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Yamareco

記録ID: 3997754
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

新雪の仙丈ヶ岳 地蔵尾根テント泊

2022年02月11日(金) ~ 2022年02月12日(土)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
17:05
距離
25.9km
登り
2,221m
下り
2,215m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:50
休憩
0:10
合計
5:00
10:35
114
12:31
12:41
127
14:48
14:48
49
15:37
宿泊地
2日目
山行
13:16
休憩
0:19
合計
13:35
5:11
70
宿泊地
6:21
6:22
262
10:43
10:51
24
11:14
11:24
7
11:31
11:31
79
12:50
12:51
165
15:35
15:35
122
17:38
17:38
67
18:45
18:47
0
18:47
ゴール地点
天候 ☀️
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2/10の降雪で国道にも雪が残る。市野瀬から柏木登山口までの道は雪が深くなるため、四駆スタッドレスでないと進めない状態。朝に除雪車が来て除雪してくれたが、登山口へ曲がる坂道から先は除雪されない。
コース状況/
危険箇所等
この日は6パーティ12名が入山。2/10の南岸低気圧のため雪が深く、松峰小屋付近まで先行する2人がラッセルしてくれました。その先はトレースがなく、場所によって膝〜腰のラッセルとなりました。
森林限界直前のトラバース区間は胸まで埋まる深雪で行き詰まり、追いついてくれた別パーティと一緒に尾根上に登って突破しました。ここの50mで1時間はかかりました。
稜線に出てからも雪が柔らかく、なかなか進まず時間がかかります。
柏木登山口のある集落。この坂道は除雪車が入ってませんでした。
2022年02月11日 10:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
2/11 10:28
柏木登山口のある集落。この坂道は除雪車が入ってませんでした。
登山口駐車場は雪が深いです。
2022年02月11日 10:31撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
2
2/11 10:31
登山口駐車場は雪が深いです。
登山開始
2022年02月11日 10:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
1
2/11 10:37
登山開始
標高2000mまで林道が通っており、何度も登山道と交差します。
2022年02月11日 12:12撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/11 12:12
標高2000mまで林道が通っており、何度も登山道と交差します。
水平距離が長く、なかなか標高が上がりません。
2022年02月11日 12:39撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/11 12:39
水平距離が長く、なかなか標高が上がりません。
見えた
2022年02月11日 13:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
2/11 13:17
見えた
先行パーティに追いつきそうだったのでワカンに履き替える。
2022年02月11日 14:32撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/11 14:32
先行パーティに追いつきそうだったのでワカンに履き替える。
この日は小屋の付近で幕営したパーティが多かったようです。
2022年02月11日 14:47撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/11 14:47
この日は小屋の付近で幕営したパーティが多かったようです。
先行パーティに追いつき、交代します。ピンクテープを見ながら進みますが、腰ラッセルになる場所も出てきました。もう時間も遅いため、地蔵岳手前の平坦地に幕営しました。
2022年02月11日 15:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/11 15:28
先行パーティに追いつき、交代します。ピンクテープを見ながら進みますが、腰ラッセルになる場所も出てきました。もう時間も遅いため、地蔵岳手前の平坦地に幕営しました。
水をつくる。冬キャンはやることが多い。このあと鍋をこぼす大惨事。
2022年02月11日 17:18撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/11 17:18
水をつくる。冬キャンはやることが多い。このあと鍋をこぼす大惨事。
翌朝テント内は-10℃。よく食べて5時に出発。トレースがないですが、ピンクテープが随所にあり、進路も尾根上なのでそれほど迷わず進めます。
2022年02月12日 05:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 5:37
翌朝テント内は-10℃。よく食べて5時に出発。トレースがないですが、ピンクテープが随所にあり、進路も尾根上なのでそれほど迷わず進めます。
夜明け
2022年02月12日 06:35撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 6:35
夜明け
この辺りもテントが張れそう
2022年02月12日 06:45撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 6:45
この辺りもテントが張れそう
登山道にアニマルトラックが通っていることも多く、参考にしながらルートを探します。
2022年02月12日 07:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 7:05
登山道にアニマルトラックが通っていることも多く、参考にしながらルートを探します。
ところどころ、ピンクテープがつづら折りに登るようつけられていましたが、吹き溜まりになって腰ラッセルになるところも。直登する方がいいなと思った箇所がいくつかありました。
2022年02月12日 07:20撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
2
2/12 7:20
ところどころ、ピンクテープがつづら折りに登るようつけられていましたが、吹き溜まりになって腰ラッセルになるところも。直登する方がいいなと思った箇所がいくつかありました。
森林限界手前の沢状地形。進路は右上で、夏道はトラバースして登るようですが、胸まで雪があるため進みません。追いついてくれた方々と尾根に上がるルートをつくり、突破しました。
2022年02月12日 08:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 8:05
森林限界手前の沢状地形。進路は右上で、夏道はトラバースして登るようですが、胸まで雪があるため進みません。追いついてくれた方々と尾根に上がるルートをつくり、突破しました。
たった50mに1時間以上かかりました。
2022年02月12日 09:29撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 9:29
たった50mに1時間以上かかりました。
ここからは稜線に出る。ワカンを脱いでアイゼンとピッケルに替えます
2022年02月12日 09:29撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 9:29
ここからは稜線に出る。ワカンを脱いでアイゼンとピッケルに替えます
稜線に出てすぐ、新雪の雪壁に当たって難儀しました。地図の夏道は右を巻くようでしたがルートが見えず無理矢理直登。灌木を掴みながら越えます。
2022年02月12日 09:54撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 9:54
稜線に出てすぐ、新雪の雪壁に当たって難儀しました。地図の夏道は右を巻くようでしたがルートが見えず無理矢理直登。灌木を掴みながら越えます。
山頂までの稜線。雪は固まっておらず、アイゼンが効くところが少ない。膝ラッセルくらいになる箇所も多々あって時間がかかります。
2022年02月12日 10:12撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 10:12
山頂までの稜線。雪は固まっておらず、アイゼンが効くところが少ない。膝ラッセルくらいになる箇所も多々あって時間がかかります。
雪庇と甲斐駒
2022年02月12日 10:13撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 10:13
雪庇と甲斐駒
あと少し
2022年02月12日 10:31撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 10:31
あと少し
振り返る
2022年02月12日 10:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 10:37
振り返る
夏道のある分岐は左側。そっちに行ってみましたが、吹き溜まりになっていて良くない。右寄りのラインはクラストしていて歩きやすかったです。
2022年02月12日 10:37撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 10:37
夏道のある分岐は左側。そっちに行ってみましたが、吹き溜まりになっていて良くない。右寄りのラインはクラストしていて歩きやすかったです。
あと一息。
2022年02月12日 10:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 10:49
あと一息。
着いたー。テントから6時間かかった。
2022年02月12日 11:09撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 11:09
着いたー。テントから6時間かかった。
北岳と富士山。
2022年02月12日 11:10撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 11:10
北岳と富士山。
雪煙のなか標高日本1位、2位、3位が並ぶ。
2022年02月12日 11:10撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 11:10
雪煙のなか標高日本1位、2位、3位が並ぶ。
長い道でした
2022年02月12日 11:12撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 11:12
長い道でした
小屋と甲斐駒ヶ岳
2022年02月12日 11:12撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 11:12
小屋と甲斐駒ヶ岳
風は微風。何度も写真を撮る。
2022年02月12日 11:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 11:19
風は微風。何度も写真を撮る。
大仙丈、塩見岳方向
2022年02月12日 11:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 11:19
大仙丈、塩見岳方向
小仙丈の奥に鳳凰三山
2022年02月12日 11:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 11:19
小仙丈の奥に鳳凰三山
稜線を下ります。天気は良いが時間がかかりすぎた。
2022年02月12日 11:42撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 11:42
稜線を下ります。天気は良いが時間がかかりすぎた。
この下の雪壁を慎重に降りました。
2022年02月12日 11:53撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 11:53
この下の雪壁を慎重に降りました。
ここも幕営適地
2022年02月12日 12:34撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 12:34
ここも幕営適地
テントに帰る。このままだと下山が日没後になるのでもう一泊するか悩んだけど、撤収する判断をしました。
2022年02月12日 13:33撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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2/12 13:33
テントに帰る。このままだと下山が日没後になるのでもう一泊するか悩んだけど、撤収する判断をしました。

