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Yamareco

記録ID: 3996627
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東海

雷倉☆奥美濃の大展望の山へ

2022年02月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:55
距離
15.5km
登り
1,171m
下り
1,173m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:51
休憩
1:05
合計
9:56
距離 15.5km 登り 1,174m 下り 1,190m
6:59
322
スタート地点
12:21
13:26
209
16:55
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東杉原の揖斐川にかかるどんどん橋の手前の道路余地に
どんどん橋を渡って揖斐川の左岸に
対岸には藤橋城と名付けられたプラネタリウム (y)
2022年02月12日 07:06撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 7:06
どんどん橋を渡って揖斐川の左岸に
対岸には藤橋城と名付けられたプラネタリウム (y)
キャンプ場を抜けて川沿いの林道を進む (y)
2022年02月12日 07:42撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 7:42
キャンプ場を抜けて川沿いの林道を進む (y)
雑木林の急登を登り、ようやく斜度が緩くなるca650mあたりで左手にブナの樹林 (y)
2022年02月12日 09:02撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 9:02
雑木林の急登を登り、ようやく斜度が緩くなるca650mあたりで左手にブナの樹林 (y)
ブナの樹林を進む (y)
2022年02月12日 09:04撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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ブナの樹林を進む (y)
正面にはca1080mピークに向かってこれから辿る尾根
雷倉はピークの右手 (y)
2022年02月12日 09:19撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 9:19
正面にはca1080mピークに向かってこれから辿る尾根
雷倉はピークの右手 (y)
徳山湖の彼方には冠山の鋭鋒が見える (y)
2022年02月12日 09:19撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 9:19
徳山湖の彼方には冠山の鋭鋒が見える (y)
杉の樹の左手に見えるのが雷倉だが山頂部はわかりにくい (y)
2022年02月12日 09:44撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 9:44
杉の樹の左手に見えるのが雷倉だが山頂部はわかりにくい (y)
尾根の左手には冠山の鋭鋒(右)と純白の金草岳(左) (y)
2022年02月12日 09:46撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 9:46
尾根の左手には冠山の鋭鋒(右)と純白の金草岳(左) (y)
ブナの樹林の下に広がる雪原からは好展望が広がり (y)
2022年02月12日 09:49撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 9:49
ブナの樹林の下に広がる雪原からは好展望が広がり (y)
揖斐川右岸の山々
左手にはわずかに頭を突き出す蕎麦粒山 (y)
2022年02月12日 09:50撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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揖斐川右岸の山々
左手にはわずかに頭を突き出す蕎麦粒山 (y)
その左手には天狗山(左端)と黒津山か (y)
2022年02月12日 09:54撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 9:54
その左手には天狗山(左端)と黒津山か (y)
尾根の右手には花房山 (y)
2022年02月12日 10:01撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 10:01
尾根の右手には花房山 (y)
標高が高くなると花房山の奥に小津権現山が姿を見せる
右手の彼方は金糞岳 (y)
2022年02月12日 10:56撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 10:56
標高が高くなると花房山の奥に小津権現山が姿を見せる
右手の彼方は金糞岳 (y)
尾根の北側には能郷白山が大きく見える (y)
2022年02月12日 11:11撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 11:11
尾根の北側には能郷白山が大きく見える (y)
ca1080mのブナの樹林 (y)
2022年02月12日 11:17撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 11:17
ca1080mのブナの樹林 (y)
ca1080mより雷倉を望んで (y)
2022年02月12日 11:20撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 11:20
ca1080mより雷倉を望んで (y)
尾根を進むと今度は左手に白山の展望
その手前の鋭鋒は屏風山か (y)
2022年02月12日 11:26撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 11:26
尾根を進むと今度は左手に白山の展望
その手前の鋭鋒は屏風山か (y)
雷倉への尾根をゆく (y)
2022年02月12日 11:42撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 11:42
雷倉への尾根をゆく (y)
すぐ近くには花房山、その右手後方に金糞岳、左に伊吹山 (y)
2022年02月12日 11:50撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 11:50
すぐ近くには花房山、その右手後方に金糞岳、左に伊吹山 (y)
後方に蕎麦粒山を眺めて (y)
2022年02月12日 11:58撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 11:58
後方に蕎麦粒山を眺めて (y)
たおやかな尾根にブナの疎林が続く (y)
2022年02月12日 12:07撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 12:07
たおやかな尾根にブナの疎林が続く (y)
ブナの樹々 (y)
2022年02月12日 12:12撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 12:12
ブナの樹々 (y)
ようやく雷倉山頂へ (y)
2022年02月12日 12:18撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 12:18
ようやく雷倉山頂へ (y)
歩いてきた尾根の先に能郷白山、右手に白山を (y)
2022年02月12日 12:20撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 12:20
歩いてきた尾根の先に能郷白山、右手に白山を (y)
蕎麦粒山 (y)
2022年02月12日 12:20撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 12:20
蕎麦粒山 (y)
山頂の先には伊勢湾と養老山地、鈴鹿山脈、
右端には伊吹山 (y)
2022年02月12日 12:21撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 12:21
山頂の先には伊勢湾と養老山地、鈴鹿山脈、
右端には伊吹山 (y)
雷倉山頂より中央に東杉原の集落
右手には歩いてきた尾根を見下ろして (y)
2022年02月12日 12:23撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 12:23
雷倉山頂より中央に東杉原の集落
右手には歩いてきた尾根を見下ろして (y)
能郷白山(左)と白山(右) (y)
2022年02月12日 12:26撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 12:26
能郷白山(左)と白山(右) (y)
白山と左手に荒島岳 (y)
2022年02月12日 12:27撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 12:27
白山と左手に荒島岳 (y)
kitayama-walkさんにカレー鍋をご馳走いただく
2022年02月12日 12:48撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 12:48
kitayama-walkさんにカレー鍋をご馳走いただく
御嶽山(左)と中央アルプス(中央右) (y)
2022年02月12日 13:16撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 13:16
御嶽山(左)と中央アルプス(中央右) (y)
御嶽山の左手には乗鞍岳(中央)と北アルプス(左) (y)
2022年02月12日 13:25撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 13:25
御嶽山の左手には乗鞍岳(中央)と北アルプス(左) (y)
能郷白山 (y)
2022年02月12日 13:36撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 13:36
能郷白山 (y)
ca1080mの下りより花房山
空には雲が多くなった (y)
2022年02月12日 14:12撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 14:12
ca1080mの下りより花房山
空には雲が多くなった (y)
中央に下る尾根を見下ろして
かなりの急下降だ (y)
2022年02月12日 14:18撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
2/12 14:18
中央に下る尾根を見下ろして
かなりの急下降だ (y)
再び尾根から揖斐川右岸の山々 (y)
2022年02月12日 14:37撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 14:37
再び尾根から揖斐川右岸の山々 (y)
林道より雷倉を振り返って (y)
2022年02月12日 15:11撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 15:11
林道より雷倉を振り返って (y)
撮影機器:

