中山丸山(八ヶ岳)
- GPS
- 11:13
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,012m
- 下り
- 970m
コースタイム
- 山行
- 4:23
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:54
天候 | 初日快晴。2日目薄曇りから晴れ、のち曇り。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
茅野駅1番バス乗り場9:20発〜渋の湯10:17着アルピコ交通諏訪・奥蓼科渋の湯線 渋の湯行1,200円。道が崩落しかけていて渋の湯の手前1.5kmくらいで降りて歩かなければならない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全コーストレースあり。 高見石小屋から丸山・麦草ヒュッテまでの道は、比較的歩いている人が少ないようで、道幅も狭く、所々壺足になり。 麦草ヒュッテから白駒の池まではわかんの方がアイゼンよりいいかもしれない。 |
その他周辺情報 | 渋の湯1,000円。湯の華で真っ白な湯は源泉なのか、冷たかった。缶ビール350円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
さて、今日は。先週登れなかった中山丸山へリベンジ。
前日高見石小屋に電話を入れたら、キャンセルが出たとかで。登山道は何とかなるけど、登山口まで来るのが難儀するという。前日は南岸低気圧で特急あずさは終日計画運休。
で、夜が明けて。あずさ1号予定通り運行。車窓からの景色は白銀で。わくわくしてくる。列車の中で冬靴に履き替え。準備万端。
茅野駅で渋の湯までの切符を買う。えぇえぇ、存じ上げております。渋の湯手前までしかバスは行かないんですよね。
隣の席に皆ザックを置いた状態でほぼ満員。
バスを降りてちょっと歩き始めたら、前から除雪車が。で、でかい。迫力。
登山ポスト手前でアイゼン。割と慣れてきた。
今日は高見石方面。ちょっとしたアップダウンあり。注意して通る。冬季でなければ水が流れているであろう沢筋を越える橋を通り過ぎ。樹林帯を抜けると。八ヶ岳ブルー!
賽の河原か。途中に毛糸の帽子を被ったお地蔵さん。え、2mはあるってこと?
ヤマレコ mapによると、樹林帯を抜けて吹きっさらしのところを抜け、再び樹林帯に入った先が賽の河原だという。いやいや、吹きっさらしのところが賽の河原でしょうに。
で、高見石小屋到着。重い荷物を置いて、中山へ往還。荷を軽くしたはずなのに、妙にしんどい。行けども行けどもなかなか中山へ着かない。
と、樹林帯を抜け、再び八ヶ岳ブルー。遠く雪を被った山々が見え。
あれ?トレース無くなってる。左を見るとピンクテープ。危ない危ない。あのまま行っていたら、中山展望台の先へ行ってしまうところだった。
と、思ったら、標識登場。なんだ、先へは行ってなかったんじゃん。
樹林帯に入り、中山山頂標識でパチリ。
戻れ戻れ。降りは駆けるようにして降り。
高見石小屋で受け付け。8,800円プラス冬季500円。
荷を2階に置いて、階下へ。地ビール売ってる。寒さに凍えながら地ビール2缶。
薪ストーブの側に陣取って、手足を温め。ジンジン。
夕陽がキレイだという山小屋の人の薦めに、高見石まで登ってみる。積雪期の高見石は登りやすい登りやすい。小屋の長靴借りてあっという間。夕陽を拝んで降りる。
で、晩ご飯の時間。と共にお酒の注文取り始める。今度はホットワインにしてみた。
疲れた体にご飯が嬉しい。黒米混ぜたご飯とみた。ご飯とチャウダーお代わり自由。山小屋でクラムチャウダーとは。お腹が空いていて掻っ込む掻っ込む。最後にデザートまで。
人心地ついて、隣の登山客と暫し話をする。
夕飯後、星博士の後を継いだオーナーが、外で星座の講義をしてくれるという。着込んで外へ。
まずはオリオン座。北を向いてカシオペア座。続いて北極星。南へ向き直して、大犬座にこいぬ座。冬の大三角形。双子座。ぐるっと回ってすばる。冬のダイアモンド。一等星を7つ。もう一つは南の地平線近くにあるとかで見えない。
小屋に戻って暫し。で、夜中にしたくなったらさぞ寒かろうと、消灯前に外のトイレへ。山小屋の中のトイレは小専用。
再び薪ストーブの側に陣取り。夕飯で隣になった人と、カップルで来ていたお年を召した方と暫し消灯まで歓談。
