奥多摩(蕎麦粒山〜日向沢ノ峰〜棒ノ折山〜岩茸石山〜惣岳山)


- GPS
- 09:45
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 1,896m
- 下り
- 2,278m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:41
08:54 一杯水避難小屋
10:00 蕎麦粒山(休憩・朝食) 10:12
10:49 日向沢ノ峰 10:52
11:41 クロモ山
12:11 長尾ノ丸(長尾丸山)
12:42 槙ノ尾山
13:00 棒ノ折山(休憩・昼食) 13:15
13:37 黒山
14:51 岩茸石山 14:59
15:28 惣岳山
16:28 御嶽駅 16:31
16:38 御岳苑地駐車場
天候 | 晴れ→高曇り→晴れ→高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
御岳苑地駐車場(無料/50台程度/5:45頃到着時先客は1台のみ) ※御岳苑地駐車場は御岳橋から300〜400mほど奥多摩方面に進んだ イタリアンのお店の脇を下った発電所の隣にあります。 ●電車 JR青梅線 06:05御嶽駅発〜06:24奥多摩駅着(160円) ●バス 西東京バス 06:26奥多摩駅発〜06:53東日原着(450円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 見当たりませんでした。 【コース状況】 ※アイゼンは全行程で使用しませんでしたが、 日向谷ノ峰の分岐から棒ノ折山方面への急登の下りでは装着した方がいいでしょう。 ●東日原〜一杯水避難小屋(ヨコスズ尾根) 東日原バス停から八丁橋方面に少し歩くと郵便局と交番があり、この脇が登山口。 民家をすり抜けるように進むと生活道から登山道へと変わり、 ここから九十九折の登山道となります。 尾根筋からは傾斜が緩くなり、滝入ノ峰付近までは尾根の東側を巻いて進んで行きます。 滝入ノ峰を過ぎると尾根筋を忠実に辿るようになり、 小ピークをいくつか越えると一杯水避難小屋に到着です。 雪はヨコスズ尾根の中盤辺りから出始め、最初はくるぶし程度、 一杯水避難小屋の手前からは膝下程度でした。 東側に切れ落ちている登山道の凍結がいやらしく、慎重に進む必要がありました。 ●一杯水避難小屋〜蕎麦粒山 一杯水避難小屋から巻き道を進んで長沢背稜末端の天目山(三ツドッケ)の稜線に乗ります。 その後、なだらかにアップダウンを繰り返しながら尾根筋と巻道を進みます。 仙元峠を通過し、しばらく進み蕎麦粒山手前で巻き道との分岐が現れます。 急斜面を直登すると蕎麦粒山山頂に到着。 この区間が今回のルートの中で一番雪が多く膝程度の雪量が続きました。 ●蕎麦粒山〜日向沢ノ峰 蕎麦粒山の斜面を日向沢ノ峰方面に下ると広々とした防火帯の稜線が続きます。 柱谷ノ峰の前後は少し斜度がありますが、ここ以外はなだらかで気持ちの良い登山道。 日向沢ノ峰の直前で棒ノ折山方面との分岐があり、50mほど進むと日向沢ノ峰に到着です。 ●日向沢ノ峰〜棒ノ折山(棒ノ嶺) ※この区間、リボンなどの目印は頻繁にあるので、迷うことはないと思います。 棒ノ折山方面との分岐まで戻り分岐を棒ノ折山に進みます。 ここから棒ノ折山までの区間は2002年版の山と高原地図では破線ルートになっています。 今はどうなんでしょ? 分岐からすぐに150mほど凍結した登山道を急降下します。 この下りが今回の山行での最大の核心部で通過するのにかなり難儀しました。 面倒くさがらずにアイゼンの装着をお薦めします。 難所を過ぎるとほどなく50号鉄塔の下を通り抜け、2つ目のピークがクロモ山となります。 その後いくつかの小ピークを経て長尾ノ丸(長尾丸山)へ進みますが、 これらの小ピークは踏み跡は薄いですが巻くことができました。 長尾ノ丸(長尾丸山)の手前は急登でトラロープが設置されています。 長尾ノ丸(長尾丸山)を過ぎると有間林道が現れます。 しばらく林道と並行して進み、その後緩やかな斜面を登りきると槙ノ尾山です。 槙ノ尾山から棒ノ折山までは緩やかな傾斜の登山道となります。 棒ノ折山は北側と東側の眺望が開けていて、男体山や奥白根山、都心方面が見えました。 ●棒ノ折山(棒ノ嶺)〜岩茸石山 棒ノ折山山頂から木階段を下るとすぐに権次入峠が現れます。 権次入峠で名栗方面との分岐となり、南に下り鞍部から登り返すと黒山に到着。 ここから小さなアップダウンを繰り返しながら逆川ノ丸、興越山を経て、 尾根筋を名坂峠まで進み、急登をもうひと登りすると岩茸石山に到着です。 岩茸石山は南側以外は眺望が開けています。 棒ノ折山から先は雪はほとんど付いていませんでした。 ●岩茸石山〜御嶽駅 岩茸石山の山頂で高水山方面と分けて、惣岳山方面に進みます。 緩やかな登山道が続きますが、惣岳山直下で岩場の急登となりお助けロープがあります。 ここを登りきると惣岳山の山頂に到着。山頂には青渭神社があります。 山頂の南側に御嶽駅へ下るルートが続いており、途中しめ縄が張られた杉の木を通過。 軽いアップダウンを繰り返し送電線を過ぎると、 前方に民家や青梅線が見え始め、車や電車の行き来する音が聞こえてくるようになります。 植林の急坂を下ると慈恩寺の脇に出、 青梅線の踏み切りを渡って青梅街道を右折すると御嶽駅に到着です。 |
写真
感想
金曜日からどうも風邪っぽく、
土日の天気もイマイチな感じなので今週はお休みのつもりだったのですが、
こんな中途半端な風邪は歩いた方が早く治るかも知れないと思い直し、
奥多摩へ行ってみることにしました。雪もけっこう積もっているようですし。
三ツドッケより東側はまだ歩いたことがないので、ヨコスズ尾根を起点に、
蕎麦粒山〜日向沢ノ峰〜棒ノ折山〜岩茸石山〜惣岳山を経由し御嶽駅まで歩くことにします。
まず、装備で悩みました。
靴は三季用か冬靴か?
アイゼンは軽アイゼンで良いとしてもワカンはどうする?
結局、一番最悪だった場合のことを考えて、
冬靴とワカンという奥多摩らしからぬ装備で出発しました。
奥多摩駅始発の東日原行きのバスは6〜7割ほど埋まっていて全員が登山者でしたが、
自分だけヘビーデューティーでちょっと恥ずかしかったです(汗)
東日原からはほとんどの人が鷹ノ巣山方面に進んだようで、
ヨコスズ尾根は人気がありませんが、2〜3人分のトレースがありました。
2時間弱で一杯水避難小屋に到着。三ツドッケはパスして巻き道から縦走路に入ります。
一杯水避難小屋の手前辺りから雪が増え、膝程度の道が続きます。
蕎麦粒山から日向沢ノ峰までは大きなアップダウンもなく
爽快な雪の縦走路を楽しむことができました。ここまで出会った人も2組のみでした。
日向沢ノ峰から棒ノ折山までの区間は、自分の地図(2002年版の山と高原地図)では、
破線ルートになっており、人が入っていないことが予想されるだけでなく、
エスケープルートもないので気を引き締めて進みましたが、
今回の最大の核心部だった凍結した登山道の急降下を木に抱きつきながら降りて
何とかやり過ごした後は、リボンもふんだんにあり、安心して進むことができました。
棒ノ折山から岩茸石山まではアップダウンが意外と多く長い道のりに感じました。
何より棒ノ折山を過ぎた辺りからは雪も無くなり、冬靴が負担になってきます。
重いし、曲がらないし、足の指は痛くなってくるし…。
特に印象に残っているのが岩茸石山への最後の登りと惣岳山への岩場の登りです。
岩茸石山では山頂に着いた途端ベンチで座って休憩してしまいましたし、
惣岳山では山頂直下で岩場の急登が見えた瞬間思わず巻き道に進みそうになりました。
その後も冬靴の痛みはどんどん大きくなり、
最後の方はロボットのようにギクシャクした感じで進みますが、
惣岳山から御嶽駅までの尾根道の下りも最後まで登り返しがあったりとキツかった〜。
風邪を治すためという名目で登り始めた今回の山行。
終わってみると雪の中、歩行距離25km以上、行動時間9時間30分と
なかなか充実したものとなりました。
そして風邪はというと…まだ治っていません(汗)
コメント
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danyamaさんが奥多摩なんてなんか意外です!
しかしよく歩けますね・・・
私なんか先週歩いた鷹ノ巣でヒーコラなんで、体力あるのが羨ましいです。
風邪大丈夫でしょうか?
しっかり治るまで無理は禁物ですよ!
お大事になさってください〜
maedatomoさん
こんにちは!