感想

この日は家内は山行には行かないことが決まっているので、当初、単独行の山行を考えるが、久しぶりにkitayama-walkさんにご都合をお伺いすると、予定を調整してご都合をつけて下さる。山行計画はKWさんにお伺いすると、小津三山の最奥の山、雷倉をご提案いただく。アプローチの遠さもありこれまで足を運んだことのない山域ではあるが、以前から訪れたいと思っていたところではあったので、喜んで同行させて頂くことにした。

京都を早朝に出発。行きは木ノ本のICで北陸自動車道を下りるとR303を東に向かう。川合トンネルを出るとその先は急に積雪が増える。八草トンネルを過ぎて坂内に至るとようやく薄っすらと
夜が開け始める。横山ダムに差しかかったところで木ノ本ICを下りて以来、ようやく対向車とすれ違う。

登山口となる東杉原に到着するとあたりはすっかり明るくなっていた。揖斐川のほとりには藤橋城と呼ばれるお城の建物がある。どういう趣向で城にしたのか不明であるが、実際にはプラネタリウムらしい。霜化粧を施された周囲の樹々が空気に凛とした緊張感を与えているようだ。

出発すると狭い谷間に朝の7時を知らせるメロディーが鳴り響く。どんどん橋と名付けられた橋で揖斐川を渡る。川べりの景色を撮ろうと思って積雪した橋の歩道の上に足を載せると早速にも膝上まで踏み抜くことになった。

