仏頂山〜高峯 かさましこの里山歩きと古刹楞厳寺

2022年01月30日(日) [日帰り]

• GPS: 04:21
• 距離: 10.5km
• 登り: 786m
• 下り: 783m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:00
• 休憩: 0:12
• 合計: 4:12

距離 10.5km 登り 786m 下り 789m

9:25 楞厳寺
10:19 10:20 仏頂山
10:58 11:01 奈良駄峠
11:42 11:49 高峯
12:27 12:30 奈良駄峠
13:12 13:12 仏頂山
13:46 楞厳寺

天候

穏やかに晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

仏頂山登山口の空きスペースに駐車させて頂きました
分県登山ガイドにはお寺の駐車場に停めろとありますが、駐車場の看板にはお寺に無用の方は林道に停めるように書いてありました
3台分くらいの駐車スペースは登山口にあります

コース状況／危険箇所等

整備されており良好
倒木も跨げる程度でした

その他周辺情報

古刹楞厳(りょうごん)寺

写真

1/30 9:25

古刹楞厳寺前の仏頂山登山口にやって来ました
来る途中に見た山門は室町時代の創建とのこと
拝観は山行後にさせて頂きます
登山口には3台分ほどの駐車スペースがあり利用させて頂きました

1/30 9:25

字が難しくてここに着くまで読めませんでした
木が四万と書いて「りょう」と読むんですね
宋の僧だから平安から鎌倉時代の創建になるのかな？
山の名前が仏頂山と言うのも何か関係してるんでしょうね

1/30 9:25

ヒメハルゼミと言う蝉やトンボが生息しているそうで、そう言う時期にも今度来てみよう

1/30 9:25

登山口はこちら
いきなり崩落していましたが、注意書きあり
今はそれほど危なくはありません
でもさらに崩れそう

1/30 9:26

発砲はやだなー
関東ふれあいの道の碑があります

1/30 9:38

このような木段がずっと続いており、整備はされています
雨の後はぬかるむのかも

1/30 9:43

お寺の上の森には巨木がたくさん
霊山の雰囲気が漂います

1/30 9:48

稜線に出ると登山道は明瞭で、幅も広くとても歩き易かった
日差しが暖かくニット帽では暑いかも
怪しいニット帽をしまって怪しいレンジャーハットに被り直しました
頬に当たる風はまだ少し冷たい感じです

1/30 10:04

林越しに仏頂山らしき山が
まだまだ遠いな…

1/30 10:07

急勾配24°ってスキーの上級コースに近いかも
直登気味なのかな？

1/30 10:10

なるほど！
こりゃ結構な急登かも
階段は所々植生に覆われている所もありそう

1/30 10:17

短い急登を登りきると明るい稜線に出ました
左右緩い稜線ですが、左側はその先崖マークになっています

1/30 10:17

そだねー

1/30 10:19

仏頂山山頂に着きました
帰りにもうちょい手前に三角点がある事に気づきました

1/30 10:19

展望はあまりありません
ここからは稜線沿いなのでその内なんか見えるでしょう

1/30 10:19

テーブルセットが一つあります

1/30 10:22

桜川市池亀と言う行き先表示を辿ります
高峯とは書いてありません

1/30 10:22

小ピークのアップダウンの繰り返しには木段が整備されていました

1/30 10:25

なんか岩から木が生えていました
波平岩かな？

1/30 10:35

木漏れ日の気持ち良い稜線を進みます

1/30 10:37

なんか山並みが霞んで見えました

1/30 10:40

おお！開けた伐採後の場所にでました
あれなるは茶臼岳？
その並びは朝日岳とかかな

1/30 10:42

磐梯山・安達太良山は霞んでいます

1/30 10:43

だんだん気温も上がり冬の低山ならではの小春日和となりました
足元の枯れ葉も細かく砕けきってきています

1/30 10:48

桃太郎石とあります
茨城にはこんな奇岩が多いのかな？

1/30 10:49

石から生まれたのは孫悟空じゃなかったかな？
イラストがかわいいし野暮は言うまい
このイラストまんが日本昔話世代に刺さるー

1/30 10:54

ちょっと開けた所がありました
笠間の里が見えます
遠くに筑波連山が見えました

1/30 10:54

吾国山はちょっと隠れて見えません

1/30 10:55

下を覗くと花崗岩の岩肌が露出した場所のようです
採石場跡かな？

1/30 10:59

急勾配を降りきると切り通しのような所に出ました
茂木方面に向かう分岐となっているようです
反対側は道が植生に呑まれていました

1/30 10:59

今では三叉路になっているようです

1/30 11:00

ここで進行方向は通行止めとなり登り階段に折り返します
木の看板は先に矢印を塗り潰したからか、「関東」の「門」がかすれて薄くなっています

1/30 11:12

道標を見ると、さっきの道標からかなり歩いたと思ったのに200mしか進んでいません
道標あるあるですね

1/30 11:17

かわいい地図看板がありました
気流の逆転層があり独特の植生との事
アカゲラがいるそうで、耳を澄まして歩いてみよう
この看板では高峯までもうちょっとと言う感じかな？

