまでもない。山頂は祠か石仏跡で、側の藪から五剣山の山容を望むことができる。
磨崖仏へは、標高280mの「地形図上の四差路」へ引き返す。ここは実際には四差路ではない。また、奇観峰北の鞍部の三叉路と混同している者もいると思う。「地形図上の四差路」の箇所は、東西に細い溝のようなものが走っているが、ここを北西に下る。ほどなくY字路が現れるので、これを前方右へ上がる。

この道が三の剣から南へ派生する尾根を乗り越す地点に、大正12年に奉納された船形の子安地蔵石仏があるが、この裏からその尾根を上る。するとすぐ赤テープが西に逸れていく。しかし本来の磨崖仏への参拝道は、尾根の東側の急勾配になっている涸れ沢のような箇所。赤テープのルートは元々の道ではないので、藪っぽいが、そちらの方が楽。

大きくオーバーハングした岩盤を抜けた先に磨崖仏があったと思う。確認はしていないが、この磨崖仏前の道は地形図の破線道で、往路の一の剣下方の岩盤に出るのではないかと思う。当方はこの磨崖仏を散々探し回って、体力を使い果たしたので、無難に元来た道を奇観峰北の三叉路まで引き返し、ミニ四国霊場道を下って県道に戻った。
尚、山中のミニ四国霊場石仏は全て撤去されている。確か、八栗寺境内に移設されていたのではないかと思う。

当コースの更に詳しいコースガイドは下記を参照。
http://ameblo.jp/kochi-romp/entry-11737045215.html
http://ameblo.jp/kochi-romp/entry-11746178925.html
http://ameblo.jp/kochi-romp/entry-11747297096.html

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3971人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら