雪洞泊で行く初雪山
- GPS
- 15:20
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,772m
- 下り
- 1,766m
コースタイム
天候 | 1日目は晴れたりガスったりあられが降ったりと変わりやすい天気。 2日目は晴れ☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夢創塾からの入山と迷ったが朝日ダムからスタート。ダムを渡って対岸の相ノ又トンネルへ。トンネル前に雪崩跡があります。トンネル抜けて尾根に取り付くまでが少し分かり辛かったが、帰りに林道沿いに歩くと簡単にダム道まで辿り着けました。 尾根に取り付いてからは明瞭。ひたすら尾根沿いに歩けば鍋倉山方面からの道に繋がります。大地山から先はアルプスと日本海の景観を楽しみながら歩けます。 |
その他周辺情報 | 朝日インターから近く、マイカーでのアクセスは良。 |
写真
感想
今回の3連休、まだまだ冬真っ盛りの中、日本海側も晴れる予報。何処に行くか迷った末に去年から気になってた初雪山に行き先を決めてどうせなら雪洞を掘ろう思い立ち、念願の初雪山へ。
朝日小川ダム管理所に車を停め、先ずはダムを渡り対岸へ。程なくしてトンネル。トンネル前に上から落ちてきたと思われる雪崩の後が。今後たくさん落ちるとここを通過するのがもっと大変かも。トンネルを抜けると思いがけず青空に。陽もさしてきてとても暖かい。春を感じウキウキでスノーシューはいてスタート。先ずは尾根に取り付かなくてはならないので斜度の緩い所を進み地形図を確認しながら尾根方面へ。少し分かり辛いですが尾根の取り付き付近に出ると地図にない林道っぽい道が出て来た。これを進むと尾根の取り付きに着くので後は尾根沿いに進む。細く明瞭な尾根だが斜度もそこまで急ではなくダラダラ高度を上げる感じ。スノーシューでもそこまで沈まない雪質で助かった。少し上がって標高を稼ぐと目指す初雪山や剱、毛勝三山などの名峰が見えてくるのがこの山の良い所。が、イマイチどれがどの山だか分からず段々ガスって来て見えなくなった。やはり富山側の山座同定はまだまだだ。晴れたりガスったりあられが降ったりと天気が目まぐるしく変わり、それによりウェア調整も行う為に中々足が進まない。荷物も重いし。だが今日は好きな所に雪洞を掘ってそこに泊まれば良い。念の為にテントも持って来てる。そんな気持ちの余裕を持ちながらゆっくり登る。スマホのGPSを見ると、まだここか…というのを繰り返しながら何とか鍋倉山との分岐点へ。ここで大体13:00。大地山まで行けたら良いなぁと思いながら少しずつ進む。樹林が薄くなる大地山の直下に中々良い斜面があった。時刻はまもなく15:00。今日はここに拠点を決めた。スコップで雪を掘り出す。垂直の雪の壁を作り、中を掘り進める。この中の広さによって快適度が決まる。自分の身長より一回り大きく掘り、且つ寝返りがうてる位で座っても頭をぶつけない位の雪洞。2時間ほどひたすら掘り掘りしてようやく完成。中は中々快適。水を作りご飯を食べダラダラしてたらいつのまにか入眠。翌日3:00頃起きて外を見ると快晴。そして富山の夜景。日本海側はこれが良い。ゆっくり準備をして5:00過ぎにスタート。まだまだ暗い。トレースが無いのでGPSで位置を確認しながら歩く。まもなく大地山に到着。1100m程だけど早くも森林限界な雰囲気。辺りが段々明るくなり初雪山や周辺の山々の全容が見えて来る。思ったより遠くに感じたがそれ以上に綺麗な景色に圧倒される。初雪山の奥に朝日、白馬方面。ふと右手を見ると剱に毛勝。ここでようやくあれは剱だなと解釈。振り返れば日本海。最高。後はひたすらこんな気持ちのまま歩く。最後の最後に三段位登り上げると初雪山の山頂。ここで北信の山々が見えてくる。高妻から火打、焼山など。地元の山が見えて嬉しくなる。想像以上の景色が続く。下山時は陽が完全に登り、太陽の当たり方が変わりますます良い感じに。自分のトレースを見下ろしながら下山をするのは最高に気分が良い。この山は晴れればずっとルンルンで歩ける。日本海まで伸びる様な素晴らしい尾根。この瞬間にここを歩ける喜びを噛み締める。大地山まで登り返し我が家へ帰還。パッキングを済ませて最後に雪洞を壊している際に声を掛けられる。お話しを聞くと黒菱山から大地山へと歩いて来たとの事。その尾根も気になるなぁ。しばし談笑し下山へ。下山は早い。あっという間に尾根の取り付きへ。そこから林道っぽい道を歩くとそのままダム道に出る事が出来た。往路でも通った相ノ又トンネルを通りダムを渡ってゴール。標高は1600m程だが絶景を楽しむ事が出来るこの初雪山。想像を越えた感動を味合わせてくれた。またしばらく降雪が続き状況は大きく変わると思う。それでも3月になれば冬型も弱まり、雪も締まって歩きやすくなるだろう。雪庇ももっと発達してより快適に歩ける様になりそうなので今シーズンもう一度再訪したいと思わせてくれる様な素晴らしい山でした。
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