大キレット（槍〜北穂）

2013年09月13日(金) ~ 2013年09月15日(日)

• GPS: 50:00
• 距離: 40.7km
• 登り: 2,510m
• 下り: 2,508m

コースタイム

13日7:00上高地-9:30横尾-13:30槍ヶ岳山荘（休憩）-14:30槍ヶ岳-槍ヶ岳山荘
14日5:50槍ヶ岳山荘-6:20大喰岳-7:50南岳-7:55南岳小屋（休憩）8:20出発-
9:50A沢のコル-11:20北穂高岳（休憩）11:40出発-横尾16:40
15日6:00横尾-9:00上高地　（時間はおおよそ）

天候

快晴　

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

南岳-北穂高間は慌てず慎重に行けば大丈夫だと思います。

写真

9/13 12:17

ようやく見えてきました

9/13 14:29

槍ヶ岳山頂より雲が湧く

9/13 14:34

今年もやって来ました

12/7 11:33

整備してくれる人に感謝

9/14 5:26

夜明け

9/14 6:20

山名がかっこいい

9/14 6:20

早朝の眺め

9/14 6:53

山名は普通w

9/14 6:54

小屋が見えてきた

9/14 7:51

南岳

9/14 8:24

大キレット入り口

12/7 11:34

振り返って

9/14 9:56

休憩には最適です

12/7 11:34

登りの第二幕

9/14 10:52

もうすぐそこです

9/14 11:22

うれしい山頂！

撮影機器：

Canon PowerShot A470 Canon

感想

jude

今シーズンの目標は大キレット。ようやくそこに挑戦できる日を迎えました。この為に剱岳などで岩場の経験を積んできたつもりですが、単独行でもありどうなることかと自分自身思いながら出発しましたw

槍ヶ岳までは昨年経験済みです。終盤がキツイ印象だったので、槍沢辺りまでは平坦なルートですが、調子に乗ってスピードを出しすぎないように注意しました。しかし上高地から横尾までのルートは個人的にいつも閉口してしまいます…。上高地ルートは距離が長いですが、前半は平坦で歩きやすく、後半になって登りが増える印象です。
槍ヶ岳山荘に至るまでの最終盤の急登を登りきれば穂先はもうすぐそこです。鉄梯子が整備されていますので、落ち着いて登れば大丈夫です。しかしかなりの渋滞でした。
穂先に登った後は山荘の談話室で書籍を眺めながらのんびり過ごしました。

翌日は、まず大喰岳を目指します。個性的でかっこいい山名ですね。寝起きが悪いせいかここから南岳まではなかなか調子が出なかった〜。しかし眺めは最高！　北アルプスを360度俯瞰する尾根歩きです。
南岳でしばし休憩。ヘルメットを着けて出発しました。（落石などには合いませんでしたが、事前情報で落石に合った方などもいるのでやはりヘルメット必須だと思います）　最初は最低コルへの急な下りです。梯子が設置されていますので慎重に行けば問題ないと思います。その後は長谷川ピークへの登りだったらしいですが、素通りしてしまったらしく結局長谷川ピークがどこだったかわかりませんw　その後A沢コルで小休止。自分が通ってきた道を振り返ります。あんな所を下ってきたのかと思う反面、意外とここまで楽だったなという感想を持ちました。休憩の後は飛騨泣きへの登り。北穂からの登山者も多数いるので、すれ違い時は自分の足場を確認してから譲り合うことが重要です。
夢中で進んで行くと、「北ホまで200m」のペンキ印が。見上げた北穂高小屋は、あんな所に建っているなんて！と笑ってしまうくらいのすごい場所にありますw　まるで空中の要塞みたいです。程なく北穂高山頂に到着。岩稜帯の山々が間近に見え、アルプスにいることを実感しました。
北穂高小屋で一泊する予定でしたが、午前中に着いてしまったので先に進むことにします。かなり迷いましたが、翌日台風接近の情報があった為、涸沢岳はあきらめ下山することにしました。涸沢に降り、そこから横尾に下ります。北穂から涸沢までは急な下りなので、キレットを通過したからと言って気を抜かないようにしましょう。涸沢は相変わらずすごい人です。横尾までの間若干集中力が切れてしまいましたが、どうにか5時前に到着。予約を入れていなかったのですがどうにか泊まれました。横尾山荘は山小屋というより旅館みたいで浴場もあります。夜は下山を祝ってパスタとチューハイで乾杯しました。星がきれいで、本当に台風くるのかという感じでしたが、翌日は8時くらいの段階でやはり雨が降ってきました。

大キレットは、鎖などの補助具が要所に必ず整備されており手がかりなども豊富です。なので後は足場を確認しながら自分のペースで進むこと、進行方向のペンキ印を忠実になぞって進むことが大事だと思います。
個人的には念願を果たすことができ、大変満足しました。2014年度は西穂〜奥穂縦走を目標にしたいです。