感想

2月10日の南岸低気圧による降雪があり、11日・12日は好天の予報。三連休で予備日もあるので仙丈ヶ岳の地蔵尾根を歩くことにしました。

前日の雪のため、中央道は上野原ICからスノータイヤ規制がかかっていました。除雪されていて大きく問題ありませんでしたが、小淵沢周辺ではプチ渋滞が発生。諏訪ICをおりると圧雪路。国道152を経て市野瀬、柏木登山口を目指しましたが、積雪が深く進めないため、下部に駐車して歩きます。やっぱり雪山のアクセスは四駆じゃないとダメだなあと反省。出発がとても遅くなり、予定していた丸山谷の頭付近の幕営適地まで進めず、地蔵岳手前を幕営地としました。

2日目は先頭を歩くことになり、ルートを探りながらのラッセルとなりました。森林限界手前の沢の深雪で大きく時間を取られ、山頂までの片道に6時間かかりました。普段の夏道であればコースタイムの5割未満(2時間くらい?)で走れますが、新雪の雪山はやはり厳しいのを実感。
森林限界を越えたら楽になるかと思ったけど、稜線も新雪を被っていてなかなかアイゼンが効かず苦労します。それだけに、登頂には充実感がありました。冬季のトレースがない3000m峰を歩けたのは自分にとってよい経験になりました。

他のパーティは途中撤退した方や、2泊した方が多かったように思います。日没後の下山となったのは反省ですが、天候や明瞭なルート状況、体力を考えて判断しました。とはいえ、途中の林道区間などで一向に標高が下がらないのには地蔵尾根コースの長さを感じました。

初日にラッセルをしてくれたお二人や沢のラッセルを一緒にやってくれた方々、ありがとうございました。昨日(12日)も数パーティ入山していましたが、今日は昼から天気が崩れていたので少し心配。無事に下山できているといいのですが。
来週からまた雪が続くようなので、山の様子もどんどん変わっていくんでしょうね。次はどこに行こうかな。

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