いやいや、先週のmaedatomoさんの鷹ノ巣山の方が、
ボクにとっては意外でしたよ(笑)
maedatomoさんと言ったら北アのイメージなので。
でも夏は暑くてちょっと敬遠してしまう奥多摩も、
冬は晴天率が高く、特に首都圏の人の急な山行の場合は便利ですよね〜。
クルマと電車とバスをうまく組み合わせればコースの幅も広がりますし。
風邪、お気遣いありがとうございます!
昨日までグズグズしていまいしたが、
今日になってようやく元気になってきました!
maedatomoさんの八ヶ岳の記録、今拝見しました。
とても楽しい山行だったことが伝わってきました。
それにしても…maedatomoさんの最近のキャラの立ち方はスゴいですね〜。
いつもかなり楽しませてもらっています!
コメントありがとうございます!
御嶽苑地の駐車場は、一昨年からよく使っています。便利ですよね。
奥多摩は、僕も冬によく行きます。
この稜線は、静かでしょうね。
でも、この距離、よく冬靴で歩かれましたね・・雪のないところ。
お疲れさまでした。
ロングトレイル、いつも、楽しみにしています。
部分だけでも、マネしたいですね。
devilmanさん
こんにちは。
奥多摩の稜線はゆったりしてるだけでなく巻き道も整備されているので、
比較的距離を稼ぐことができますね。
でも、雪のないルートの冬靴はホント堪えました。
一杯水避難小屋から日向沢ノ峰あたりまでの稜線上は良かったのですが…。
ヨコスズ尾根から棒ノ折山までは3〜4組の人としか出会わず、
devilmanさんのおっしゃる通り、静かな奥多摩でしたが、
棒ノ折山まで来るとたくさんの人が居てビックリしました。
棒ノ折山は初めて登りましたが北側の眺望が良いからか人気の山なんですね〜。
でも御嶽駅へ下り始めると時間帯が遅かったためか、
ピタッと人出がなくなり岩茸石山と惣岳山の山頂は独り占めでした。
コメントありがとうございます!
今回も予想外の山でビックリしました。
でも冬の奥多摩はなかなか趣がありますよね
実は私の実家が青梅に有ったので、子供の頃から奥多摩の山はよく登っていました。
初めて本格的な(?)山に登ったのは中学生の時の六ツ石山でそれから長い山との付き合いが続いています。
去年の奥多摩三山の時もそうですが、決して「軽く」は無いコースにしてしまうのがdanyama流ですね
さすがです!
風邪を早く治してまたバリバリ登って下さい。
久しぶりに奥多摩も行って見たくなりました。
行きたい山ばかり増えて困ってしまいます(^-^)v
九州の山猿です。
今回も写真がとっても綺麗で、何度も拝見しています。
いつも被写体が此方を見つめている様な、danyamaさんの写真
クリエーターさんなんで、私の様な事務職とは比べ物になりませんが
「どげな機械で撮りよしんしゃるとやろか〜?」っと、興味津々です。
「D4辺りで、F2.8位の余裕深度やろか〜?」
「現像での未知なる魔法かにゃ〜??」
等と、思いを巡らせております。
浮き上がるようなkomemameさんの写真
「凄いな〜・・」っと、拝見させて頂いてます。
レコ、楽しみにしとります
yamaya1127さん
こんばんは。
なるほど〜、yamayaさんは青梅育ちだったのですね!
どうりで山歴が長い訳で、まさに山サラブレッドですね(笑)
今週末はkomemameも用事があり山はお休みしようと思ってましたが、
結局行ってしまいました…。
そして行ったら行ったで、「せっかく来たのだから」と
貧乏性の性格が出て、ついつい欲張ってしまいます。
yamayaさんのように、どっしりと余裕を持った山行が
いつになったらできることやら…。
奥多摩はyamayaさんの原体験がいっぱい詰まっている山域だと思うので、
久しぶり?に行ってみると感慨深い山行ができるのではないでしょうか。ぜひ!
コメントありがとうございます!
113さん
こんばんは!
ご訪問&コメント残していただきありがとうございます。
ボディは5Dmk2を使ってます。
113さんと同じなので勝手に親近感を持っとりました(笑)
レンズはSIGMAのF1.4まで開く50mmの単焦点をメインで使っています。
「山で単焦点?」と驚かれることが多いですが、
機動力(重さ)と画質とのバランスを考えた結果、
今のスタイルに落ち着きました。
単焦点のレンズでF1.4まで開いて撮るときは、
歩きながらムダな動きばかりしています(汗)
あとは、ピクチャースタイルの設定をシチュエーションによって
多少いじっているのと、RAWからの現像時に気になるものは
色調補正をしているといった感じです。
最近は単焦点の限界を感じることも多く、
113さんの写真を拝見していると、
やっぱり広いレンズや長いレンズを使いたくなりますね〜。
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