左岸に渡ったところで早速にもスノーシューを装着すると家族旅行村のキャンプ場跡地の広々とした雪原を歩き始める。雰囲気の良さそうなキャンプ場ではあるが、営業していたのはH7から8年間のみらしい。キャンプ場を抜けて林道に入るとスノーモービルの跡が続いており、

国土地理院の地図では川沿いの道が途中で途切れているが、スノーモービルのトレースが続いているので、道が続いているようだ。東杉原ダムを通り過ぎて、尾蔵谷の川を渡ると右岸の林道に入り、最初に現れる尾根に取り付く。尾根の末端の植林を過ぎるとすぐにも雑木林になる。

尾根は早速にも急登となりラッセルが深い。腐れ気味の重い雪質はあまり感触の良いものではない。ca650mのあたりでようやく傾斜が緩くなると、斜面の左手にブナ林が広がる。尾根の南側には林道が登ってきていることが判ったが、ブナの樹林が広がる尾根筋を歩くのに躊躇はない。

このあたりからようやく雪が締まり始め、足元の沈み込みがマシになった。広くなだらかな尾根を進むと左手に小高い隆起がある。三角点ピーク△698.1mがある場所のようだ。尾根の展望地からは徳山湖の彼方には冠山の鋭鋒となだらかな金草岳が見える。
ピークからは一旦鞍部に下ると先ほどの林道が尾根まで上がってくる。

林道は再び南斜面の植林の中をトラバースしてゆくので、尾根芯を歩く。風が北側から吹き付けているので、尾根芯は雪が薄いようだ。ca750mで再び林道が尾根まで上がってくる。尾根にはブナが立ち並ぶが、明らかに斜度がきついので、ここはわずかな間、林道を歩いて巻上がると、林道からは右手に広がる花房山の展望が大迫力だ。

再び尾根を歩くと、おそらく植林の伐採斜面が広がっているのだろう、今度は北側に斜面が大きく開けて、冠山の左手に金草岳の純白のなだらかな山容が目に入る。視線を左に移すと見えているのは揖斐川右岸の山々だろう。

植林を過ぎると細尾根となり、尾根を右に左に樹を避けながら進む。ca900mのあたりからは再びかなりの急登となる。ca1080mピークが近づき、傾斜が緩やかになると、斜面には再びブナの高木の樹林が広がる。ブナの梢が織りなす穹窿が壮麗さを感じさせる。

ピークを越えるとブナの樹間からは右手に続くなだらかな尾根の先にようやく雷倉のピークが見える。雷倉へのなだらかな尾根には随所で左右に好展望が広がり、左手には白山、大日岳、さらに北アルプス、御嶽山、中央アルプス、南アルプス、恵那山と展望が続く。尾根の右手には、花房山の左に伊吹山が見える。この方角から眺めると伊吹山の山容は大きなドーム状となり、比良や鈴鹿の山から眺めるのとは全く異なる印象を与える。

展望を眺めながらのんびりと尾根を歩いて雷倉の山頂にたどり着く。ひとしきり展望を楽しんだところでkitayama-walkさんが用意して下さったカレー鍋をガス・ストーブで温める。鍋の後はライスを投入して〆はカレー雑炊にする。

山頂でランチを楽しむ間に瞬く間に空には雲が広がってくる。雲が広がるにつれて山々の色合いも急速に変化していくようだ。

ブナの樹林が広がるca1080mに戻り、尾根の下降に入るとかなりの急斜面が続いている。よくこんな急斜面を登ってきたと感心したくなるところだ。KWさんもここが一番の急斜面だったと仰る。

この急下降を下るとしばらくはなだらかな尾根が続く。△698.1mのピークへの登り返しは避けて、下りは尾根の南側の林道を辿る。ピークの西側のブナ林で登りのトレースと合流するとすっかり腐れ気味になった雪の尾根を下降して尾蔵谷右岸の林道に着地する。

最後は再び揖斐川沿いの林道を歩く。雪が腐っているので朝よりも速度が遅く感じられるが、後で確認してみると実際には往路とほとんど変わらず、45分ほどの歩行だった。駐車地に戻ると丁度17時を知らせるメロディーが周辺のスピーカーから鳴り響くところだった。

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