渋の湯は、お風呂に入った後、缶ビール売っていて、バスの時刻までゆっくりできるとか、テムレスは手が冷えるから、万円するガチの手袋を買った方がいいとか、色々教えてもらう。
ソロであちこち登っているそうだ。もう一方は、福岡出身で、高校を出て愛知へ就職し、高校の時分から登山をやっていて、定年退職した後も登山を続けているベテラン。モンブランやキリマンジェロも登ったのだとか。モンブランへは、片言の英語で出かけて行ったのだそう。
消灯近くなり、2階へ上がって小を済ませ、寝床へ潜る。先週は少し寝付けなかったが、今日はどうかと思っていたら撃沈。朝まで起きず。
5時半ごろに、ゴソゴソ荷をまとめ始める。下に降りて薪ストーブにあたっていると、朝ごはんの時間。200円払ってお湯をサーモスへ。
スクランブルエッグにソーセージ・サラダ。暖かいロールパン。ヨーグルト。
ゆっくりと支度をして、余計な荷を預け、アイゼンを着けてさて丸山へ。当初の計画では、先に白駒の池に降りてから麦草ヒュッテ方面に行き、そこから丸山へ登る予定だった。けれど、薪ストーブの周りで話しているうちに、後半キツイ登りよりは、朝一元気なうちにサッと丸山へ登って降りた方が、と勧められ。
で、いざ丸山。確かに丸山からの降りは結構あり。あまり人が通っていないとみえて所々壺足。
麦草ヒュッテが見えた分岐でアイゼンからワカンに履き替える。割とフラットな道で、浮力があるといい道にはワカンがいいみたい。途中ワカンの紐が解け、結び直す。外側が解けやすいみたい。ちょうどいいから、左足にワカン、右足は冬靴のままちょっと歩いてみた。ワカンは滑らない。冬靴のままだと滑るからフラットフッティングに、足を置いてからの体重移動が必要だと分かった。右足にもワカン装着。歩きやすいの何の。まるで街歩きじゃん。ずんずん歩き、青苔荘。なかなか趣のありそうな山小屋。で、白駒の池。すっかり凍った池の上に積もった雪の中を池の真ん中まで。トレースを外れると、いかなワカンでも壺足。周回でなく、半分周回。で、白駒荘。旧館に続いて、新しく建てたという新館の前でワカンを脱ぐ。左足のワカンも紐が解けかけ。アイゼンに履き替えていざ、高見石小屋へ。
45分のところ30分くらいで登る。帰りのバスに乗り遅れてはタクシー呼ばないと、という心配から。けど、何のことはない。ちょっと余裕で高見石小屋。けど、当初計画の通りには行かず。ワカンに履き替える時間や、ワカンの紐が解けてトラブルシューティングしている時間・再びアイゼンに履き替える時間を考慮すると、2日目とても中山へは行けなかった。
デポしておいた荷を受け取り、いざ、渋の湯へ。途中、樹林帯を抜けたところで登ってきたカップルと女性1人登山客から、スマホを落とさなかったかと聞かれる。何でも少し下でスマホを拾ったのだとか。いやいや、そこで拾ったのだとすると、その人は下へ降りたか、先へ登ったか。
お地蔵さんの側を通り、樹林帯の手前で振替えり、素晴らしい景色を眼に収め。
樹林帯を足早に降りる。渋の湯の外で荷を下ろし、着替えと貴重品を持って中へ入る。日帰り湯1,000円。帰りのバスチケットも買えるらしい。
温泉は、硫黄のせいか、蛇口が黒く錆びている。白く濁った湯船と思ったら冷たい。あったかい透明な湯の方に浸かって手足を温める。すでに血は巡っていたけれど、温かい湯の中で手足が蘇る気がした。
で、フロント前でアサヒスーパードライ。350円。
外に出て荷造りをし、ここからワークマン靴に履き替え。湯を沸かして味噌汁とコーヒー。バスの時刻まではまだ間がある。
そろそろ、と思って荷を担いで降り始める。先を行く女性の登山客が、冬靴の底が減るのが惜しいのか、路面が露出しているところを避けて、雪がまだ残っているところを降りてゆく。ワークマンなら惜しくないもんね。おっと、滑るところは滑る。
ここを過ぎたらバス停、と、もうバス来てるじゃん。乗車してどっかと腰を下ろし。帰りのバスの中で、帰りのあずさを予約。
バスを降りたベルビアでお土産。姪孫が豆好きで、豆を2袋。信州の蜂蜜。ブルーベリー紅茶。自分のお土産は、あずさの中で飲む地ビール。
たんたんたんターン、とあずさ号は出る。今週は、実にいいタイミングで北八ヶ岳を堪能した。14日には再び南岸低気圧が来て、予報では、高見石小屋付近は80cm積もるとか。翌15日の予約を断っていたっけ。今季最高の時に来たのかもしれない。
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