1/30 11:21

林越しに高峯と思われるピークが見えます
まだまだじゃないか

1/30 11:22

リョウブのトンネルが現れました
神峰山よりも木が若くトンネルが明るい
大人でもメイちゃん気分を味わえます

1/30 11:36

真っ直ぐ進むと茂木の里に降りる分岐点
左に尾根を辿ります

1/30 11:42

高峯に到着しました
テーブルセット一つあり
テーブルセットは無線を傍受するご夫婦がすでに陣取っておられ、アンテナを展張中
航空バンドの傍受かな？

1/30 11:42

そのご夫婦の前で三角点タッチ
ご夫婦はご夫婦で僕が何やってるんだろうって感じでしょうね
お昼は諦めて引き返す事にしました

1/30 11:52

たまに飛行機の音が聞こえるくらいで風もなく、静かな林の中です
日差しが暖かく、かと言って暑いわけでもなく汗は流れません
丁度良い感じ
昨日の疲れや筋肉のハリも解れてきました

1/30 11:55

最後まであまり見えなかったけど、正面に吾国山です
数ヶ月前に山頂でシロクマラーメンを食べている時にデカい地震がありました
その時向かい側にあるこの稜線が気になっていました

1/30 12:05

昌子岩と書いてありました
そんな岩があるのかと思い写真に撮りましたが、どうやら落書きのようです
別の場所に同じペイントで「〜参上」と書いてありました
名前からすると昭和の落書きなんじゃないかな
ペイントを携えて山を登ろうとはなかなか考えつかない

1/30 12:05

この辺は花崗岩が風化した岩だらけ

1/30 12:09

再びリョウブのトンネルをくぐり帰路を辿ります

1/30 12:17

帰り道はキョロキョロしながら歩くから気が付かなかった事がいっぱい
この木は節だらけで竹みたい
下から5段目にビニール紐が食い込んでる
人為的なものでしょうか

1/30 12:26

さっきの花崗岩の断崖が見えました
ライディーンが出てきそう

1/30 12:35

こう言う感じの気分をアゲてくれる看板がたくさんありました
ソロだと語らいが無い
しかし空気はうまい

1/30 12:53

仏頂山に近づくと路面に泥岩のような石が目立つようになりました
来る途中は気づかなかった
チャートの破片かな？
筑波連山も難台山も地質のバリエーションに富んでいました
ここもそうなのかな？

1/30 13:11

仏頂山の山頂看板上に小さな仏様が乗っかってました
小さいけどありがたやー

1/30 13:13

20mほど進むとここにも山頂標識がありました
来る途中は気づかなかった…

1/30 13:13

その前に三角点がありました
そう言えば往路の仏頂山山頂で三角点タッチしてなかった…
見過ごす所でした

1/30 13:43

登山道を降りきる所に湧水が少しあり、そこを渡るために輪切りの木が敷かれています
ナイスアイデア！
倒木の活用ですね

1/30 13:46

登山口に降りて来ました
ザックを車に置いて楞厳寺に参拝です
日本遺産、重文もある古刹みたいです

1/30 13:52

由緒書きがありました
笠間氏代々の菩提寺でもあるそうです

1/30 13:53

参道にかわいいお地蔵様あり
ありがたやー

1/30 13:54

古い山門の向こうに古いお堂がありました
空気感は参道の始まりから違っています

1/30 13:57

なんと綺麗な禅寺でしょう
池の上に回廊があり風情は京都のどこかみたい
回廊をくぐると裏には蓮池があり、中島にはお堂がありました
苔むした感じが静寂感を醸し出しています
さっきからずっと番犬に吠えられまくっていますが…

1/30 14:03

山門の傍にもかわいいお地蔵様がありました
全体的に苔むした感じと言い、敷地内に多くの塔頭が現存してるのと言い、なかなか無い景観でした
素晴らしい古刹を知りました
ただ番犬のシェパードに吠えられまくりお騒がせして申し訳ない💧

1/30 14:11

ずっとお寺から降った所にある山門です
静かな里の中にあり大事に保存されています
室町期のものらしく、その頃はさらにたくさん塔頭のある宗教都市だったのかも知れません

1/30 14:11

里には藁葺きの建物も残り穏やかな空気感に癒されて昨日の疲れも無くなりました
里の散策だけでも色々楽しめそうなエリアです

1/30 14:11

ずっと残ると良いなぁ…
参拝できて良かった…
シェパード怖かった…

撮影機器：

iPhone 8 Apple

感想

しおっち

数ヶ月前吾国山山頂から眺めた景色に高峯の稜線があり、早くあの稜線を歩いてみたいと思っていました
当初の計画では雨巻山からの縦走を考えていましたが、車で大っぴらには県外には出ない方が良さそう
そこで反対側から縦走してみる事にしました
仏頂山側から縦走してみなければ古刹楞厳寺に立ち寄る事はなかったでしょう
今回のこのルートは古刹巡りが好きな方にはお勧めです